前回の記事の続きです。
今回は雨パーティ、ユキノオー、ドリュウズ、ヒードラン、炎ロトム、モロバレル、ハッサム、ズルズキンについて。
雨パーティ(ニョロトノキングドラ)
強化された点 評価が上がった点 |
構築において相性の良いメガクチートやメガライボルトが登場。 メガゲンガーの登場により、滅びの歌ニョロトノを絡めた「雨滅びパ」が確立。 強化された炎タイプや霊獣ランドロスに強い。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
ハイドロポンプ・だくりゅうをはじめ、主な技の多くが威力低下。 水のジュエル・ドラゴンジュエルが消滅。 雨降らしによる雨天のターンが5ターンに有限化。 以下の様に、新たな弱点となるポケモンが登場。 1,メガシンカによりターン開始時に天候を取るメガリザードンYなど 2,ドラゴンタイプのキングドラが苦手とするフェアリータイプ。 3,弱点が少なく、水タイプに対して圧倒的に強いメガフシギバナ。 4,水技に耐性を持ち、トリルを使えるパンプジン・オーロット。 5,新技フリーズドライでニョログドラ両方の弱点を突いてくるラプラスなど。 6,すいすいに対し、優先度の高い技で対抗できるファイアローやニャオニクス♂。 7,特殊耐久を増強する突撃チョッキ持ちのポケモン。 |
特殊技の威力低下の流れを受け、雨パーティでも中核となるポケモンの技の多くが弱体化した。
主力の水技であるハイドロポンプ・だくりゅう・なみのり、雨で強化されるかみなり・ぼうふう、キングドラのタイプ一致技りゅうせいぐん・りゅうのはどう、ニョロトノが使用するれいとうビーム・めざめるパワー草と万遍なく威力が低下。
みずのジュエル・ドラゴンジュエルも消滅した。
ニョロトノの雨降らしによる雨天は5ターンに限定されてしまい、雨天の維持も課題になった。
トリックルームのターンを稼ぐのと同様、守るで雨天のターンを稼がれるなど、立ち回りでの対策もされやすい。
また、メガリザードンY・メガバンギラス・メガユキノオーとメガシンカでターン開始時に天候を取ってくるものが登場し、そうしたメガシンカポケモンを持たない雨パは天候合戦に負けやすくなった。
それらのメガシンカポケモンに加え、フェアリータイプやメガフシギバナも新たな天敵となる。
フェアリータイプでは、水耐性を持つマリルリ・エルフーンはもちろん、特防の高いサーナイト・トゲキッス・ニンフィアなどが特に厳しい。
5世代からの天敵であるトリトドン、水ロトム、モロバレル、ナットレイなどもまだ健在である。
以前はラティオスやローブシンを採用することでそれらを対策できたが、6世代では雨パーティに格闘・ドラゴンを採用するとフェアリーの一貫が厳しくなってしまうため注意しなければならない。
特にナットレイ対策を格闘だけに依存するのは難しく、雨とのアンチシナジー覚悟で炎技を入れざるを得ない。雨が止むまで炎技持ちのポケモンを温存し、止んでから炎技でナットレイを倒すといったプレイングも求められる。
また、ドラゴンジュエルの消滅や流星群・めざパ草の威力低下で、水ロトムやトリトドンをニョログドラで処理しづらくなった。
以上のように雨パーティは構築、立ち回りとも前作より難しくなっている。
とはいえ、スカーフ霊獣ランドロスを上から殴れる、炎技を弱体化させられる等の基本的なメリットは損なわれていない。
雨パだけがメガシンカで天候を取るメガシンカポケモンを持たないことは、逆にメガシンカ枠を自由に使えるということでもある。
炎技を弱点とするメガクチートやメガハッサムなどは雨の恩恵を受けやすい。
メガライボルトは避雷針やオーバーヒートを持ち、雨パの天敵のほとんどに強いため好相性。
ニョロトノが滅びの歌を使えるため、メガゲンガーとも相性が良い。
天敵のメガリザードンYに対しては、キングドラやスカーフニョロトノに手動天候の雨乞いを持たせて対抗する戦術が広まっている。
ユキノオー
強化された点 評価が上がった点 |
メガシンカでき、素早さが下がるのでトリルと絡めやすい。 粉技・胞子技を受けなくなった。 エナジーボールの威力強化。 強化されたマリルリや水ロトム、ミロカロスに強い。 天敵であったメタグロスやローブシンの弱体化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
ゆきふらしによる霰のターンが5ターンに有限化。 メインウェポンの吹雪の弱体化。 ワイドガードが連発可能になり、吹雪を止められる。 新ポケモンのファイアロー・ギルガルドや大半のメガシンカポケモンに対して相性が悪い。 得意としてきた雨パーティの弱体化。 弱点である炎タイプの強化。 メガゲンガー、スカーフドーブルなどスカーフユキノオーで抜けないポケモンが増加。 |
ラティオス、トルネロス、ボルトロスなどが流行した第五世代環境では氷技も刺さっており、ユキノオーは環境メタとして活躍できた。
しかし、六世代でそれらのポケモンは弱体化。
代わりに台頭してきたメガシンカポケモンは氷技を弱点とするものが少ない。
メガクチートやギルガルドなど鋼タイプの新ポケモンも流行し、それらの活躍で炎タイプの使用率も増えた。
このように氷技の通りは悪くなり、吹雪の威力も低下。
得意としてきた雨パーティの弱体化も重なり、環境に刺さりにくくなっている。
タスキを持たせてもメガガルーラの連続攻撃で落とされ、スカーフを持たせてもメガゲンガーやメガライボルトに上から縛られるなど、これらの持ち物も使いづらくなった。
その一方で、専用アイテムとしてユキノオナイトが登場、メガシンカできるようになった。
バンギラスよりも遅いことから、ほぼ確実に天候を取れるのが強み。
攻撃面・耐久面とも大きく向上。素早さ種族値が30まで下がるが、トリパなら逆に運用しやすい。
しかし、XYでの霰トリパはジュエル消滅による火力低下や天敵ファイアローの登場など、こちらも課題が多い。
氷・草技で弱点を突けるメガシンカポケモンは少なく、メガシンカ同士の殴り合いで大抵不利となるところも評価を下げる。
ドリュウズ
強化された点 評価が上がった点 |
台頭する水ロトム、炎ロトム、ゲンガーに対して型破りが有効。 砂かき・スカーフによりメガライボルトやメガゲンガー、メガサーナイトを縛れる。 苦手とするローブシンやキノガッサの弱体化。 新たに登場したフェアリータイプに対して強い。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
鋼の耐性変更により、悪・ゴースト技が等倍で通る。 砂起こしによる砂嵐が5ターンに有限化され、砂かきが使いづらくなった。 得意としてきたラティオスやボルトロスの減少。 |
他の天候パーティと同様、特性による天候変化が5ターンで終わるようになったことが難点となる。
バンギラス+ドリュウズは、地震や威嚇が一貫することから2体同時に並べづらく、砂の5ターンを活用する立ち回りが難しい。
また、これまで砂かきドリュウズは相手のバンギラスに対して強いという利点もあったが、悪技が等倍で通るようになったため、噛み砕くに対して受け出しし辛くなってしまった。
ドリュウズのカモであったラティオスやボルトロスも使用率が低下している。
その一方で、フェアリータイプやメガゲンガー、メガライボルトなど、新たに台頭してきたポケモンの一部に強い。
苦手な格闘タイプのローブシンやキノガッサが弱体化したのも朗報である。
ゴウカザルやテラキオンはメガガルーラを上から縛れるため株を上げたが、砂かきorスカーフドリュウズにとっては得意な相手である。
とはいえ、最大の天敵ランドロスはまだ健在で、相変わらずその対処に悩まされる。
砂かきドリュウズは運用が難しくなったが、もう1つの特性かたやぶりは大きく評価を上げた。
浮遊を無視できることから、使用率の上がっている水ロトムや炎ロトム、ゲンガー等を簡単に倒すことができる。
流行するクレセクチートの並びに対しても、型破り地震が有効。
その他、ドサイドンのハードロックやトリミアンのファーコートも無視できる。
ヒードラン
強化された点 評価が上がった点 |
新たに追加されたフェアリータイプや強化された炎タイプに対して強い。 命中率の上がった鬼火を使える。 苦手とする格闘タイプや雨パーティ、めざめるパワー地面の弱体化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
炎のジュエル消滅により、噴火の爆発力が低下。 熱風やオーバーヒートの威力低下。 鋼の耐性変更により、悪・ゴースト技を等倍で通すようになった。 ワイドガードが連続使用可能になり、噴火や熱風が防がれる。 |
BW2では噴火ヒードランが猛威を振るったが、その火力を支えた炎のジュエルは無くなっている。
HPを減らす命の珠は噴火と相性が悪く、木炭や火の玉プレートは火力不足が目立つ。
また、連発可能になったワイドガードで噴火を連続して止められるようにもなった。
噴火軸のアタッカーとしては弱体化したが、新ポケモン・メガシンカポケモンへの相性の良さから、パーティの相性補完役としては評価を上げた。
例を挙げるとメガリザードンY、メガクチート、メガサーナイト、メガフシギバナ、メガユキノオー、ファイアロー、ギルガルド、トゲキッス、ニンフィア、オーロット、パンプジンなどに強い。
フェアリー技を4分の1にできることからメガクチートやメガサーナイトも安全に受けられ、貰い火のおかげでメガリザードンYなどの熱風を牽制できる。
使い道の乏しかったタイプ一致技のラスターカノンも、トゲキッスやサーナイトといった仮想的を得た。
命中率を上げた鬼火が使えるのも嬉しい。食べ残し・身代わりなどを使う耐久型の戦法と非常に相性が良い。
相手の鬼火は貰い火で吸収できるため、控えに用意しておけばその抑止力にもなる。
苦手としてきたローブシンや雨パーティも使用率減。
めざめるパワーの威力弱体化も朗報であり、ラティオスやウルガモスの珠めざパ地面も高確率で耐えるようになった。
一方、鋼の耐性変更によって悪・ゴーストを半減することはできなくなり、シャンデラやサザンドラには有利と言えなくなってしまった。
メガクチートなどの不意打ちやギルガルドのゴースト技も通してしまうので注意したい。
また、これまでカモにしてきたシュバルゴからはドリルライナーを受けてしまう。
炎ロトム
強化された点 評価が上がった点 |
電磁波などで麻痺しなくなった。 鬼火の命中率上昇。 天敵であったラティオスや雨パーティの弱体化。 新たに追加されたフェアリー技への耐性。 ファイアローやメガライボルトを完封できる。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
10まんボルト、オーバーヒート、めざめるパワーといった特殊技の火力低下。 自身の電磁波も相手の電気タイプに無効。 得意としてきたトルネロスやユキノオー、メタグロスの使用率が低下。 |
もともと耐性が優秀だったが、今作ではフェアリーへの耐性を加え、電磁波も効かなくなった。
これによって、草・電気・炎・氷・虫・飛行・地面・鋼・フェアリーの9タイプに耐性を持ち、やけど・まひ状態にならないという非常に恵まれた防御面を持つポケモンになった。
新たに登場したファイアロー・ギルガルドに強く、メガリザードンY・メガライボルト・メガクチートなどメガシンカポケモンの対処も得意とする。
攻撃技のほとんどは威力が下がってしまったが、補助技の鬼火は命中率が上がった。
オーバーヒートで特攻ダウンした後も火傷を撒く仕事ができる、メガクチートの不意打ちを透かせるなど便利な技である。
バンギラスなどにも対抗しやすくなった。
天敵のラティオス・キングドラなども減り、以前にも増して相性補完、環境メタとして採用しやすくなっている。
モロバレル
強化された点 評価が上がった点 |
新たに追加されたフェアリー技への耐性。 粉技・胞子技などを無効化できるようになった。 ジュエル消滅・特殊技威力低下など火力デフレで生き残りやすくなった。 メタグロスをはじめ、苦手としてきたエスパータイプの使用率減。 怒りの粉でメガシンカポケモンを守れる。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
ファイアロー、メガリザードンYなど炎タイプの強化。 主要技のキノコの胞子・怒りの粉が草タイプ・防塵ランクルス・防塵ゴーグル持ちなどに対して無効。 怒りの粉の優先度が+3から+2に下がった。 眠りのターンが交代でリセットされなくなった。 得意としてきた雨パーティの使用率減。 |
今作では胞子技・粉技を無効にできるポケモンが現れたことで、トリパ対策として万能とは言えなくなった。
トリパに採用される草タイプ・防塵特性持ちはオーロット、パンプジン、メガユキノオー、ナットレイ、ランクルス、シュバルゴなどが挙げられ、それらに対してはキノコの胞子も怒りの粉も無視される。
それ以外のポケモンも、防塵ゴーグルを持たせればモロバレルに圧倒的に強くなれる。
とはいえ、草タイプを絡めたトリパはファイアローの登場などで弱体化しており、ランクルスやシュバルゴ、防塵ゴーグル持ちもさほど見かけるわけではない。
怒りの粉は、パーティのエースとなるメガシンカポケモンを守れることから需要が増えた。
同時に、相手のメガシンカポケモンをキノコの胞子と怒りの粉で足止めできるのもありがたい。
特に、メガガルーラやメガクチートの使う不意打ちの対策として有効。
タイプ相性面では、強化された水ロトムやマリルリに強い点が優秀。
細かい変更点として、怒りの粉の優先度が下がったことで、神速やフェイントを防ぎにくくなった。
また、眠りのターンが交代でリセットされる仕様が撤回されている。
ダークホールドーブルが解禁されたことで、眠り対策は多くのパーティで意識が強まっている。
カロスダブルではラム・カゴに加えて寝言も使われ始めており、全国ダブルでもそれらは増えてくるだろう。
身代わりギルガルドも厳しい。
ハッサム
強化された点 評価が上がった点 |
メガシンカできる。 強化されたはたき落とす・どろぼう・ファストガードを使える。 苦手とするめざめるパワー炎の弱体化。 新たに登場したフェアリータイプ、株を上げたテラキオン・プテラに強い。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
ポピュラーな持ち物、鋼・虫・飛行ジュエルの消滅。 苦手とする炎タイプのポケモン・技の使用率増加。 主力技バレットパンチを防ぐファストガードの強化。 鋼の耐性変更により、悪・ゴースト技が等倍で通るようになった。 物理メタとなる鬼火・威嚇・ゴツゴツメットなどの使用率増加。 得意としてきたエスパー・草タイプの使用率低下。 |
前作ではメタグロスと鋼枠を競ってきたが、今作ではギルガルド・メガクチートとの鋼枠争いに苦戦しつつある。
それらの新たな鋼タイプの台頭によって、炎タイプのポケモン・炎技の使用率も上がってしまった。むろん、炎に4倍弱点を持つハッサムとしては非常に厳しい。
ファイアローやメガリザードンといった新ポケモンはもちろん、前述の通りヒードランや炎ロトムも株を上げた。
炎技のサブウェポンを使えるサザンドラやトゲキッスも環境に増加、バンギラスやガルーラも炎技を持っている可能性があるため気が抜けない。
ただし、めざめるパワー炎の威力が下がったことで、クレセリアの帯めざ炎程度では落ちなくなった。
ハッサム自体も、防御面では悪・ゴーストを半減できなくなり、攻撃面ではジュエルが消滅するなど弱体化が目立つ。
飛行のジュエルが無くなったことで、ジュエルアクロバットのコンボは完全に消滅した。
代わりに、はたきおとす・どろぼうが強化され、ゴーストへの打点を得た。
ファストガードの強化でバレットパンチが防がれやすくなった。ハッサム自身もファストガードを使えるようになったが、虫食いと両立できない。
フェアリータイプ、テラキオン・プテラなどバレットパンチで弱点を突きやすい相手が増えた一方、ラティオスやユキノオーなどこれまで得意としてきたポケモンの多くが弱体化してしまった。
メガシンカすることができ、攻撃や素早さの増加に加え、防御の種族値が+40される。
しかし、特性やタイプは変わらないため、メガシンカ枠として用いるのは少々勿体無い。
ズルズキン
強化された点 評価が上がった点 |
はたきおとすが強化され、メインウェポンとして使えるようになった。 強化されたファストガードを習得。 威嚇の需要増加。 鋼の耐性変更で強化された悪・ゴースト技に耐性を持つ。 天敵であるトルネロスやローブシンの弱体化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
4倍弱点となるフェアリータイプの追加。 威嚇を牽制できる勝ち気ミロカロスや負けん気ボルトロスの強化。 使用率の上がった鬼火や威嚇、ゴツゴツメットに弱い。 |
悪技でははたき落とすが強化。優秀な追加効果を持ち、噛み砕くに代わる新しいメインウェポンとして活用できるだろう。
格闘技ではメガガルーラを素早く落とせるよう、ドレインパンチより飛び膝蹴り・けたぐりを優先してもいいかもしれない。
威嚇、猫騙し、ファストガードなど味方を守る技を多く備え、メガリザードンYやメガゲンガーなどメガシンカポケモンの補助に適する。
また、今作で一貫性の増したゴースト・悪技を半減できることから相性補完にも便利。
ギルガルドよりも2低い素早さ種族値のおかげで、後手でブレードフォルムのギルガルドを殴ることも可能。
とはいえ、このポケモンは打点が低めな上、特殊型にもできないので、ゴーストタイプの使う鬼火やキングシールドが辛い。
自身の使う悪技も鋼タイプに半減されなくなったが、もともと鋼にはタイプ一致の格闘技で殴れたため、このポケモンにとっては大した強化ではない。
格闘タイプの新たな弱点としてフェアリータイプやファイアローが登場。
ズルズキンにとっては4倍弱点のフェアリー技が厳しく、マジカルシャインやフェアリースキンハイパーボイスなどダブルダメージの全体技でも容易に縛られてしまう。
クレセリアやゲンガーもフェアリー技を持っている可能性があるので注意しなければならない。
多くの格闘タイプが苦手とするファイアローに対しては、威嚇込みならブレイブバードを耐えることができ、ファストガードも有するのでさほど不利ではない。
ただし、ファストガードは今作から新たに遺伝技に追加された技なので、前作の教え技であるはたき落とすと両立不可能。
他の格闘タイプも減ったことは、格闘弱点のズルズキンにとって朗報でもある。
最大の天敵であった負けん気トルネロスは、飛行のジュエル消滅で大幅に使用率ダウン。
その代わり、負けん気ボルトロス・キリキザンや勝ち気ミロカロスが環境に現れ始めたので注意したい。