サーナイト | ハイパーボイス | サイコキネシス | こごえるかぜ | まもる | サーナイトナイト |
ゴウカザル | ねっぷう | インファイト | ねこだまし | ファストガード | きあいのタスキ |
バンギラス | いわなだれ | かみくだく | ばかぢから | れいとうパンチ | こだわりスカーフ |
ファイアロー | ブレイブバード | フレアドライブ | おいかぜ | まもる | あおぞらプレート |
水ロトム | 10まんボルト | ハイドロポンプ | めざめるパワー草 | トリック | こだわりメガネ |
ギルガルド | シャドーボール | かげうち | ワイドガード | キングシールド | もののけプレート |
第7回熊本オフで使用したパーティです。結果はベスト8。
シーズン2ダブルレートでは最終レート2006・最終順位19位でした。
概要
物理耐久の脆いメガサーナイトをゴウカザルで護衛するのが基本コンセプト。
ゴウカザルはガルーラに先制して猫騙しが使えることに加え、ファストガードによってバレットパンチや不意打ちをブロックできます。
また、炎技と格闘技で全ての鋼タイプの弱点を突けるため、メガサーナイトの攻撃範囲をカバーするのにも適しています。
全国ダブルのメガサーナイトはフェアリースキン+ハイパーボイスのコンボが有名ですが、凍える風を使えることも見逃せません。
この技でスカーフ霊獣ランドロスやボルトロスに対して大ダメージを与えつつ素早さを逆転し、縛りの状態に持ち込めます。
その他、襷テラキオンやゲッコウガ、プテラなど多くの高速ポケモンは凍える風→ハイパーボイスの流れでスムーズに倒すことができます。
凍える風で素早さの下がった相手は先制技を使ってくることが多いですが、ゴウカザルのファストガードによってそれを防ぐことが可能です。
初手ゴウカザルの猫騙し+サーナイトの凍える風で素早さのアドバンテージを取り、熱風+ハイパーボイスの全体技で制圧していくのが理想的な流れ。
全体技でダメージの蓄積した相手は後続のファイアローやスカーフバンギラス、影打ちギルガルドで狩っていきます。
第五世代イッシュダブルで使っていたコジョンド+バイバニラとほぼ同じギミック。
取り巻きは炎技・フェアリー技の打点が入りにくい炎タイプ、特にファイアローの対策を重視。
威嚇持ちは是非とも入れたいところでしたが、霊獣ランドロスやボーマンダを採用するとマリルリが重くなるので構築のバランスを整えるのが難しいです。
個別解説
メガサーナイト
【ハイパーボイス、サイコキネシス、こごえるかぜ、まもる@サーナイトナイト/トレース→フェアリースキン】
171-×-85-209-155-152(H220,C36,S252) ひかえめ
※メガシンカ前 171-×-85-165-135-132
HD:C222メガゲンガーのヘドロばくだんを最高乱数以外耐え、C161キングドラの雨眼鏡ハイドロポンプを最高乱数以外耐え
C:11n
今回の主役でメガシンカ枠。
ハイパーボイスはフェアリースキンで威力117に、ダブルダメージで威力87の全体攻撃になります。
フェアリー技を半減できるポケモンは少なく、身代わりも貫通するので強力。
157-127水ロトム程度ならダブルダメージハイパーボイス2発で落とすことができます。
速いポケモンに対しては、凍える風→ハイパーボイスの流れで対応。
サイコキネシスはハイパーボイスを半減する炎・毒タイプやワイドガードを使いうる格闘タイプが仮想的になります。
とはいえエスパー技の出番は少なく、クレセリアやラッキーに刺さる挑発や身代わりを持たせても良いと思います。サーナイトの技のレパートリーは豊富なので、他にもいろいろ試してみたいところです。
メガシンカ前の特性はトレース。
威嚇をコピーして霊獣ランドロスなどを弱体化させたり、浮遊や蓄電をコピーして安全に凍える風を撒くなど、相手依存ですが面白い動きができます。
また、特性の発動順で相手のバンギラスやユキノオーのスカーフの有無を判別できるのも重要で、凍える風を使うかどうかの判断材料になります。
配分はほぼ控えめHS。少しでも行動機会を確保してハイパーボイスを撃てるよう、耐久に多く振りました。
メガゲンガーのヘドロばくだんやメガリザードンYの晴れオバヒも高確率で耐えます。
素早さを準速にしたのはメガギャラドスや控えめサザンドラ、最速クレセリア意識。
陽気最速のスカーフ霊獣ランドロスは凍える風を入れても抜けませんが、こちらのゴウカザルが抜けるので熱風で仕留められます。
ゴウカザル
【ねっぷう、インファイト、ねこだまし、ファストガード@きあいのタスキ/もうか】
151-139-81-142-91-176(A116,C140,S252) せっかち
A:猫騙し+インファイトで181-120メガガルーラを93.13%で落とせる。
猫騙し・ファストガードでメガサーナイトを守ったり、炎・格闘技で鋼への打点を担います。
メガガルーラにも圧力をかけていきます。
ファストガードは出番が非常に多く、レパルダスやニャオニクスより速いため猫騙しも防ぎやすいです。
持ち物は定番の気合の襷。特性の猛火と相性がよく、熱風の火力アップに貢献してくれます。
ただし、最近はゴツメも増えているので、猫騙しをモロバレルやクレセリアに撃つと襷を潰されてしまうことが多いです。味方のバンギラスの砂起こしと相性が悪いのもネック。
バンギラス
【いわなだれ、かみくだく、ばかぢから、れいとうパンチ@こだわりスカーフ/すなおこし】
175-186-130-×-121-124(A252,D4,S252) ようき
対炎、特に砂起こしを用いてメガリザードンYの対策を任せます。
また、耐性を活かしてガルーラ・ファイアロー・ギルガルドの攻撃を受けてもらいます。
メガサーナイトで削った相手をスカーフ岩雪崩で仕留めていくパターンが多いです。
けたぐりではなく馬鹿力を選択し、努力値配分も攻撃に全振りしていますが、これはメガガルーラに多くの打点を入れるため。
馬鹿力でメガガルーラを8割ほど削ることができ、少しでもダメージが蓄積しているガルーラなら縛れます。
バンギラスはメガシンカする可能性があるポケモンであるため、見せ合いにおいて相手にメガシンカ枠がバンギラスかもしれないと思わせる、すなわちサーナイトがスカーフやトリルかもしれないと警戒させられることもメリットだと思っています。
ファイアロー
【ブレイブバード、フレアドライブ、おいかぜ、まもる@あおぞらプレート/はやてのつばさ】
163-146-92-×-90-168(H76,A252,B4,D4,S172) いじっぱり
S:最速100族抜き
主に後発として選出し、メガサーナイトのハイパーボイスで仕留め損ねた相手を疾風の翼ブレイブバードで狩っていくフィニッシャー。
また、ゴウカザルだけでは不安な炎打点を担います。
このパーティには中速で高火力のアタッカーが多いため追い風も相性がよく、単純に相手の追い風に対抗して使うこともあります。
持ち物は命の珠も考えましたが、その反動と技の反動が両方重なるとあまりに早死してしまうため、プレートを選びました。
配分は当初HAでしたが、ブレバ圏内まで削ったメガガルーラがブレイブバードより先に不意打ちを撃ってくる状況が怖いので100族抜きにしました。
水ロトム
【10まんボルト、ハイドロポンプ、めざめるパワー草、トリック@こだわりメガネ/ふゆう】
143-×-127-165-128-127(H140,C200,D4,S164) ひかえめ※めざパ草(C30)の個体
H:16n-1、A177親子愛メガガルーラの恩返しを98%で耐える。
C:11n、10まんボルトで192-135トゲキッスを乱数1発 (87.5%)、ハイドロポンプで175-120砂バンギラスを乱数1発 (87.5%)
S:最速バンギラス+3、追い風でスカーフFCボルトロス抜き
パーティの弱点となる水・炎・地面・飛行の対策、電磁波や鋼技を受けるポケモンとして採用。
ゴウカザルとは横の相性が良く、メガサーナイトが刺さりにくい相手に対してはゴウカザル+水ロトムの先発で対応することも多いです。
鬼火を交えた補助型も魅力的でしたが、攻撃志向なパーティに合わせて眼鏡持ちのアタッカーにしました。
トリトドンへの打点が薄いパーティなのでめざパ草を装備。
サマヨールやラッキーを崩す手段としてトリック。
ギルガルド
【シャドーボール、かげうち、ワイドガード、キングシールド@もののけプレート/バトルスイッチ】
167-63-176-101-171-85 (H252,B44,C172,D4,S36) ひかえめ
※ブレードフォルム:167-153-76-211-71-85
HB:A146ファイアローの命の珠フレアドライブを最高乱数以外耐え
S:無振り60族+5
メタグロスやサーナイトといったフェアリー・エスパー・鋼の対策が主な役割。
クレセリアやクチート、霊獣ランドロスなどから構成される現環境のスタンダードに強いため、取り巻きの中でも選出率は最も高いです。
優先度+1以上の技を3つ持っています。
ゴウカザルもサーナイトも全体技への耐性が乏しいため、ワイドガードで補います。スカーフ霊獣ランドロスやガブリアスに対して刺さり、終盤に全体技で一掃されることを防止できます。ヒードランやメガリザードンYの熱風も防げますが、読まれて大地の力やオーバーヒートを使われうるため択になります。
影打ちは消耗した相手を縛れる先制技。性格控えめとはいえ攻撃の実数値153とプレートを有するため高威力。
持ち物は腐りにくく、攻撃志向なパーティともマッチするプレート。
素早さはミラー意識で極力速めにしました。プレートシャドボで相手のギルガルドを一撃で落とすことはできませんが、ハイパーボイスや岩雪崩のダメージと合わせて倒すことができます。
攻撃技がゴースト技のみであるためノーマルには打点がありません。最後にラッキーやガルーラとPP合戦することを考えると極力PPは増やしておきたいところです。