レンタルチームID:X0BGCV
シーズン23ダブル(伝説・準伝説が禁止となっているレギュH環境)で使用した構築。最終28位でした。
構築経緯
湿原誓いとガチキリンについて
レギュHのルールが発表されてからまず湿原誓いを使ってみたいと思いました。これまでの環境から高種族値の伝説ポケモン達、特にブーストエナジー組がいなくなって素早さのインフレが収まり、湿原誓いの通りやすさも通った際のパワーも向上。御三家ポケモンも相対的に高種族値として扱われる環境になったため、誓い構築を組むのに絶好の環境です。しかし、ウーラオスも使用不可で相手の守るを封じる手段が少ないため、普通に湿原誓いから殴るだけでは簡単に4ターンを稼がれてしまい大して強くありません。第七世代で湿原誓いを組んだときは素早さの優位を活かしてブレイジングソウルビートに繋げていましたが同じように上から行動できるアドバンテージを活かしながら次の戦術に繋げる工夫がほしい。
そこで考えたのがガチキリンを使いスイッチトリル風に立ち回ることでした。湿原の最終ターンにトリックルームを仕掛けるのが強力で、湿原で加速したアシレーヌor暁ガチグマで相手の片方または両方を縛ることで、キリンが簡単にトリルを決めることができます。湿原→トリルの流れが繋がればS操作の延長となり湿原の3ターン+トリルの4ターン=7ターンもの間、上を取り続けて制圧することが可能です。テイルアーマーで先制技も許しません。
追い風+トリルの場合は、アタッカーの素早さを遅くすると追い風の恩恵を受けられず、早くしすぎるとトリル下で裏目ですが、実質4倍ものS上昇ができる湿原なら低速ポケモンでもほぼ上を取り続けることができるためそのジレンマはありません。暁ガチグマの実数値70付近の素早さは湿原とトリルの両方の恩恵をうける上で非常に都合がよく、技のパワーと強い一貫性で常に圧力をかけていけます。
湿原誓い役の決定
蒼の円盤で御三家がすべて解禁されたため、誓い使いの水+草は歴代で最も多い9☓9の選択肢があります。ドーブルや進化前も含めるともっとです。片方が高速・片方が高火力という並びが誓いコンボのパワーを最も発揮できるので、当初はジャローダ+アシレーヌを使用。環境初期に活躍していた雨ブリジュラスに対して日本晴れジャローダが刺さり、仲間大会で1位を取ることもできました。
ところがその後オオニューラが台頭し、ジャロもアシレも上から縛られるようになってしまうとさすがにこの組み合わせは通用しなくなってきました。日本晴れがなくても十分雨パには勝てるとも感じたので素早さがオオニューラよりも速いマスカーニャに草の誓い役を乗り換えます。もちろんマスカーニャはオオニューラにタイプ相性不利だし湿原誓いも半減されて反撃されてしまうのですが、誓いコンボさえ決めればオオニューラは全体技で簡単に縛れるので大局的にはアドバンテージを取れています。アシレーヌがフェイタルでワンパンされる展開でも悪くなく、追加効果の眠りや麻痺で動けず湿原ターンを空費してしまうよりは倒れてガチグマを出した方が遥かに強い動きができます。サイコシード軽業絡みは後述のブーバーとケンタロスで対処します。
取り巻きの二匹について
基本選出は上記の通り先発マスカーニャアシレーヌ、後発ガチキリン。残りの二匹に求めるのは次の要素です。
①ドレディア+コータスやリザードン+ワタッコといった晴れに強いこと
②(マスカーニャ以外特殊アタッカーばかりなので)チョッキ持ちや蝶の舞ウルガモス、砂バンギラスに強いポケモンであること
③ターン数有限のS操作の天敵である壁+積みに強いポケモンであること
④湿原誓いガチキリンにとって好都合な選出誘導ができること(先発ゴリランダーを極力出させない、誓いコンボのカモであるアシレーヌ・ガチグマらは出させる等)
⑤オオニューラ+イエッサン♂を解決できること
①②③④の要素を満たせるポケモンとしてパルデア炎ケンタロスを採用。岩雪崩をもたせたことでリザードンやウルガモスにも強く、レイジングブルで壁破壊ができます。ものまねハーブによって積み技にも対抗しやすく、威嚇をカウンターするコノヨザルやドドゲザン入りに対しても選出できます。
⑤の要素も悪テラスを駆使してプレイングを頑張ればこなせるのですが、安定した解決要素がほしいのでサイコキネシスブーバーを採用することで対応することにしました。ケンタロスと同じタイプのブーバーは①④の要素も満たすことができ、ケンタロスだけで心もとなかった部分を補完するポケモンとして最適でした。アシッドボムは味方の遅めな特殊アタッカー達と相性が良く、③の壁や積み対策にも有用です。
ケンタロスは威嚇、ブーバーはこの指とまれでサポートもできるため、それによってリキキリンのトリルを補助するなど選出の幅・立ち回りの幅を広げることもできました。
個別解説
■能力値(努力値 性格)と技・持ち物・特性
※能力値はHP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさの順
努力値はH→HP、A→攻撃、B→防御、C→特攻、D→特防、S→素早さ 未記載は無振り
マスカーニャ
151-162-90-90-91-192(A252,D4,S252 ようき)
【トリックフラワー、はたきおとす、くさのちかい、まもる@きあいのタスキ/しんりょく/テラスフェアリー】
草の誓いで誓いコンボを起動する役。オオニューラより素早さが高く、悪タイプのおかげで悪戯心関連の妨害も受けないため、誓いコンボの成功に関してはとても信頼が置けます。
<技・持ち物・特性について>
行動保証が何より重要なのでオードソックスな「きあいのタスキ」持ちです。特性「しんりょく」とも相性が良く、専用草技の「トリックフラワー」は非接触のためゴツメや鮫肌を触って発動が妨げられる心配もありません。
悪技は命中率・技威力共に優れた「はたきおとす」をチョイス。相手のチョッキを落とすことに成功すれば味方のアシレーヌ・暁ガチグマの通りが良くなります。不意打ちも便利ですがS操作豊富なこの構築では出番がさほどないので持たせていません。相手のドラパルトやスカーフサーフゴーが不意打ちを警戒してテラスを切ってくれる等、持たせなくても相手に圧をかけられます。
猫騙しで誓いコンボを妨げられないよう、「まもる」をもたせアシレーヌと共に両守るします。特性が変幻自在だと勝手にノーマルタイプに変わって一致技の威力が下がってしまうためその意味でも特性は新緑ですね。
<テラスタイプについて>
タスキを持ってはいますがドラパルトのドラゴンアロー、カイリューのスケイルショットといったドラゴンタイプの連続攻撃で倒されるパターンがネックになるためテラスタイプ「フェアリー」を選びました。ゴーストテラスでないため猫騙しが通ってしまいますが、構築にキリンが入っていることでそこは補えます。トリプルアクセルのマニューラが増えるようであれば鋼テラスも視野になると思いますが、この構築にはブーバーやケンタロスもいるのでマニュ対策は今のところそちら任せです。
アシレーヌ
179-×-99-195-137-84(H188,B36,C252,D4,S28 ひかえめ)
【ハイパーボイス、ムーンフォース、みずのちかい、まもる@いのちのたま/うるおいボイス/テラス草】
H:10n-1
S:2倍速で最速100族抜き(湿原誓い下で追い風込みの最速100族抜き)
マスカーニャから続けて誓いコンボを放つ役。御三家ポケモンの中でも屈指の特攻を持ち、誓いコンボでガブリアスやケッキングをワンパンできる程の火力はあります。
<技・持ち物・特性・性格・配分について>
性格「ひかえめ」、持ち物「いのちのたま」で火力に特化しています。一致技の「うるおいボイス」+「ハイパーボイス」、「ムーンフォース」が相当な火力となり、水+フェアリー技の攻撃範囲も広いため、自身も湿原下やトリル下でアタッカーを務められます。
マスカーニャが不意打ちを持たせなかったのと同じ理由でアクアジェットは不採用。黒い霧がありませんが寿司に関してはアシレーヌがいる時点で選出を控えられる場合もあるため持たせても出番が少ないと感じました。選出されてもS操作+ノマテラガチグマで力押しできます。
水の誓い単体はハイボと違って防音やじごくづきやワイドガードに引っかからないメリットがあるため、テラスを切ったジャラランガなどに撃つことがあります。
<テラスタイプについて>
グラススライダー、エレクトロビーム、キノコの胞子などに耐性をつけるべくテラスタイプ「くさ」を選びました。キリンの防塵ゴーグルと合わせてモロバレルの動きを封じます。湿原誓いの威力を上げることはできないようです。
オオニューラが多いこの環境では鋼テラや毒テラも候補ですが、対オオニューラの手段は多々用意できているのでそちらに委ねました。
ガチグマ暁
219-×-143-198-86-78(H244,B20,C196,D4,S44 ひかえめ)
【ブラッドムーン、ハイパーボイス、だいちのちから、まもる@シルクのスカーフ/しんがん/テラスノーマル】
H:コノヨザル(H217)の命がけ耐え
HB:オオニューラ(A200)のインファイトを高乱数耐え(88.5%)、カイリュー・バンギラス(A204)のこだわりハチマキ+けたぐりを高乱数耐え(75%)
S:湿原下で砂かきドリュウズ(S308)抜き
上さえ取れれば2vs4でも捲りが可能なメインアタッカー。湿原とトリルの両方の恩恵を受け、特性心眼でゴーストにも通り一貫性の高いノーマル技で相手を縛ってゲームを有利に進めます。
<技・持ち物・テラスタイプについて>
命の珠はアシレーヌに回しているため「シルクのスカーフ」でノーマル打点のみ強化しています。テラスタイプ「ノーマル」でさらに火力を強化し、「ハイパーボイス」「ブラッドムーン」を使い分けて常に相手を縛っていく動きをしたいです。
鋼・岩タイプの対処は同じくタイプ一致である地面技「だいちのちから」で行います。持ち物による強化はありませんがそれでもサーフゴーはワンパンできるし、手助けを絡めればドドゲザンも射程に入ります。
<配分について>
湿原下では素早さ無振りでもスカーフゲッコウガまで抜くことができほぼ上を取られることはありません。ただ、相手が追い風を使っていた場合に最速サーフゴーや最速ブリジュラスから上を取られるのは不都合なので、最低限それらは抜けるぐらいに伸ばしました。
リキキリン
226-×-132-130-94-80(H244,B236,D28 ずぶとい)
【ハイパーボイス、ふういん、てだすけ、トリックルーム/テイルアーマー/テラス鋼】
テイルアーマーで先制技を寄せ付けず、湿原誓いとトリルのアドバンテージが覆されることを防げる便利なポケモンです。特に猫騙しによるターン稼ぎの妨害ができるのはありがたいところ。イエッサン♀でも同じような仕事ができますが、ゴリランダーを後攻で出されフィールドを消されると先制技が通され放題になるのでキリンを選びました。
<技について>
味方の火力をサポートできる「てだすけ」は必須。リキキリン自身の攻撃手段としては全体攻撃の「ハイパーボイス」を選び、頑丈やマルスケやタスキを効率よく割れるようにしました。
「ふういん」を持たせており、ガチトリパへの妨害として動くこともできます。相手も封印を警戒して攻撃技を選ぶようなことは多いですが、少しでもトリル起動を遅れさせれば味方のアシレーヌやガチグマで制圧してトリルの起動が難しい状況に追い込めます。
ハイパーボイスを封印できるのも強力。相手のアシレーヌやニンフィアは特防が高くガチグマで縛れないこともありますが、その動きを一時的にでも止められるのは便利です。他のポケモンにテラスを切ってガチグマがノーマルテラスを切れない状況では、アシレーヌのハイボを防げるのが特に重要になります。
<持ち物について>
モロバレル対策として「ぼうじんゴーグル」持ち。湿原でもトリルでもバレルでターン稼ぎされるのが最も嫌なので、この持ち物は外せません。アシレーヌの草テラとあわせてモロバレルを腐らせたいところ。
<テラスタイプについて>
「はがね」テラスです。元タイプのノーマル/エスパーと相性が良いわけではありませんが、単純に半減タイプが多くトリルを決めるのに最適と感じています。湿原誓いが失敗したり最終ターンのトリルに繋がらなかった場合など、素でトリルを決めるしかない状況ではこのテラスで集中攻撃を耐えて強引にトリルを狙います。
<努力値配分について>
性格「ずぶとい」で物理耐久寄り。物理に寄せるか特殊に寄せるかバランス重視にするかは諸説ありますが、コーチング軸構築の台頭など環境が物理寄りだと感じたためにこの配分にしています。特殊耐久は暁ガチグマに毛が生えた程度なので不安はあるものの、封印でニンフィアアシレーヌのハイボを妨害したり味方のアタッカーに特殊アタッカーをなるだけ狙わせるなどして補います。
当初はバランス型の配分を使っていましたが、片方に寄せた配分の方がゲームプランを立てやすい(先に特殊アタッカーを倒す等)ので扱いやすいと感じましたね。
パルデアケンタロス炎
151-162-125-×-90-167(H4,A252,S252 ようき)
【レイジングブル、インファイト、いわなだれ、まもる@ものまねハーブ/いかく/テラス悪】
湿原誓い側では対応の難しいオーロンゲ、ウルガモスなどに対抗する枠。威嚇による味方のサポートも含め幅広い仕事ができます。
<技について>
タイプ一致技は壁破壊のできる「レイジングブル」とブリジュラス・ガチグマへの打点が大きい「インファイト」です。「いわなだれ」はウルガモス対策が本命ですが、一致技の通りにくいリザードンやカイリューに対応する手段としても有効。このルールでは早い部類のため怯みにも期待できます。
<持ち物について>
「ものまねハーブ」を持たせました。いかく対策の負けん気に対する対抗手段になり、ドドゲザンやコノヨザルの前に出せばアドバンテージが稼げるため。役割対象のウルガモスやグレンアルマに対しても能力アップをコピーして有利に戦うことができます。
<テラスタイプについて>
「あく」をチョイス。役割上、イエッサン♂やグレンアルマに対して選出することがあるため対エスパーを弱点から無効に変えて有利に戦えるようにしています。
ブーバー
172-×-119-120-106-113(H252,B252,D4, ずぶとい)
【オーバーヒート、サイコキネシス、アシッドボム、このゆびとまれ@しんかのきせき/ほのおのからだ/テラス水】
進化の輝石でブーバーンより硬く、この指とまれ、アシッドボムによるサポートが可能なポケモン。怒りの粉ウルガモスという選択肢もありましたが、対オオニューライエッサンを担当する手前、岩雪崩やアクロバットに弱いと心許ないのでこちらを選びました。
<技について>
補助手段としてアシッドボムとこの指とまれは確定。タイプ一致炎技は「オーバーヒート」。攻撃に参加することは少ないポケモンなので一度の行動で大きなダメージを出せるようにしました。サーフゴーやドドゲザンをワンパンできることもある強力な技です。
「サイコキネシス」は対オオニューラ、それもサイコシードオオニューラ専用の技です。サイコフィールドにただ乗りして、特防1段階アップのオオニューラを一撃で倒すことができます。炎の体orやる気特性のブーバーにフェイタルクローを仕掛けてくるオオニューラは少ないため、追加効果の眠りで妨害されることは少ないです。
<テラスタイプについて>
主に水弱点を消すために「みず」を選んでいます。水タイプは弱点が少なく、この環境では電気技を撃ってくるのもブリジュラスぐらいなので気になるのは草弱点ぐらい。その草もオーバーヒートで倒すなどできるため相性の良いテラスタイプです。
<特性について>
単純な発動機会の多さから「ほのおのからだ」を選びました。キノコの胞子やフェイタル眠りを防げるやる気も有力ですが、リキキリンのぼうじんゴーグルを含め対策が十分にできていることと、そもそものフェイタルの撃たれにくさから発動機会が少ないと判断しました。
主な選出
基本選出
先発:マスカーニャ+アシレーヌ
後発:ガチグマ暁+リキキリン
先発で湿原誓いコンボを決め、重火力アタッカーのアシレーヌorガチグマ暁で相手に縛りをかけながら戦い、湿原3ターン目までにキリンを出して4ターン目にトリルを狙います。
湿原誓いコンボは大ダメージを与えることよりもまず湿原を展開することが最優先。そのため、逆さバトルをしてでも守るを使う可能性が低い方の相手を狙う必要があります。二匹がかりの集中攻撃を半減されると局面的にはアドバンテージで損をしますが、十分に後発で捲れるため心配無用です。
- 相手のアシレーヌやニョロトノはこちらのマスカーニャに対して守る可能性が高いので湿原誓いで狙わず隣を狙う。カイリューやガブリアスもマスカーニャのトリプルアクセルを警戒して守ることが多いためあまり狙わない。
- ヤミカラス、エルフーン、ファイアロー、サーフゴー、アーマーガア、ドドゲザン、ゴリランダー、アローラキュウコン、エレブーらは守る所持率が低く、持っていてもマスカアシレに対して使うことが少ないため優先的に狙っていく。
仮に相手の守るで湿原誓いを防がれ、隣に動かれたとしてもアシレーヌがワンパンされたり先制攻撃やS操作でマスカーニャが縛られる状況にならない限りは次のターンで湿原誓いを成功させられます。相手の先発二匹がマスカアシレにとって脅威度が低いなら湿原誓いのダメージが大きい方向にコンボを仕掛けても良いでしょう。テラスタルで保険をかけながら湿原誓いを選ぶのも有効です。
- ペリッパーブリジュラスが相手の場合、アシレーヌに草テラを切りながらペリッパー方向に湿原誓いを選ぶことで、仮にペリ守るブリエレクトロの動きをされても次のターンに湿原誓いを決められる。
相手に猫騙し持ちがいれば無理せずマスカアシレ両守るスタートで次のターンに誓いコンボを選ぶと良いです。積みや追い風を使われる危険が少なそうなら二匹守るで相手の守るを釣って次のターン守れない方向に湿原誓いを撃つような手も有効。
- ガオガエンアシレーヌが相手の場合、まず両守る。相手のアシレーヌが守るを使っているなら次のターンにアシレ方向に湿原誓いコンボを放つことでテラス切りか交代を強要しつつ安全に湿原を展開できる。
- ドラパルトオオニューラが相手の場合、まず両守る。ドラパルトはほぼ鉢巻なので、ドラゴンアローを選んでいるなら次のターンにマスカーニャにフェアリーテラスを切って無効化しつつオオニューラに湿原誓いを通しにいく。とんぼがえりならテラスを切らずにドラパルト方向湿原誓いで良い。
湿原誓いコンボの決め方については7世代にもブログを書いているのでそちらも良ければ御覧ください。
barudoru.hatenablog.com
低速選出
先発:アシレーヌ+ブーバーor炎ケンタロス
後発:ガチグマ暁+リキキリン または マスカーニャ+炎ケンタロス
相手の構築がドドゲザン、ガオガエン、ポリゴン2など遅めのポケモンから構成されていて湿原誓いを決めるメリットが薄そう場合、あるいは壁+積み技系の構築に対応する選出。ブーバーのこの指をちらつかせつつ、アシッドボム+アシレーヌの攻撃で圧をかけていきます。アシレーヌが先に倒されてブーバーが残ったらリキキリンを後発から出し、この指トリルを仕掛けに行くのが強力です。逆にブーバーが先に倒されたらマスカアシレの並びで湿原誓いを選ぶこともでき、ゲーム展開を予想しながら後発を決めます。
壁積み構築に対してはレイジングブル物真似ハーブのケンタロスが刺さりますが、脆いポケモンなのでブーバーのこの指やマスカーニャによる縛りでサポートできるようにしたいです。壁役の中でもアローラキュウコンは湿原誓いのカモにしやすいので基本選出の方で対応して良いと思います。
対晴れパでもドレコーに睨まれると湿原誓いの成功が難しいことからこの選出を選ぶことが多いです。ドレディアワタッコはブーバーのやる気を警戒して基本ねむりごなを撃ってこないため、隣を守らせながらそれらの草ポケモンをオーバーヒートで倒す展開で有利に立ち回れます。
トリル選出
先発:ブーバー+リキキリン
後発:ガチグマ暁+アシレーヌorマスカーニャorケンタロス炎
シンプルな指トリル。トリプルアクセルマニューラが入っている構築や高速ポケモンで構成された相手からは湿原誓いが妨害されることも多いためこの選出を選びます。全体攻撃のゴールドラッシュやハイパーボイスで指貫通されそうならリキキリンの鋼テラスを選ぶのも有効。
対オオニューライエッサン
先発:マスカーニャ+ブーバー
後発:リキキリン+ガチグマ暁orアシレーヌ
トリル妨害を狙って封印イエッサン♂とオオニューラが先発に置かれることが多いです。こちらはマスカーニャ守るでフェイタルクローを防ぎつつ、サイキネでオオニューラを倒します。あとはイエッサンをはたき等で倒してからキリンでトリルすると良いです。
バンドリやバンギルガンが入っている場合はブーバーが腐りうるので、その場合はイエニューラと砂の両方に対応できるケンタロスを軸に選出を組むこともあります。
対ガチトリパ
先発:リキキリン+アシレーヌorケンタロス炎orマスカーニャ
後発:マスカーニャ+ガチグマ暁
主として封印トリルで相手のトリル起動を妨害しますが、基本的には相手も封印を警戒してトリルを選ばず突っ張ってきます。それでもガチトリパにとってはトリルを起動できない展開は苦しいはずで、アシレーヌやガチグマやマスカーニャで上から殴っていけば崩壊します。ガチトリル構成員の中でもエルレイドがアシレガチグマにとって厄介なので、エルレイドがいるようなら先発にマスカーニャかケンタロスを置きたいところです。
対戦動画
てるチャレチーム戦の1回戦に映りました。壁構築に対する回答が詰まった対戦です。
www.youtube.com
私のなみのりチャンネルではメンバーシップ限定放送で何度もこの構築を使っており、対戦動画のアーカイブもそちらで見ることができます。仲間大会、テラスクエア、ランクマと様々な場で戦っており、構築経緯には書きれなかった構築の進化の過程や、詳細な立ち回り方も把握できると思います。興味のある方は是非なみメン参加をご検討ください!
■メンバーシップ登録リンク
https://www.youtube.com/channel/UCkvWK0Rdshkb86MmbMWoHrA/join
※以下のアーカイブはメンバーシップ登録すると視聴可能になります。
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