【全国ダブル】ピッピマッスグマ

f:id:barudoru:20190723194255p:plain
QRレンタルチーム(PGL)

第40回がにゅーオフで使用した構築。チームで優勝することができました。
個人成績は5-3とまずまずでしたが、ダブルレートにて13連勝で1800に乗れたりと手応えはありました。

概要

パーティのエースはマッスグマf:id:barudoru:20190719203754p:plain
腹太鼓の後にピンチベリー+食いしん坊で全回復し、先制攻撃技の神速で制圧していきます。「A+6神速」のパワーの目安として、カプ・レヒレ(H177-B136)をちょうど確定一発で落とすことができます(ダメージ割合: 100.5%~118.6%)。したがってレヒレ以下の物理耐久のポケモンは皆倒せると考えて良いです。

また、腹太鼓は「攻撃を6段階まで上げる」技なので、その前に受けた威嚇は帳消しになります。腹太鼓使用後の威嚇は受けますが、霊獣ランドロス(H165-B110)なら+4神速でも確定で倒せるし、ガオガエンは地団駄で弱点を突けるため威嚇回しでマッスグマを止めるのは困難なはずです。

マリルリの太鼓ジェットと比較すると、神速は水技ではないためモロバレルカプ・レヒレトリトドン、天候晴れで止まることがなく、あちらでは倒せなかったメガガルーラなども神速の威力なら倒せます。神速の優先度が+2であることから、自分より速い相手の先制技で縛られることもなく、怒りの粉やサイドチェンジも無視できることがあります。一方、耐久の低さと耐性不足のため、起点にできる相手がほとんどいないのが悩み。普通に運用すると太鼓を使う1ターンの猶予を得るのも困難なので、サポート要員にピッピを添え、この指とまれ・フレンドガードでチャンスを作ります。f:id:barudoru:20150531130756p:plain
この指要員なら他にも候補はいますが、フレンドガードのおかげで全体技にも強いピッピが最も信頼できます。

太鼓を積んだ後の流れとしては、この指とまれで攻撃を引き付けたピッピが倒れる⇒後続から高速アタッカーを出しそれと神速マッスグマの二匹で両縛りをかける、という前のめりな戦術で勝負を決めに行きます。マッスグマは防御面が脆いため、威嚇や壁で耐久を補うのではなく両縛りによって反撃を防いだ方が良いと考えています。「攻撃は最大の防御」。そのための高速アタッカーとしてはカプ・コケコをまずチョイス。f:id:barudoru:20161220213754p:plain
デンキZで広範囲を縛れることに加え、エレキメイカーによりサイコフィールドを書き換えて神速を通せるというシナジーがあります。


基本選出のもう1匹、いわばメガ枠のポケモンにはバシャーモを選びました。f:id:barudoru:20180910235009p:plain
こちらも高速アタッカー。炎タイプなので神速の通りにくいメガメタグロスら鋼タイプに強く、加速込みの素早さでメガゲンガーやカプ・コケコの上を取れる点が評価できます。当初は積んだマッスグマと並べて両守るし、一度加速を挟んでから両縛りをかけることを考えていました。しかし両守るの間に威嚇を回されたりするのが嫌でもっと積極的に動いていける形を模索したところ、「神速で片方を縛りながら剣舞を積む」という積みリレー戦法に辿りつきました。相手は「片方が神速で倒されてももう片方の攻撃でマッスグマを倒す」といった具合に2匹ともマッスグマ方向への攻撃を選んでくることが多いため、放置されているメガバシャーモ剣舞・加速でパワーアップしてしまえるのです。二体目のエースを立てられるようになったことにより、マッスグマを大事に扱う消極的なプレイングをする必要がなくなり、より前のめりに攻めていけるようになりました。


まとめるとこの構築の理想の勝ち筋は次の通り。

①ピッピ+マッスグマを並べてこの指太鼓。f:id:barudoru:20150531130756p:plainf:id:barudoru:20190719203754p:plain
②ピッピが倒れたところでバシャーモを出し、マッスグマの神速で相手一匹を縛っている間にメガバシャーモ剣舞+加速。f:id:barudoru:20190719203754p:plainf:id:barudoru:20180910235009p:plain
マッスグマが倒れたところでコケコを出し、最強メガバシャーモと電気Zコケコで相手に両縛りをかける。f:id:barudoru:20180910235009p:plainf:id:barudoru:20161220213754p:plain


パーティの残り2匹は、基本選出で厳しい相手の対策をすることや、選出誘導によりピッピグマに対策を絞らせないことを意識しています。

5枠目にはキリキザンを採用。f:id:barudoru:20140517125036p:plain
悪+鋼の攻撃範囲がメガバシャーモマッスグマと相性が良く、メガゲンガー系など普通にバシャキザンが刺さりそうな相手にはこちらを軸にした選出を組みます。また特性が負けん気ということで相手の選出にも圧力をかけられ、猫だまし持ちのガオガエンや岩雪崩持ちの霊獣ランドロスなど、ピッピグマにとってやや面倒な相手を先発に出しにくくさせられるのもグッド。有名なバシャキザンの組み合わせを相手に警戒させることで、ピッピマッスグマへのマークを外させてピンポイントメタの選出を防ぎたいという思惑もあります。


ラスト1枠はスカーフ型の霊獣ランドロスを選びました。f:id:barudoru:20140517125139p:plain
ピッピグマコンビが苦手とするバンドリやリザドランに対してスカーフ型の霊獣ランドロスはよく刺さります。弱点を突いて広範囲を縛りつつ威嚇を撒けるポケモンなのでマッスグマバシャーモの積み技の助けになります。

個別解説

f:id:barudoru:20190719203754p:plainマッスグマ
しんそく、じだんだ、はらだいこ、まもる@ウイのみ/くいしんぼう】
168-134-81-×-99-104 (H116,A252,D140 ゆうかん)
※S個体値22
H:ピンチベリーと相性の良い4n
HD:フレンドガード込みでメガサーナイト(C209)のダブルダメハイパーボイスを2発耐え(97.7%)
S:無振りカプ・レヒレ(S105)-1

このパーティのエースでありコンセプト。7世代においてマッスグマは、ピンチベリー、神速、じだんだを次々手に入れて強化されてきました。腹太鼓+神速はドーブルを除けばこのポケモン固有のコンボであり、カプ・コケコのような高速ポケモンからカプ・レヒレのような硬めのポケモンまで、広範囲を縛ることができます。しかも食いしん坊+ピンチベリーで腹太鼓の隙を補うという、カビゴンに似た動きができます。

メインウェポンとなるノーマル技は当然しんそく。先制技なので追い風やトリルといったS操作を無視して相手を縛れるのがとても楽です。かつ優先度+2なので他の先制技より速く繰り出せ、素早さで上回っていれば怒りの粉やサイドチェンジよりも先に撃てます。ただしサイコフィールドで無効にされるので、こちらもコケコでフィールドを書き換えることで対策します。アマージョハギギシリは諦めるしかないです・・

サブウェポンは地団駄を持たせました。神速を軽減する岩・鋼タイプや威嚇持ちのガオガエンを殴るのに便利な技です。(太鼓した後に1度威嚇を受けるとガオガエンを神速で落とせる確率が80%ぐらいになるので極力地団駄を撃ちたい。)他の技候補には「じごくづき」「タネばくだん」「じゃれつく」などもありますが、攻撃範囲を考えると地団駄がベストと言えます。

カビゴンと同じく特性食いしん坊なので、腹太鼓で消費するHPはピンチベリーによってすぐに取り戻せます。虫食いやついばむを使われた時のことを考えてピンチベリーの種類はウイのみを選択。HPはピンチベリーと相性の良い4の倍数に設定。

性格を意地っ張りではなく勇敢にし、素早さを無振り85族-1にしていますが、これはカプ・レヒレの黒い霧対策です。太鼓を叩くターンはレヒレの黒い霧⇒マッスグマの腹太鼓、という素早さ順になるので太鼓が打ち消されず、次のターンに先制技の神速でレヒレを縛ることで相手の積み対策を封殺してしまえます。バシャキザンを見てレヒレを先発に出してくる相手は多いので、少しでもレヒレに安心して立ち回れるよう、このような調整にしました。生意気黒い霧レヒレはGSにお帰りください。基本的に神速だけ使うので最遅まで下げても問題ないのですが、ガエンやバンギに地団駄を撃つ際は素早さが必要になるので104ぐらいがちょうどいいかなと考えています。ただ素早さ無振りのサイチェンクレセリア(S105)が少々面倒です。

性格は攻撃に上昇補正のかかる勇敢で努力値も全振り。これによりカプ・レヒレ(H全振りB無振り)やモロバレル(ガエンのフレドラ耐え)をA+6神速で程よく確定一発となります。マッスグマの火力はシビアなので攻撃の努力値は振り切るのが望ましいです。そして耐久は特防に多めに配分。というのはこの指とまれで防げない特殊の全体技を意識しており、その中でもポピュラーなメガサナのハイボをフレガ込み2耐えできるように調整しました。


f:id:barudoru:20150531130756p:plainピッピ
【がむしゃら、このゆびとまれ、アンコール、まもる@しんかのきせき/フレンドガード】
177-×-99-×-96-55 (H252,B172,D84 ずぶとい)

HB:メガメタグロス(A197)のアイアンヘッドを高乱数耐え(75%)
HD:カプ・コケコ(C147)のスパーキングギガボルト(威力175)を最高乱数以外耐え
B:11n

この指とまれとフレンドガードを両立できる唯一のポケモンであり、これらを駆使してマッスグマの腹太鼓をサポートします。「マッスグマを攻撃するにはまずピッピを倒さないといけないが、ピッピが倒れたら裏からアタッカーが繰り出される」という状況を押し付けられるのがこの指とまれの強いところです。フレンドガードはこの指とまれで防げない全体攻撃技のダメージを弱められる有能な特性で、この指とまれ無しでマッスグマを動かす状況での保険にもなります。

技はコンセプトとなるこの指とまれ、猫だましターンを凌ぐための守るがほぼ必須として、残り2枠に多くの選択肢があります。選んだ技はアンコールとがむしゃらでした。アンコールはトリルや積み技対策になり、相手の行動を固定することで積みの起点作りに繋がります。もちろんZ技でアンコールを潜り抜けられるのには注意が必要。がむしゃらは挑発されても撃てる攻撃技。ピッピがノーダメージで居座ることは基本ないので相手のHPをがっつり削って味方の攻撃の圏内に入れやすいです。

・不採用にした技について
雨乞い、日本晴れ、光の壁、リフレクター、甘える⇒いずれも後攻での使い方が難しい。
手助け⇒素早さに関係なく使えるが、味方の火力は足りている。
スポットライト⇒サイチェン対策になるがそもそも神速がサイチェンに強いのであまり意味がない。
お先にどうぞマッスグマのメイン技が先制攻撃なのでシナジーが薄い。
癒しの波動⇒紙耐久なマッスグマメガバシャーモのHPを半分回復させても焼け石に水
凍える風⇒味方の神速マッスグマや加速バシャーモはS操作の恩恵を対して受けない

持ち物は進化の輝石で耐久を補強。ピッピが一撃で倒れてしまうとフレンドガード無しのマッスグマに攻撃が通って負けになるのでそれだけは避けたいです。性格・努力値は物理耐久に寄せるか、特殊耐久に寄せるかで悩ましい問題になります。B重視にしたらメガメタグロスアイアンヘッドを耐えられるようになるし、D重視にすればメガゲンガーヘドロばくだんを耐えられるようになるのですが、メガゲンガーはバシャキザン側に任せることにしたので前者を選びました。「A197メガメタグロスのアイヘを75%で耐え」とかなり妥協した配分ですが、197まで振り切ったメガメタグロスは環境にほぼいないし、190程度のアイヘであれば確定耐えできるので問題ないと考えています。

素早さを最遅にはしませんでした。ピッピのS種族値は35と中途半端で、最遅にしてもドータクンやヤドランをトリル下で抜けないし、S無振りで最遅ゴチルゼルや最遅ポリゴン2の下は取れるので困ったことはあまりないです。またHPを16n-1にしていないのは、基本1ターンで退場するので定数ダメージを受ける状況が少ないと感じたため。


f:id:barudoru:20180910235009p:plainバシャーモ
フレアドライブいわなだれつるぎのまい、まもる@バシャーモナイト/かそく】
156-233-100-×-100-152 (H4,A252,S252 いじっぱり)

メガシンカ前:156-189-90-×-90-132

このパーティのメガ枠。剣の舞と加速によりマッスグマに劣らない制圧力を発揮でき、相手がマッスグマに気を取られているうちにしれっと積んでいく裏のエースです。もちろんピッピと並べて積んでいくのも有り。

メガメタグロスメガゲンガーカミツルギらを倒せるフレアドライブをメインウェポンにし、サブ技には岩雪崩をチョイス。積んだ状態での全体攻撃技は単純に強力であり、A+2なら耐久にあまり振っていないサンダーやガオガエンも一撃で倒しきれます。素でもリザードンらを倒せるほか、取りこぼした相手を効率よく仕留めるのにも向いています。もちろん加速によって高めた素早さから追加効果の怯みを狙えるのも強いです。

剣の舞を持たせたこと、加速とのコンボにもなる守るが必須であることで、攻撃技に割ける技スペースは2つのみ。格闘技は切ることになりました。ガオガエンカビゴンは岩雪崩とフレドラでそれぞれ大きく削れるし、バンギラスらは味方のコケコランドに任せて良いと判断しています。そもそもインファイトを覚えないメガバシャは馬鹿力、とびひざげり、けたぐりと癖のある格闘技しか使えず、どれも満点とは言い難い性能です。

フレドラの反動を踏まえると耐久調整が役に立つことはほぼないのでASの配分。攻撃に補正をかけるとカプ・コケコやメガサナをフレドラでワンパンできる可能性が高まるので性格は意地っ張りを選びました。


f:id:barudoru:20161220213754p:plainカプ・コケコ
【かみなり、ボルトチェンジマジカルシャイン、まもる@デンキZ/エレキメイカー】
146-×-105-161-95-182 (H4,C252,S252 ひかえめ)

サイコフィールドを打ち消すためのフィールド要員はこのパーティに必須。前のめりなパーティの性質上レヒレは好ましくなく、コケコかブルルかの拓でしたが、空いているZ技を使って広範囲を縛れるコケコが適任と判断しました。

コケコの電気Zは多くのポケモンが耐え調整をしていることから、それを打ち破れるようZのベースは雷、しかも性格を控えめとし、縛れる範囲をかなり広げました。例として、臆病コケコの10万ボルトベース電気Z耐えをしているガオガエン(H200-D129)は81.3%の高乱数で倒すことができます。マッスグマorメガバシャーモと共に相手に両縛りをかけ、相手の反撃を封殺して勝つことを目指します。

フェアリー枠としてジャラランガに対抗する役割もこなせるよう、マジカルシャインも装備。ジャラランガの横にはメガゲンガーがいる場合はキリキザンないしスカーフランドロスで縛りながらコケコを通す感じになります。

3つめの技は、テテフとのフィールド合戦を有利にするためのボルトチェンジです。ただ相手に守られたりランドロスに受けられてしまうと交代ができないので、場合によっては素引きも必要。雷を採用している手前、命中安定な電気技としてもボルチェンは役に立ちます。バシャーモ+コケコではトリトドンメガラグラージがきついので草結びも持たせたいのですが、技スペースが足りませんでした。

性格を控えめにした弊害で、メガゲンガー、スカーフバンギラスアーゴヨンには抜かれてしまうので注意が必要です。これらの処理は味方に任せたいところ。


f:id:barudoru:20140517125036p:plainキリキザン
【はたきおとす、ふいうち、アイアンヘッド、まもる@きあいのタスキ/まけんき】
141-194-120-×-90-122 (H4,A252,S252 いじっぱり)

不意打ちと負けん気で相手に圧をかけるポケモン
ゲンジャラに対して不意打ちでゲンガーを縛りながらコケコを通したり、バンドリに対して負けん気でいかくマンダへの交代を牽制しながら霊獣ランドロスを通すといった具合です。

悪技は叩き落とすと不意打ちの二つを使い分ける形。素直に不意打ちを撃つか、交代や補助技を読んで叩き落とすを撃つかの拓になるのはこのポケモンの宿命です。身代わり持ちのゲンガーは正直厳し目。鋼技のアイアンヘッドは、味方のコケコが苦手なカプ・ブルルや、バシャーモの苦手なカプ・テテフほかフェアリー全般を倒すのに用います。

弱点が多く、耐久も脆いポケモンなのでAS襷が適しています。意地っ張りにするか、陽気にするかで悩んだものの、陽気だと耐久に少し振ったメガゲンガーを不意打ちで落としきれないなど火力不足を感じるので意地っ張りにしています。


f:id:barudoru:20140517125139p:plain霊獣ランドロス
【だいちのちから、ストーンエッジ、めざめるパワー氷、ばかぢから@こだわりスカーフ/いかく】
165-148-110-172-100-143 (H4,C252,S252 ひかえめ)

担当はピッピグマ側が厳しい晴れパ、砂パの対策。リザードン、カプ・コケコ、ドリュウズバンギラスルガルガンらを縛るなり威嚇するなりして、バシャーモマッスグマの積みチャンスを作っていきます。キリキザンの代わりとしてメガゲンガーを縛る役も考えられますが、特殊耐久厚めだったり襷持ちのゲンガーも一定数いるのであまり信頼していません。

特殊型にした理由としては巻き込み地震できる味方がいないことや、威嚇を受けても大地の力でコケコを縛れることを評価しているためです。味方のコケコバシャが苦手とする相手のランドロスにもめざパ氷で対応できます。リザードンを倒すには岩雪崩だと火力不足なのでストーンエッジを装備。がにゅーオフの時は蜻蛉返りを使っていましたが、バシャーモから格闘技を切っていることもありバンギラスがやはり厳しかったので馬鹿力を優先することにしました。


選出など

■基本選出
先発:マッスグマ+ピッピ
後発:バシャーモ+カプ・コケコ

まずはマッスグマで腹太鼓を叩き、コケコと並べて両縛りをかけるなり剣舞加速バシャーモにリレーするなりして攻めていく基本戦術。メタグロス系、ガルーラ系、ボーマンダ系、サーナイト系、トリル系、雨、その他ほとんどの相手に対してこの選出が安定します。

裏のコケコバシャが暴れやすくなるよう、霊獣ランドロストリトドンなど地面タイプを優先して神速で倒すことを意識して立ち回ります。予想外の技を受けたりでマッスグマの太鼓が思うように決まらなかった場合でも諦めずメガバシャーモで逆転を狙うことが大切です。相手が猫だまし持ちを先発させてきた場合、初手両守るから入るか、猫だまし読みのアンコールを狙うか、深読みしてマッスグマを動かしてみるかは相手次第といったところ。

カプ・テテフ入りパーティとの対戦は読み合いになります。相手がテテフに交換するタイミングを読んでピッピをコケコに交換しながら神速を撃ったり、フィールドを取った後は相手がテテフを引っ込めてサイコフィールドを再展開してくるのを読んでコケコも引いておくなど、先読みが必要です。


■vsゲンガー系
先発:カプ・コケコ+キリキザン
後発:バシャーモ+ピッピorランドロス

メガゲンガーは神速を無効化するうえ、ピッピをヘドロ爆弾一発で倒すことができるため基本選出の天敵。そこでマッスグマは出さず、キリキザン軸の選出で対抗します。メガゲンガーキリキザンで縛りながらコケコでレヒレジャラランガを倒していく形が基本。


■vsリザクレセランド系
先発:ランドロス霊+バシャーモorマッスグマ
後発:ピッピ+マッスグマorカプ・コケコorバシャーモ

「クレセランドの手助け鉢巻地震」「リザランドの熱風地震」「リザクレセの手助け熱風」の3つはフレンドガード付きマッスグマを1ターンで倒しうるので驚異です。したがってこれらに対してはピッピグマと並べず、こちらはランドバシャorランドグマを並べてリザードンを縛ったり威嚇を撒きながら積みの起点にするのが丸いと言えます。


■vsバンドリ、バンギルガン系
先発:ランドロス霊+キリキザン
後発:カプ・コケコ+バシャーモ

神速を半減する岩・鋼タイプで構成されている上に、この指とまれを無視して岩雪崩を撃ってくるバンドリ、バンギルガンもまた苦手な相手。よくある砂対策として霊獣ランドロスを回していくのが手堅いですが、ミロカロスが絡んでくる場合はピッピを先発させるなど選出を変えていく必要があります。



立ち回りに自信がある方はバシャキザンを軸にした選出も練っていいと思います。

がにゅーオフ決勝戦ツイキャス

ssl.twitcasting.tv

マッスグマが綺麗に刺さった試合なのでぜひ見てください!