5世代全国ダブルで猛威を振るったメタグロス、ラティオス、クレセリア、バンギラス、霊獣ランドロス、水ロトム、化身ボルトロス、ローブシンの8匹について、6世代全国ダブルでの強化と弱体化をまとめました。
評価の上下した点など主観多めですが悪しからず。
メタグロス
強化された点 評価が上がった点 |
新たに追加されたフェアリータイプに強い。 苦手とする炎技を含め、特殊技の全体的な火力低下。 相性の良い突撃チョッキの登場。 コメットパンチの命中率上昇。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
鋼タイプの耐性変更により悪・ゴーストが新たな弱点に。 コメットパンチの威力低下。 ノーマルジュエル弱体化により、大爆発が使いにくくなった。 天敵である炎タイプのポケモンの強化。 接触技が多く、使用率が増加したゴツゴツメット・鮫肌などに弱い。 得意としてきたユキノオーやラティオス、トルネロスの使用率低下。 |
あく・ゴーストという弱点が増え、悪い意味でエスパータイプらしいポケモンとなった。
弱点が増えたことでメタグロス自体が倒されやすくなったのはもちろんだが、「クレセグロス」「ラティグロス」といった高種族値エスパー同士の組み合わせは、共通弱点を抱えることになりほぼ破綻した。
6世代の全国ダブルで悪・ゴーストの一貫に悩まされるパーティは多く、それらに弱点を持つメタグロスは最早パーティの相性補完役として採用することが難しくなっている。
メタグロス本来の弱点である炎タイプも、メガリザードンY・ファイアローの登場や鬼火強化・フェアリーへの相性の良さから強化されている。
メタグロスもフェアリーに対して強いが、複合タイプであるマリルリ・クチートにはさほど有利とはいえず、トゲキッスやサーナイトに強い程度にとどまる。
また、これまでカモにしてきたラティオスやトルネロス等も使用率が低下し、メタグロスが刺さるパーティは減っている。
鋼枠としてはクチートやギルガルドなど新たなライバルも増えた。
特にギルガルドはタイプ相性の耐性面だけを見ればメタグロスにほぼ完全に勝っており、格闘と虫にも耐性を持つ。
加えて、一貫性の優れたゴースト技を有するため攻撃面も強い。
メタグロスは型・技の多さや、バトルスイッチのデメリットが無いため、その辺りで差別化を狙いたい。
メタグロスにとってギルガルドは天敵でもあり、シャドーボールで痛烈なダメージを受けるうえ、メタグロス側からは地震程度でしか殴れず、その地震がワイドガードで防がれたり弱点保険のトリガーになったりするため苦しい。
主力技コメットパンチは威力が90に下がった代わりに命中率が上がり、アクアテール・じゃれつくと同性能に調整された。
水タイプの物理技でアクアテールより滝登りの方が採用されやすいように、コメットパンチよりアイアンヘッドの方が使用率が増えるかもしれない。
以上のように弱体化の目立つメタグロスだが、強化された部分もある。
新アイテムの突撃チョッキは、もともと守るを使うことが少ない高耐久アタッカーであるメタグロスにとって非常に相性がいい。
弱点が増えたことを逆手に取り、弱点保険を持たせることも考えられる。
また、メガゲンガーやメガリザードンYには拘りスカーフで奇襲を狙うことも可能。
ノーマルジュエル+大爆発は弱体化したが、拘り鉢巻+大爆発は健在。
このように型の幅が広く、相手にする場合はまだまだ油断できないポケモンと言えるだろう。
ラティオス
強化された点 評価が上がった点 |
強化された水・炎タイプやS108族の格闘タイプに強い。 弱点であっためざめるパワー氷の威力低下。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
定番の持ち物であったドラゴンジュエルの消滅。 主力技のりゅうせいぐん、サブ技のめざめるパワー等が威力ダウン。 ドラゴン技を無効化するフェアリータイプの追加。 はたき落とすの強化により、ボルトロスや霊獣ランドロスから縛られるようになった。 弱点である悪・ゴースト技の一貫性強化。 強力な不意打ち使いの登場。 特殊技のダメージを減らす突撃チョッキの登場。 |
ジュエルの消滅と流星群の弱体化で火力は著しく低下。
珠流星群では157-127水ロトムを低乱数でしか落とせない。
フェアリータイプの追加でドラゴン技自体の一貫性も衰えた。鋼タイプやバンギラスもまだお元気である。
新アイテムとして突撃チョッキが登場し、多くのポケモンが特殊耐久を増強できるようになったのも厳しい。
あくのジュエル消滅で、カポエラー等からジュエル不意打ちで奇襲されにくくなった。
代わりにメガガルーラ、メガクチートという素で強力な不意打ち使いが登場した。
言うまでもないが、確定1発で落とされる。
リフレクターや身代わりによる不意打ち対策も考えられるが、リフレクターを張ってもメガクチートの不意打ちでは乱数で落とされ、身代わりを張ってもメガガルーラが親子愛の連続攻撃で突破してくるなど、一時凌ぎ・不利な択になることは避けられない。
また、スカーフ霊獣ランドロスや化身ボルトロスから「はたきおとす」で縛られるようになってしまった。
使用率の高いボルトロスやランドロスと対面して動きにくいのはかなり辛い。
ボルトランドに限らず、はたき落とすを使えるポケモンは最終進化系だけで101種類にのぼり、今後はマイナーなポケモンから奇襲されることも覚悟しなければならないだろう。
現在のダブルレートではほとんど姿を見かけなくなってしまった。
火力低下によってアタッカーとしての役割を果たしづらくなり、逆に悪・ゴースト・フェアリーの一貫性というパーティの穴を広げてしまうデメリットが大きいためだろう。
ボルトロス、ランドロス、メガクチート、メガガルーラなどメジャーなポケモンに縛られるようでは、あまりに動かしにくい。
ドラゴンタイプの弱体化とエスパータイプの弱体化の両方が重なり、今作で最も厳しい弱体化を受けたポケモンと言える。
クレセリア
強化された点 評価が上がった点 |
ムーンフォースの習得。 特殊技弱体化、ジュエル消滅による火力デフレ。 メガシンカポケモンへの豊富な補助。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
れいとうビーム・めざめるパワーなどの威力ダウン。 弱点である悪・ゴースト技の一貫性強化。 苦手な悪タイプの技、はたきおとすの強化。 強力な先制技を持つメガクチートやファイアローの登場で素早さ操作の意義が薄まる。 フェアリーの登場などで、得意としてきた格闘やドラゴンが弱体化。 相方であったローブシンやメタグロス、噴火ヒードランが弱体化。 メガシンカポケモンはラム・キーのみを持てないため威張るによる火力補助が難しい。 |
ローブシンやメタグロス、噴火ヒードランなど、これまでクレセリアの相方を務めてきたポケモン達の多くは弱体化した。
代わりに、メガシンカポケモンというサポートしがいのあるポケモン達が登場した。
ただ、メガシンカポケモンはラムのみ・キーのみを持てないため、威張るによる火力サポートをするには神秘の守りが必要になる。
そのため威張るは使いづらく、素早さ補助や壁貼り、手助けなどを主にやっていくことになるだろう。
クレセリアの最大の強みは、トリックルーム・電磁波・凍える風などといった素早さ操作技を安定して使えることであった。
しかし、6世代では強力な先制技を備えるファイアローやメガガルーラ、メガクチートなどが台頭し、素早さ操作は以前ほどの強さ・需要がなくなっている。
電磁波が電気タイプに無効化される点も厳しい。
クチート入りの相手に対しては安易にトリックルームを展開するのも危険である。
タイプ相性面でのエスパータイプは冷遇される傾向にある。
苦手な悪・ゴーストを鋼タイプが半減できなくなっており、これらの技の一貫性が増したことで、パーティにクレセリアを採用するリスクも大きくなったと言える。
はたき落とすの強化、ギルガルドの登場、悪タイプの需要増加(後述)など、ゴースト・悪自体も強化されている。
キリキザンやメガヘラクロスなど、クレセリアを一撃で落としうる打点を持つポケモンもついに現れた。
新技としてムーンフォースを習得したため、悪タイプのズルズキンやサザンドラには対抗しやすくなった面もある。
とはいえ、ムーンフォースの攻撃範囲はサイコキネシス・冷凍ビームと被るため、拘り型でもない限り採用されないことが多い。
耐久型のこのポケモンにとって火力デフレの傾向はありがたいが、自身の攻撃技の威力も下がっている。
冷凍ビームでボーマンダ、霊獣ランドロスを落とすために要する特攻の努力値は40ほど増えている。
また、めざめるパワー炎の威力は大きく下がった。
これまでは帯めざ炎でハッサム、眼鏡めざ炎でシュバルゴを落とせたのだが、それが難しくなっている。これらのポケモンはクレセリアに対して臆せず動けるようになった。
バンギラス
強化された点 評価が上がった点 |
メガシンカできる。 苦手としてきたローブシンやキノガッサの弱体化。 鋼タイプの耐性変更によって、悪技の一貫性が強化。 強化された炎・ゴースト・飛行・ノーマル・悪に対して強い。 相性の良い弱点保険の登場。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
新たな弱点にフェアリータイプが追加。 砂起こしによる砂嵐が5ターンに有限化。 物理型にとって苦手な鬼火や威嚇の使用率増加。 得意としてきたラティオスの弱体化。 スカーフドーブル、メガゲンガーなどスカーフバンギラスでは抜けないポケモンが増加。 |
鋼タイプの耐性変更は、2つの点で悪タイプの評価を上げている。
1つは、自身が使う悪技が通りやすくなり、メタグロス等にも対抗しやすくなった点。
もう1つは、ゴースト・悪技の一貫性が増したことで、それを受けきれるタイプの需要が上がった点である。
特にゴースト技に耐性を持っているのはノーマルと悪の2タイプのみであり、ノーマルはメガガルーラやラッキーなど構築を選ぶものやゴーストに打点の乏しいものが多いことを考えると、その解決は自然と悪タイプに求められる。
バンギラスは悪タイプの中でも優秀なスペックを持ち、多くのパーティを悩ませるファイアローやメガリザードンYにも強い。
このことから、バンギラスの需要は増えるだろう。
メガシンカするという選択肢もできた。ターン開始時に砂嵐を撒けることから、天候合戦において有利となるのが主なメリット。
新たな弱点にフェアリータイプが増え、これでバンギラスの弱点は7タイプとなった。特殊フェアリー技は大抵耐えることができるが、マリルリやクチートのじゃれつくは厳しい。
格闘タイプのポケモンが減ったのはバンギラスにとって追い風である。だが、メガガルーラの存在もあって格闘技の方は需要が増えており、馬鹿力や気合球が飛んでくることは増えるだろう。
弱点保険+龍の舞で爆発力を得る型も現れた。バンギラスに対して安易に蜻蛉返りなどを使うと思わぬ反撃を受けることがある。
砂嵐のターンが有限化されたことは痛手であり、砂嵐が切れると自身の耐久が低下する。バンドリなど砂に依存する構築は難しくなった。
悪タイプのポケモンにしては珍しく、強化された「はたき落とす」が使えない。今後も悪技は噛み砕くを使うことになる。
全国ダブルでは教え技が使えるため、けたぐりや馬鹿力でメガガルーラと殴り合える。ガルーラのノーマル技に対して受け出しでき、スカーフ+格闘技でHPの減ったガルーラを上から縛れるため、スカーフバンギラスは対メガガルーラ要員として優秀である。
一方、スカーフバンギラスにはメガゲンガーという天敵が存在する。影踏み+金縛りでロックされると苦しい。
威嚇や鬼火など物理のマークは厳しいが、カロスダブルのように特殊攻撃技を用いる手もある。全国ダブルでも数が多いメガクチートに奇襲できるのが強み。
霊獣ランドロス
強化された点 評価が上がった点 |
威嚇の需要増加。 強化されたはたき落とすを使える。 馬鹿力でメガガルーラを、岩技でファイアローやメガリザードンYを落とせる。 天敵であった負けん気トルネロス、雨パーティ、めざパ氷の弱体化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
威嚇に強い勝ち気ミロカロスの登場、負けん気ボルトロス・キリキザンの強化。 水ロトム、マリルリといった水タイプの強化。 これまでカモにしてきた格闘やハッサム、ドリュウズの使用率低下。 定番の相方だったラティオスの弱体化。 蜻蛉返りを軽減できるフェアリータイプの登場。 連続使用可能になったワイドガードで岩雪崩と地震を完封される。 |
強力な物理が増えたことや味方のメガシンカポケモンの耐久補助という点から、威嚇持ちの需要は増えた。
霊獣ランドロスの需要も当然増えたが、メガシンカポケモンは浮遊しているものが少ないこと、メガガルーラなどは守るを入れる技スペースも辛いことから、メガシンカポケモンと並べて地震を撃ちづらいという難点もある。
また、5世代ではハッサムやカポエラー、ドリュウズなどランドロスの耐性を活かして受けに行けたものが多かったが、6世代ではファイアロー、メガガルーラ、メガクチートなどランドロスの耐性で防げないものが多い。
さらに、フェアリー技・ゴースト技・悪技(特にはたき落とす)・鬼火など一貫性の強い技が多く使われる6世代の環境においては、蜻蛉返りからの安全な交代先を用意できないケースも増えた。
雨・めざ氷・流星群・負けん気トルネロスなど、ランドロスを上から縛るものはことごとく弱体化した。
これによって気合の襷を持つ必要はほぼ無くなり、持ち物スペースに余裕ができた。
とはいえ現状は拘りスカーフがほとんど。メガガルーラやメガリザードンを上から叩けるメリットが大きい。
スカーフバンギラス等と違い、スカーフランドロスはメガゲンガー・メガライボルトやスカーフドーブルを抜けるのも評価が高い。
弱点の水タイプは、雨パーティが弱体化した一方で、ミロカロスやマリルリ、水ロトムなど単体で強力なものが増えている。
特にミロカロスは威嚇メタとなる特性かちきを持っており、霊獣ランドロスの選出自体を牽制してくる。
水ロトム
強化された点 評価が上がった点 |
電磁波などで麻痺しなくなった。 鬼火の命中率上昇。 水・炎・飛行など得意なタイプの使用率増加。 天敵であったラティオスや草タイプの弱体化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
10まんボルト、ハイドロポンプ、めざめるパワーといった特殊技の火力低下。 ポピュラーな持ち物であった電気ジュエルの消滅。 相手の電気タイプへの電磁波無効。 エナジーボールの威力強化。 |
これまでは優秀なタイプを持ちながらも種族値が足りず、ジュエル流星群などで押されたり、麻痺させられて腐ることが多かった。
6世代では、流星群は弱体化し、さらに電磁波は電気タイプに効かない仕様となっているため、動きやすくなった。
自身の攻撃技も弱体化してしまったが、補助技の鬼火に関しては命中率が強化された。
メガクチートをはじめ、強力な物理ポケモンを手軽に弱体化させられるのは優秀。
弱点の少なさ、安定した耐久面から、火傷で相手を腐らせやすい。
これまでは呼び水トリトドンにハイドロポンプを妨害され、岩・地面を殴れない状況も多々あったが、その並びに対しても鬼火で対抗しやすくなった。
ファイアローの登場、ミロカロスやトゲキッス、マリルリの強化など、水ロトムで相手しやすいポケモンが環境に増えたのも追い風である。
弱点のエナジーボールは威力が90に上がってしまい、ルンパッパやユキノオーからは縛られやすくなったが、草タイプはファイアローの登場などで弱体化傾向にあるため大きな痛手ではない。
カロスダブルでも活躍しているが、霊獣ランドロス・ミロカロス・トゲキッス・ヒードランなどが使用される全国ダブルでは更に活躍が期待できる。
全体的に強化されたが、ハイドロポンプ・鬼火と命中率の低い技に頼らなければならない不安定さは相変わらずである。
化身ボルトロス
強化された点 評価が上がった点 |
電磁波などで麻痺しなくなった。 ダークホール解禁による悪戯心挑発の需要増加。 ニャオニクス♂やクレッフィより速い悪戯心挑発。 フリーフォールの解禁。 はたき落とすの強化と馬鹿力の需要増による物理型の強化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
10まんボルト、めざめるパワーといった特殊技の火力低下。 相手の電気タイプへの電磁波無効。 ファストガードにより悪戯心が対策される。 定番の相方だったメタグロスやローブシンの弱体化。 ポピュラーな持ち物であった電気ジュエルの消滅。 |
麻痺をしなくなった一方、自身の使う電磁波も電気タイプへ効かなくなってしまった。
基本的に電磁波を撒く側であったこのポケモンにとっては、弱体化した部分の方が大きいだろう。
電磁波が効かないポケモンを複数有するパーティが増えたことで、電磁波による補助主体のボルトロスは置物化しやすくなった。
前述の通り、新たに登場した強力な先制攻撃技使い達は麻痺させても効果が薄い。
威張るの方も、ローブシンやメタグロスといった従来の相方の弱体化から使いにくくなった。
また、ファストガードによって悪戯心が対策されるようにもなってしまった。「レパルボルト」など悪戯心に依存したパーティにとってはかなり重い技となる。
電気枠としては、鬼火の命中率強化などで水ロトムや炎ロトムが強化されたため、相対的に弱体化した面もある。
悪戯心挑発に関しては、ニャオニクス♂やクレッフィなど新たに登場した悪戯心持ちを封じられること、ドーブルのダークホールを妨害できることから需要が上がっている。
解禁されたフリーフォール、強化された焼きつくすも採用を検討する余地がある。
特殊攻撃技の威力は下がったが、物理攻撃技でははたき落とすが強化されている。
また、メガガルーラに圧力をかけられる馬鹿力も相対的に強化された。
これらの技と高い攻撃種族値(115)、夢特性の負けん気を活かして物理型の形を取ることもできるようになった。
ローブシン
強化された点 評価が上がった点 |
ワイドガード・はたき落とすの強化。 苦手としてきたラティオスやトルネロスが弱体化。 相性の良い突撃チョッキの登場。 特殊技の多くが威力低下。 得意とする悪・ノーマルタイプの強化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
新たな弱点としてフェアリータイプが登場。 格闘タイプの割にファストガードが使えず、ファイアローに狩られやすい。 苦手とするゴーストタイプの強化。 鬼火・ゴツゴツメット・鮫肌・威嚇・甘えるなどの使用率増加。 |
今作の格闘タイプは、フェアリーやファイアローなど天敵が増えた。
他の格闘タイプはメガガルーラを上から縛れたり、猫騙しやファストガードを使える等まだ頑張っているが、そうした強みのないローブシンは弱体化が著しい。
これまでのように電磁波やトリル等の素早さサポートを受けて無双することは、ファイアローの登場によって難しくなった。
フェアリータイプには火力の高いものが多く、ローブシンより素早さが僅かに速いマリルリやクチートは難敵である。
これまでローブシンはユキノオーやヒードランに強く、対トリル要員としても優秀だったが、トリパでメガクチートが採用されるようになったため、それも怪しくなった。
ジュエル流星群の消滅で努力値はのびのび配分できるようになったが、それはどのポケモンも同じことで、特殊耐久の代わりに物理耐久に振るポケモンが増えそうなのは厳しい。
鬼火・ゴツゴツメット・甘える・威嚇など物理アタッカーのマークは強まる一方である。