ポケモンWCS2015・ボストン世界大会レポート

ワシントンでのWCS2014世界大会から1年。
ポケモンWCS2014ワシントン世界大会レポート
今年、ジャパンカップ・日本代表決定戦を勝ち抜いて再び日本代表になった私は、
ボストンで行われたポケモンWCS世界大会に参加してきました。
今年もそのレポートを書きます。
世界大会の楽しさや熱気を伝えることができたら嬉しいです。

ダイジェスト

8/19 ボストン到着
MLB観戦
8/20 バスツアー
ボストン茶会事件博物館
8/21 オープニングセレモニー
ポケモンWCS・Day1
8/22 ポケモンWCS・Day2
ポケモンオーケストラコンサート
8/23 サイドイベント
ポケモンWCS・決勝戦
クロージングセレモニー
交流会
8/24 ダックツアー
ボストン美術館
8/25 ボストン出発

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1日目 ボストン到着、MLB観戦


8月19日、日本代表団は成田空港に集合します。
今年のマスターカテゴリ(年齢無制限の部)、トラベルアワード持ち日本代表は、6月14日の日本代表決定大会で優勝したビエラさん、準優勝したもりやまさん、そしてベスト4になったBIDCさんと私の4人。
ポケモンWCS2015日本代表決定大会、マスターカテゴリのパーティまとめ
昨年と同じく、日本代表団はポケモンカード勢やジュニア・シニアの保護者などを含めて全体で50人ほど。
16時に集合して搭乗手続きを行い、18時ごろボストンへの直通便で出発します。



フライト時間は13時間。映画を四本ぐらい見れました。
ボストンに到着したのは現地時間の夕方ごろです。
バスに乗って選手が宿泊するホテル、シェラトン(Boston Sheraton)に向かいます。


シェラトンの玄関にはポケモンWCSの照明が!

シェラトンに着いてルームキーをもらってからは、最終日まで自由行動です。
夜の8時を回っていましたが、私はある場所に向かいます。
シェラトンから徒歩15分。

ボストンレッドソックスの本拠地、フェンウェイパーク(Fenway Park)
この日はレッドソックスvsインディアンスの試合が行われていました。
チケットはボストンに行く1週間ほど前に、ゆういちさん達と予約していました。
ゆういち「メジャー行くぞ!!」

到着した時はすでに7回だったので短い時間でしたが、
本場の野球を間近で見ることができて嬉しい体験でした。
9回にクローザーとして日本人の田澤選手が登場。
Tazawaコールのなか、3者凡退に押さえ、6対4でレッドソックスの勝利!

日本人の活躍にあやかりたいなと思いつつ、ボストン1日目を終えます。

2日目 バスツアー、ボストン茶会事件、物販、ウェルカムキット受け取り

早朝、シェラトンのロビーにて、シンガポールから来ていたヨウコさん、カナダから来ていた親玉さんと会います。
ヨウコさんに東南アジア勢を紹介してもらいました。
シンガポールの代表やその応援として来ていた、Theronさん、Waiyinさん、Shawnさん、Coreyさん、Adeleneさん、Theoさん、Chelseaさん、Zulさん、Danielさん、Amirさん、マレーシアから来ている世界大会スタッフのウィルソンさん。
親玉さんに通訳をしてもらったこともあり仲良くなれました。
そして彼らと一緒にボストンバスツアーに行くことになりました。
途中でボストン茶会事件博物館に寄るとのこと。ボストンと言えばボストン茶会事件だと思っていたのでワクワクします。

ボストンはアメリカで最も古い街の一つ。レンガ造りの建物が多く歴史を感じる町並みです。

マサチューセッツ工科大学、ハーバード橋などをめぐり、ボストン茶会事件博物館(Boston Tea Party Museum)へ。

アメリカ独立戦争の起点になったことで有名な「ボストン茶会事件」をテーマにした博物館。

博物館では、事件の演劇や独立戦争のムービーを見たり、船に乗ったり、

そして事件と同様に、船上から茶箱(の模型)を海に投げ捨てる体験もさせてもらえましたw

博物館を見終わった後はシェラトンに戻り、東南アジア勢と別れます。
観光が楽しすぎてボストンに来た本当の目的を忘れてしまいそうでしたが、ポケモンに切り替えていきます。
夕方、ウェルカムキット(参加賞)を受け取りにハインズコンベンションセンターに向かいます。
売り切れる前に、と物販にも並びましたが、
今年は供給過多だったようで、大会期間中もずっと売ってました。

今年もWCS2015の柄が入ったシャツ、帽子、プレイマットなどを手に入れます。

TCGのプレイマットに対して、VGCの「バトルマット」。
去年は無かったグッズでした。これに3DSを乗せて対戦するのは胸熱ですね。

この日の夜はScarさん、たっぴーさん、YTさんとシャックバーガーを食べに行きました。
昨年、ワシントンDCで食べたもののなかで一番美味かったのがこのシャックバーガーでした。
一年前を懐かしみつつ、ボストン2日目を終えます。

3日目 オープニングセレモニー、ポケモンWCS・Day1

この日はオープニングセレモニーとDay1が行われます。
いよいよ世界大会の会場、ハインズ・コンベンションセンター(Hynes Convention Center)に入ります。

会場入口


メインステージはブルーライトドライアイスによる演出がされています。

開催地ボストンが港町であることにちなみ、今年の大会は「海」がコンセプトになっているようです。
会場は深海をイメージしているそうで照明は暗め、
マスコットはアクア団の帽子を被った船長ピカチュウ
メインステージは茶会事件博物館で見たような船のようです。
(海繋がりで)なみのり日記著者としては頑張りたいですね!w


オープニングのムービーは動画の06:00辺りから。
昨年のWCS2014オープニングに感激したので今年も楽しみにしていました。
その期待を裏切らず、音楽の壮大さも相まって非常にかっこいいムービーでした(今年は映れませんでしたが…w)。

例年、開会式では新しいメガシンカポケモンの発表が会場で行われますが、
今年は、新作ゲーム「ポッ拳・WiiU」の発表が行われていました。
会場にもポッ拳のアーケードが設置され、行列ができます。
メインモニターでもDay1の対戦の合間に、ポッ拳のバトルを映していました。

外国人ウケはいい様子。AaronやSejunも楽しそうにポッ拳やってますw

開会式が終わり、世界大会一日目(Day1)が始まります。



私も含め日本代表組はDay2から参加するため、この日は観戦です。

世界大会は今年からシステムが変わりました。
Day1・Day2の2日間を通して大会が行われ、
Day1を勝ち上がったプレイヤーがDay2に進める方式。
日本代表やCP最上位のプレイヤーは、シードでDay2からの参加になります。
Day1について、日本・韓国以外では各地の大会でCP(チャンピオンシップポイント)を多く稼いだプレイヤーだけが出られるのに対し、
日本人は誰でも参加できるシステムになっています。
そのためDay1参加者約120人のうち、40人ほどを日本人が占めることになりました。

何人がDay1を抜けるのか、当日まで明らかにされてはいませんでしたが、
マスターカテゴリでは「6試合行い、4勝すればオポネントに関わらず通過(4勝2敗までOK)」のスイスドロー形式となります。
13人の日本人がDay1を通過。
シニアカテゴリでは「2勝すれば通過」、もっと人数の少ないジュニアカテゴリではDay1参加者が全員通過となっていたそうです。
身内が通過して嬉しい気持ちもある反面、
ジャパンカップ+代表決定戦と比べて簡単に代表と同じ権利を手に入れられることに複雑な気持ち。
Day1を抜けて勢いのあるプレイヤーに負けないよう、
帰ってからはひたすら対戦募集をして準備運動していました。

4日目 ポケモンWCS・Day2、ポケモンオーケストラコンサート

いよいよ決戦の日です。
再びこの舞台に立てたからには、去年果たせなかった優勝を成し遂げたい!

この日使うパーティは決めていました。
バトルロードグロリアなどの機会を利用して様々な構築を試しましたが、
使い慣れが不十分で海外の環境の広さに対応できなかったり、
あちらで多いというミロカロスがどうにもならなかったりで没に。
日本代表決定戦で使用したものと面子は同じ、雨サナバレルを使うことにしました。

海外の環境については、主に以下のサイトを参考にしました。
Italy Masters Division Top-8 Teams
United States Masters Division Top-8 Teams
Germany Masters Division Top-8 Teams
海外勢の構築に多いポケモンのなかで雨サナバレルの天敵になりそうなのは、穏やかボルトロスギルガルド
この2匹の対策に重点を置いて構築を弄ることにしました。

日本代表決定戦で使用した雨サナバレル

サーナイト ハイパーボイス サイコキネシス ふういん まもる サーナイトナイト
モロバレル ヘドロばくだん キノコのほうし いかりのこな まもる ゴツゴツメット
ニョロトノ ねっとう なみのり れいとうビーム あまごい こだわりスカーフ
ルンパッパ ねっとう ギガドレイン れいとうビーム ねこだまし とつげきチョッキ
サンダー 10まんボルト ねっぷう おいかぜ はねやすめ タラプのみ
ワルビアル はたきおとす ばかぢから ストーンエッジ まもる いのちのたま

赤字が日本代表決定戦との変更点。
サンダーは持ち物をオボンからタラプに変更。
羽休めとのシナジーがあり、特に対ギルガルドで真価を発揮します。
シャドボのDダウンを引いて相殺されることもありますが、
逆に追加効果を受けた時の保険と考えることもできます。
特殊偏重な構築には刺さりやすく、この構築ではトノルンパのおかげで岩雪崩持ちを選出されにくいこともあって突破されにくいです。

ワルビアルは下記の通り、技・特性・持ち物・性格・配分を変更。

雨サナバレルにとって厄介な相手である穏やかボルトロスを一撃で処理するのが目的です。
ほか、ギルガルドのワイドガードをすり抜けてリザードンなどを攻めることもできます。

単純に味方を巻き込む地震が使いにくいことと、
ナットレイバンギラスといった雨サナバレルの苦手分野の敵に有効であることから
馬鹿力を使うことにしました。
はたき落とすで打点を入れにくいガルーラに有効なのもグッド。

  • 陽気→意地っ張り、達人の帯→命の珠、配分:草結び耐え調整→ASぶっぱ

火力の強化により、167-170ギルガルドをはたき落とすで高乱数 (56.3%)一発に。
素早さに振るなどしてHPに振り切っていないギルガルドはさらに高い確率で落ちます。
…が、まさか呑気ギルガルドと戦うとは思っていませんでした(
ほか、耐久無振りのメガガルーラとHP振りの穏やかボルトロスを、
馬鹿力・ストーンエッジによりそれぞれ確定1発で落とす火力を持っています。

余談ですが、サーナイトのトレース、ワルビアルのはたき落とすで情報アドバンテージを得られることがマッチ戦ではよく役に立ちます。
例としては、トレースでガルーラの精神力の有無を調べておくことで、次の試合にニョロルンパを先発で出して猫騙しをガルーラに撃つことができる、
はたき落とすでギルガルドを倒しつつ防塵ゴーグル・弱点保険の有無を調べることで、次の試合でキノコの胞子・ねっぷうを撃ちやすくなる、等。

ジャパンカップ、日本代表決定戦、世界大会と今年はずっとこの構築と共に戦うことになりました。
ブログで公開した構築を再度使うため、情報バレの不安はありましたが、
1,マッチ戦であることに加え、観戦モニター等で構築の情報はいくらでもバレること。
2,サーナイトがトリル無し・封印持ちであることなどを除けば、この構築はバレて厳しい要素が少ないこと。
3,海外勢からブログが読まれている可能性は低いこと。
などを考えると、さほど問題では無いのかなと思いました。
ただ、3に関しては日本勢が多くDay2に進出したため計算外だったかもしれません。
また、前日に地紋さんから教えてもらったのですが、オールドマンさんという方が私のブログの英訳記事を書いていたらしいw
Baradoru (balder) Top 4 team and Report Japan VGC Nationals 2015

Day2の参加者は74人。内訳はアメリカ18、日本17、ドイツ13、イタリア7、イギリス4、シンガポール3、韓国2、スペイン2、コロンビア2、チリ1、メキシコ1、ペルー1、ロシア1、オーストラリア1、カナダ1。
WCS / 【完全版】DAY2出場者リスト(e-Sports Runnner)
7ラウンドのスイスドロー制。
スイスドローラウンドを抜けられるのは上位8名のみ(トップカット)で、
その8名のトーナメントにて優勝を競います。
対戦形式は2本先取した側が勝ちのマッチ戦(BO3)
対戦時間は最大15分で、
1ターンあたりの思考時間は45秒と短め。
ORASでもライブ大会ではバトルビデオの保存ができないのが残念。
メモは可能です。私はそのメモに対戦相手のサインをもらうことにしていました。

今年はパーティをシートに書いて提出することが求められました。

オフ会のエントリーシートと似ていますが、性格、持ち物、特性、技すべて書く必要があるとのこと(日本語で可)。
シートを書いて待機していると、観戦に来ていた増田さん、大森さんが通りかかったので握手してもらいました。
選手ミーティング、シート回収の後、一回戦の組み合わせが発表されます。

ROUND1
vs Alec Rubin選手【アメリカ】


去年と同じく、アメリカ代表選手が初戦の相手です。
相手パーティはいわゆるCHALK。
クレセリアヒードランモロバレルランドロス霊・ガルーラの英名頭文字を取ったもので、個々のスペックの高さと互いのシナジーから日本環境のスタンダードとして定着しています。
アメリカにも使い手がいるとは。
とはいえ、よく知らないパーティに分からん殺しされるよりは、戦い慣れたCHALKと戦う方が精神的には楽。
パーティ相性もかなり有利なので、勝てる自信がありました。
ボルトロスではなくニンフィアの入ったCHALKなのでワルビアルは選出せず。

対戦レポートでは左二匹が先発です。
一本目
vs
初手は相手がガルーラモロバレルにバックし、クレセリアがトリルを貼ります。
トリル下、クレセリアをキノコの胞子で眠らせようとしたものの防塵ゴーグルを所持しており通らない。
とはいえクレセバレルの並びは打点が乏しいため、こちらはサーナイトが眠らされたものの一匹も失わずトリルを凌ぎ、
逆にルンパッパで相手のバレルを倒します。
二度目のトリルを許さずクレセリアを処理することにも成功。ゴーグルを持っているということはオボンが無いため脆いです。
ニョロトノの波乗りを中心に攻めてガルニンフを削り切って勝ち。

二本目
vs
メガサーナイトの封印でニンフィアのハイボ、クレセリアのサイキネを封じます。
相手は手助け恩返しでバレルを落とそうとしてきたものの耐える。
これによって封印サーナイトを長く維持できたこともあり勝ち。

○○ マッチ勝利
まずは一勝。
スイスドローの初戦はオポネントの都合もあり非常に大事なので、ホッとしました。

-ROUND2
vs Choi Jeong Kyu選手【韓国】


攻撃範囲の相性が良いリザ・ラティ・テラキで上からガンガン殴ってきそうなパーティ。
テラキオン以外は特殊なので、チョッキルンパもタラプサンダーも刺さりそうです。
追い風を決めることを目標に、初戦はルンパサンダーの猫追い風から始めることにします。

一本目
vs
先発はやや予想外でしたが、ルンパサンダーにとっては不利な対面ではありません。
シャドボ、冷凍ビーム、10万ボルト、ヘドロ爆弾で殴り合い。
タラプが発動したサンダーの羽休めを警戒してか、ギルガルドがブレードのまま動いてきたので熱風で焼く。
後発のラティオスは持ち物がスカーフだったようで冷凍ビームで拘る。
サンダールンパが倒されて、ラティリザvsサナニョロの最終対面になります。
雨乞いで熱風の火力を弱め、ハイパーボイス、サイキネ×2でラティリザを倒して勝ち。

二本目
vs
タラプサンダー見せたしテラキオン来るかな…と考えてニョロルンパを先発に。
予想は当たったものの、プレイングミス。
リザードンが控えている相手に対してはリザ死に出しをさせないようにするかニョロトノを一旦引っ込めるべきだったのに、冷凍ビームでラティを集中してしまう。
結果、ラティを倒したもののリザードンが死に出しされ晴れで制圧されて負け。

三本目
vs
3戦目も先発は出し勝ち。相手はニョロルンパを警戒した選出です。
この日初めて選手したワルビアルですが、ストーンエッジボルトロスを、はたき落とすでギルガルドを倒すなど暴れてくれました。
数の差をつけたことで天候合戦も有利に働き、ニョロトノリザードンを倒して勝ち。

○×○ マッチ勝利
天候合戦を制して勝ち。
二連勝で勢いに乗ります。

-ROUND3
vs BIDC選手【日本】


とうとう日本人とマッチング、日本代表のBIDCさんです。
日本代表決定戦では3位決定戦をやらなかったので、真の日本3位を決めるノリ。
BIDCさんのパーティは日本代表決定戦とほぼ同じ面子。
ミロカロスクレセリアに変わっていますが、そのおかげでワルビアルが出しやすい。
お互いにブログで構築を公開していたため中身をよく知っていましたが、こちらはBIDCさんのポケモンの配分までは知りませんでした。

一本目
vs
ワルビアルの馬鹿力でガルーラを殴りにいきますが落とせず、グロパンラスカで反撃を受けてワルビアルを落とされます。
しかしその間にガルドを眠らせておき、ガルーラもハイボorゴツメ圏内なので怒りの粉+ハイボの態勢が整います。
ガルーラを倒した後、ランドガルドvsサナバレルの対面。
ここでHP満タンのバレルが倒されることはないと考えて守る+キノコの胞子を選択しますが、
なんとランドロスの巻き込み地震ギルガルドの弱点保険が発動。
地震と2倍シャドボの集中攻撃でモロバレルが撃沈します。
2倍影打ちでサーナイトが縛られ負け。

二本目
vs
今度は初手でサンダー側が集中攻撃を受けて倒されたものの、倒される前に追い風を展開。
追い風下のワルサナでガルーラボルトロスを倒します。
最後にワルサナ対ガルドクレセの対面。
はたき落とすとハイパーボイスの集中攻撃でギルガルドを落とせるだろう、
……と確信していましたが、耐えられる。
後でBIDCさんのブログを見ると167-209-171ギルガルドでした。硬すぎワロタw
弱点保険が発動してラスターカノンワルビアルが落とされ、
再び影打ちでサーナイトが縛られて負け。

×× マッチ敗北
弱点保険ギルガルドに対して誤算が相次ぎストレート負け。
物理耐久が高いガルドは巻き込み地震弱点保険もやりやすいのか…
感服しました。

-ROUND4
vs Jamie Miller 選手【イギリス】


テーブルにメガバシャーモのぬいぐるみ、パーティの中にもいます。
炎タイプ二匹なので雨を降らせたいところですが、ナットトドンで水をメタられています。
特にナットレイは雨サナバレルにとって危険な相手です。
今回はワルビアルが馬鹿力を持っているため頼もしいですが、ムクホークの命がけで1:1交換されてナットレイ処理ルートを失うと厳しいので気をつけなければなりません。

一本目
vs
ムクホークの命がけはサーナイト方向。
ワルサンダを温存できたためナットレイで詰むことは避けられると思ったら今度はトリトドンが面倒なことに。
はたき落とすで強烈な打点を入れつつオボンを落としたこともあり何とか処理に成功。
追い風を展開してニョロトノメガバシャーモを、ワルビアルナットレイを縛る形が完成して勝ち。

二本目
vs
バレルでサンダーを守る布陣が一番刺さりそうだと思ったのでこの先発。
初手、怒りの粉+熱風を使うとムクホークが命がけでバレルに突っ込んできて、これを耐える。
シングルダメージの熱風がナットレイに通って一撃で処理することに成功。
1ターン目にして爆アドです。
あとは数的有利を活かして威嚇と再生力を交代で回してバシャーモを翻弄し、勝ち。

○○ マッチ勝利
昨年の世界大会でムクホーク入りのパーティとナットレイ入りのパーティにそれぞれ負けたこともあり不穏を感じていましたが、勝つことができました。

-ROUND5
vs やすまつ 選手【日本】


再び日本勢。Day1を勝ち上がったやすまつさんとの対戦です。
サナバレルミラーですが、相手はカメックスとの2メガのようです。
雨でしおふきを強化する懸念はありましたが、その他のポケモンカメックスに強いためニョロトノを出すことにします。

一本目
vs
ボルト式猫騙し(電磁波)でサーナイトが痺れる。
交代で出して電磁波を受けたモロバレルもまた痺れる…
結局ハイパーボイスを一回しか通せず、こちらのサナバレルが地震で倒されます。
その後、ニョロルンパの猫騙し波乗りでボルトロスを落とし、
サーナイトの守るを読むことにも成功。
バレルに眠らされたニョロトノが起きれば勝ち、という場面まで巻き返しましたが起きずに負け。

ニ本目
vs
封印を使ったこちらのサーナイトランドロスのハチマキ地震急所で落ちたのが非常に痛い。
が、ルンパッパの冷凍ビームでボルトロスが凍ってワンチャンを手に入れます。
ボルトロスを放置してひたすら相方を狙う方針でしたが3ターン目辺りで溶けて電磁波を撒かれ負け。

×× マッチ敗北
運が悪い部分もあったものの、相手のサナバレルに対してワルビアルが出しづらく、
電磁波に対して無防備だったのが不味かったように思います。
ランドロスのハチマキ地震を透かす意味でもサンダーを出すべきだったかもしれません。

-ROUND6
vs Eugenio Discalzi 選手【イタリア】


ファイアロー入りのトリパは自分も考えたことがあります。
ファストガードで悪戯心挑発や猫騙しを防いでトリル起動するやつでしょうか。
サマヨールにせよクレセリアにせよ、はたき落とすハイボの集中で落とせると考えました。

一本目
vs
メガシンカ前の行動順番は、準速ワルビアル→準速サーナイトなので、
はたき落とすでサマヨールの進化の輝石を落としてから、ハイボを通す流れができます。
相手はアローをクチートに入れ替え威嚇を撒いてきますが、
それでもサマヨールを落とすことができました。
交代で出てきたクチートメガシンカ前なのでハイボで半分削れます。
後はサナバレルで詰めていき勝ち。

二本目
vs
初手ハイボ、胞子で両動かし。相手はハリテヤマをドランに入れ替え、胞子でサマヨールが眠ります。
トリルは封じたものの、ニョロトノを選出していないためドランが厳しい。
ワルビアル地震警戒でドランが動いてこないことを読んでいましたが、ずっと突っ張られる。
シュカだったのかも。最終的には馬鹿力で落とします。
ラスト、サンダーvsクチートの対面。どちらも残りHP赤ゲージ、択が発生します。
10万ボルト読み不意打ち読み羽休め読みじゃれつく読みで10万ボルトを選択。
クチートのふいうち!」
負け。

三本目
vs
ファイアローが鬼火をワルビアルに撒いてきます。
予想外な技でしたが、岩技が岩雪崩ではなくエッジなのでアローを落とすことができました。
後はニョロトノでドランを、モロバレルサマヨールクチートをマークして勝ち。

○×○ マッチ勝利
トリックルームの阻止に成功。
ここまで4勝2敗。最後に1勝すればオポネント次第で決勝トーナメントに上がれる可能性があります。

-ROUND7
vs Luca Breitling-Pause 選手【ドイツ】

最終戦。奇しくも去年と同様に、アメリカ勢との戦いに始まりドイツ勢との戦いに終わる形となりました。

雨サナバレル最大の天敵、メガフシギバナ。ここで当たるとは。
ジャパンカップ以降レートで全く見てないし、メガボーマンダの活躍で海外環境からも駆逐されたイメージでほぼ対策を切っていたので焦ります。
フシギバナに打点のあるサーナイトを大事に扱いつつ戦うしかありません。

一本目
vs
タラプサンダーを軸に戦います。
サンダー、ワルビアルに水ロトムで鬼火を撒かれますがさほど痛手にはならず、ギルガルドと水ロトムの処理に成功。
ニョロトノで雨を降らせてエンテイの聖なる炎の威力は下げたので、あとはサーナイトのサイキネでメガフシギバナを削れば勝ちだ…
そう考えていたものの、エンテイの方向からトンデモナイ技が飛んできます。
エンテイアイアンヘッド!」
頭が真っ白になりました。HP7割程度だったサーナイトは倒れ、フシギバナの処理手段を失い負け。
「アイヘというピンポイントな技が入るのは、技スペに余裕のあるハチマキかチョッキだろう」
と、この時点で考えられなかったことが二戦目につながってきます。

二本目
vs
この試合ではフシギバナサイコキネシスを通すことができました。
サンダーの熱風のダメージとあわせて念願のフシギバナ撃破。
ラスト、お互いに消耗したニョロトノサンダー vs エンテイガルド。
前述のとおり、エンテイがハチマキかチョッキだと感づいていれば、スカーフニョロでエンテイを倒してサンダーの羽休めでガルドをハメて勝ちだったのですが、この時はそのことまで頭が回らず、エンテイの守る読みでガルド方向に集中攻撃をかけてしまいます。
結果エンテイにサンダーを倒され、ニョロトノではギルガルドを落としきれず負け。

×× マッチ敗北
最後に大きな悔いを残し、この日の対戦を終えます。

ROUND1 ○○ WIN
ROUND2 ○×○ WIN
ROUND3 ×× LOSE
ROUND4 ○○ WIN
ROUND5 ×× LOSE
ROUND6 ○×○ WIN
ROUND7 ×× LOSE

結果は4勝3敗で25位。
74人中25位なので、60人中20位だった昨年とほぼ同じ位置に落ち着いた感があります。
ただ、悔しさは去年以上でした。
ストレート負けが相次ぎ実力不足を感じたのに加え、
今年は日本人がトップ8をほぼ独占、特に日本代表勢が活躍しており、
それに比べて予選落ちに終わった自分が情けなくて、
もうむっちゃ萎えた(しゃで語

自分が当たったパーティのメガシンカ枠は、ガルーラリザードンバシャーモサーナイトカメックスクチートフシギバナと想像以上に多様。
世界大会の環境の広さを改めて実感しました。
とはいえ、今年の世界大会は日本勢のガルーラスタンが上位を独占する結果となりました。
VG Masters Division Top-8 Teams
Teams from the 2015 Pokémon World Championships
ORASが世界同時発売されてから、海外環境はメガメタグロスやメガボーマンダに寄り道気味だったのに対し、
日本ではガルーラとそのメタを軸に環境が進んでいたように思います。
昨年の世界大会はガルーラが上位に食い込まなかったため、海外ではガルーラの評価が低かった部分があったのかもしれません。
そのため日本勢のガルーラスタンが環境を何歩かリードしていた、といったところでしょうか。
昨年、日本ではジャパンカップが終わってから全国ダブルに移行する人が多く、カロスダブル環境は停滞していたのに対し、
今年はジャパンカップ・代表決定戦が終わってからもバトルロードグロリアなどを通して全国ダブルの環境が進み続けていたことも日本の勝因にあると思います。
これから日本の環境が海外から注目されることは必至ですね。

世界大会の対戦はニコ生とTwitchで生放送されていましたが、自分の対戦は一度も映りませんでした。
情報バレがなかったと考えると得ではありますが、一度ぐらいは映りたかったなというところ・・・

しばらく萎えていましたが、この日の夜20時からずっと楽しみにしてきたポケモンオーケストラコンサートが行われるためそちらに切り替えていきます。
アメリカではこの「ポケモンシンフォニー」というコンサートが各地で行われていますが、毎年WCSの期間になるとその開催地で開かれているようです。
昨年、ワシントンでも観に行きました。
今回の会場はシェラトンからタクシーで20分ほどの距離にあるブルーヒルズ・パビリオン(blue hills pavilion)
私、おやつ、ゆういち、masa、りょうこん、BIDC、ペンギンというメンバーで観に行きます。


初代からXYまでのポケモンゲームの曲をオーケストラアレンジしたものが演奏されます。

赤・緑 ロケット団アジトなど
金・銀 スズの塔など
ルビー・サファイア チャンピオンロードなど
ダイヤモンド・パール 209ばんどうろなど
ブラック・ホワイト 10ばんどうろなど
X・Y プラターヌ博士のテーマなど

大画面では曲にあわせてゲームのプレイシーンが映り、とても懐かしいです。
久々にポケモンのストーリーもやりたくなりました。
最後に増田順一氏が登場し、
XYエンディングテーマの「キセキ」を演奏してフィナーレ。
素晴らしいコンサートでした。

5日目 サイドイベント、ポケモンWCS・決勝戦、クロージングセレモニー、交流会

世界大会の決勝戦が行われる日です。
マスターカテゴリでは、ビエラさんvsBIDCさんが行われます。
そのBIDCさんとシェラトンのロビーで会いました。ビエラさん撃破のプランをしっかり練っているようでした。
この時点で世界大会公式サイトにお互いのパーティが載っており、技から性格まで情報が割れています。

午前中はサイドイベントが行われました。
参加する前に世界大会限定のサメハダーを受け取ります。


スイスドロー形式で、優勝すればボストンバッグのもらえるサイドイベントに出場します。
2戦目に何かトラブルが…


通信エラーが発生したらしく、勝敗の判定でゆういちさんがゴネていたw(15分ぐらい。相手は10歳ぐらいの子ども)
判定でゆういちさんの勝ちになりますが、相手の子どもが泣き出す。
クレイジージャパニーズ…
ゆういち選手「後で仲直りしたから!」

私は1戦目、2戦目と勝利し、3戦目にDay2参加プレイヤーと当たります。
スペイン人のAlex Gomez選手。
選出画面でこちらのパーティを見ると、
「barudoru? Nice to meet you!」と握手してくれました。嬉しいですね
対戦は相手のギルガルドの使い方がうまくてごく普通に負けました。

ゲームの決勝戦が2時間ほど繰り上げになったらしく、観戦に行くためこの大会は4戦目でドロップ。
ちなみに、繰り上げになった原因の一つは午前中に行われていたポケモンカードの決勝戦でほぼ先行1キルが決まったからとのこと。
Mahさんが日本勢応援用の旗を用意してくれてましたw

今年はジュニア、シニア、マスター全てに日本人が出ます。
ジュニア、シニア決勝戦は日本人対外国人の構図。
ジュニアでは韓国の少年を倒しコトネちゃんの優勝。おめでとうございます!

マスターカテゴリは日本人対決。
予選で自分と戦った相手でもあるBIDCさんに頑張って欲しいけど、ビエラさんが勝ってジャパンカップ・日本全国大会・世界大会3冠の偉業を為すところも見てみたい。
自分もあの場に立ちたかったな・・・
などなど複雑な思いでしたが、頂上決戦を目の前で見られることを楽しみにします。

ガルーラスタン同士の白熱した読み合い。
自分はスタンダードをあまり使いませんが、こういうのを見ると使ってみたくなりますね。
2-0とワンサイド気味で終わった2013年・2014年の決勝と比べ、
今回は両者の実力が拮抗しており、3戦目にもつれこむ熱い展開に。
激戦を制したのはビエラさん。おめでとうございます!
日本チャンピオンでもあったビエラさんには大きなプレッシャーがあったと思いますが、
それでも優勝してしまうあたり流石だと思いました。

そして表彰式と閉会式。

閉会式で流れたムービー。一つ一つの言葉に感動します。
世界のPOKEMON、今年も楽しむことができました。


そして来年の世界大会の舞台はサンフランシスコと発表されました。ジャイアンツか
今年のWCSは幕を閉じます。


WCSの全日程が終わったこの日の夜、シェラトンで毎年恒例(?)の交流会が今年も行われます。
記念にサインをし合ったり、ツイッター等のアカウントを教え合ったり、対戦したり、スマブラしたり、飲んだり、この時間が一番楽しいです。

Aiden McKinney君(ジュニア世界大会ベスト8、アメリカチャンプ)から勝負を挑まれます。
一戦終わっても「One more!」「again!」と再戦を挑まれるので結局5回対戦しましたw

去年の世界チャンプ、Sejun Parkとも再会します。

サインが上達してるw彼のシンボルでもあるパチリスですね。
Sejunは今年あまりポケモンができなかったそうです。
私のブログを見てくれていたようで、「ワルビアルの採用理由、impressive」と褒めてもらえました。
対戦を挑みますがボルト式猫だましで封印を止められて相手のサナのボイスが通って0-4で負け(
来年リベンジさせて欲しい。

オーストラリアの響さんの誘いで、やまちゃー君と組んで、William Hallさん、Dan Levinsonさんとマルチバトルをします。
マルチバトル結論パーティを披露してくれるらしい。
ギャラリーが増えてきて「あのジャパニーズ2人、"あれ"を知らないらしいぞ」という感じでざわめきだすw
猫の手ダクホまでは分かったけどその先が凄かったw
BV:LXYW-WWWW-WW2Z-MZPM
もしかして早起きヘルガーで相手のダクホを対策してるのか。

夜2時ごろまでロビーにいましたが、眠くなったので退散。
外国人たちと握手して別れます。

6日目 ダックツアー、ボストン美術館

この日はWCSの予備日でした。
BIDCさん、ペンギンさん、おやつさん、エルムさん、地紋さんと観光に行きます。
午前中はダックツアー。

水陸両用バスで、陸と海からボストンを観光するツアーです。
水陸両用とduck(あひる)をかけてるんですね。
このツアーではイヤホンで日本語のガイドを聞くことができました。


午後は、アメリカの三大美術館の一つ、ボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)に向かいます。
時間がなかったので全ては回れず、エジプト展やギリシャ・ローマ展、現代アート展などを巡ります。
古代ギリシャの精密な貨幣・彫刻など、ただただ凄くて圧倒されました。
茶会事件博物館といい、世界史好きにはたまらない体験です。

この日の夜はMahさんからお呼び出しがw
ジュニア・シニアの親父さん達と飲みます。
マスター以外のカテゴリのことを色々と聞けて面白かったです。

7日目 ボストン出発

ボストン出発の日。
チェックアウトを済ませ、シェラトンのロビーに集合します。
自分以外のマスターカテゴリの選手はトロフィーやら景品のボストンバッグやら持ってるのに自分は手ぶらで肩身が狭い(
ビエラ「よう予選落ちwwwwwww」
グロリアでは覚えとれよ・・・

バスでローガン空港に到着。お土産を買います。


再び13時間のフライト。
シニアカテゴリのケイタくんを隣の席に呼んで対戦したりしました。
ケイタくんも私と同じ二年連続の日本代表。
来年も国内予選を勝ち抜いて、お互いに三年連続日本代表になりたいですね。

8月26日、日本・成田空港に到着。
日本は台風が過ぎた後だったらしく、すっかり涼しくなっていました。
日本代表団はここで解散。
私も福岡への帰途に着き、旅を終えます。

終わりに


昨年、ワシントンDCでの世界大会に感動したので、
もう一度あの舞台に立ちたいと、今年は以前に増してダブルバトルに熱を注ぎました。
2月ごろから雨サナバレルを回し始め、
調整を重ねてジャパンカップ・代表決定戦を戦い、
ついには二度目の日本代表を勝ち取りました。

そうして辿り着いたボストンですが、
今年も本当に来て良かったと思います。
「海」をテーマにしたWCS、
観光で観たボストンの街の雰囲気と見事にマッチしていて感激しました。
余すことなくボストンを観光できたし、
日本から持参したカップラーメンに一度も箸をつけなかったぐらい、
ボストン名物のクラムチャウダーとロブスターは美味しかったです。
対戦については悔しい思いもしましたが、
多くの教訓を得たので、次に活かしたいと思います。

来年もまた、この場を目指して頑張ります。
そして今度こそ、世界一を勝ち取りたいです。
旅行中に絡んでくださった方、
リプライなどで応援してくださった方、
ありがとうございました!