日本代表決定戦で準優勝しWCS2014マスターカテゴリの日本代表になった私は、ワシントンで行われた世界大会に参加してきました。
長いので続きを読むからどうぞ。
続きを読むボルトロス | ワイルドボルト | ばかぢから | はたきおとす | まもる | たつじんのおび |
ガブリアス | じしん | いわなだれ | アイアンヘッド | まもる | きあいのタスキ |
サーナイト | ハイパーボイス | サイコキネシス | こごえるかぜ | まもる | サーナイトナイト |
ウインディ | フレアドライブ | インファイト | しんそく | まもる | いのちのたま |
サザンドラ | りゅうせいぐん | あくのはどう | だいちのちから | めざめるパワー氷 | こだわりスカーフ |
ギルガルド | シャドーボール | かげうち | ワイドガード | キングシールド | じゃくてんほけん |
第24回がにゅーオフで使用した構築。
7勝2敗で予選抜け。決勝トーナメント一回戦で負けてベスト8でした。
以前はスカーフ水ロトムを使用していましたが、オフの後にサザンドラに変更。
この理由は個別解説で後述します。
負けん気ボルトロス+ガブリアスの並びを軸にした構築。
二匹の素早さと攻撃範囲の広さによって多くの相手に上から殴れますが、
特にガブリアスの全体技(岩雪崩or地震)+ボルトロスの帯馬鹿力でメガガルーラを処理できるのが最大の利点です。
全国ダブルではボルトランドが有名ですが、霊獣ランドロスではなくガブリアスを選んだ理由は主に2つです。
1つめは霊獣ランドロスと違って拘りスカーフ無しで最速メガガルーラを抜くことができる点。
拘る必要がないことから、地震の撃ち分けなどができるほか、
ガルーラニンフィアなどの組み合わせに初手両守るから入ることができます。
両守るで猫騙しのターンを凌げば、全体技+馬鹿力でガルーラを縛ったり、アイアンヘッド+ワイルドボルトの集中攻撃でニンフィアに奇襲することが可能です。
もう1つは、威嚇が無いため、キリキザン・ボルトロス・ミロカロスといった負けん気・勝ち気持ちのポケモンを恐れる必要がない点。
それらが入っているパーティに対しても、先発として出していくことができます。
この並びはモロバレルへの打点が乏しく、フェアリー・氷技に弱いため、耐久面の高い炎タイプが相性補完に欲しいところ。
霊獣ランドロス不採用のこのパーティでは威嚇持ちが欲しいことから、ウインディを採用しました。
また、ガブリアスボルトロスウインディはいずれも物理アタッカーであり、防御にがっつり振った水ロトムやトリトドンが辛いため、それらに強いメガサーナイトを採用。
サルサナ同様、ウインディ+メガサーナイトの並びも横の相性がよく、
・サーナイトの苦手な鋼タイプにウインディの炎・格闘技で対応する、
・ハイパーボイスで削った相手を神速で縛る、
・威嚇でメガサーナイトの物理耐久を補う、といったことができます。
上記の4匹は霊獣ランドロスやゲンガーに弱いため、残り2枠にはスカーフめざ氷を持つサザンドラとワイドガード影打ちを持つギルガルドを採用して対策しています。
相手の霊獣ランドロスをこの二匹で抑えつつ、負けん気の発動したボルトロスを暴れさせるのも勝ち筋の一つでした。
化身ボルトロス
【ワイルドボルト、ばかぢから、はたきおとす、まもる@たつじんのおび/まけんき】
155-167-90-×-100-179 (H4,A252,S252) ようき
馬鹿力とはたき落とすによって、メガガルーラとその取り巻き(ヒードラン、キリキザン、ゲンガー、クレセリアなど)に対して強いポケモン。
特にはたき落とすは便利。
素早さを活かして先手でこの技を使えるため、拘り系のアイテムを叩き落として火力を削いだり、
オボンをはたき落としてクレセリアや水ロトムを集中攻撃で落としやすくすることができます。
負けん気によって相手の威嚇で攻撃力を上げられますが、スカーフ霊獣ランドロスには上から岩雪崩を使われるため苦しいです。
そのため、ワイドガードギルガルド、スカーフめざ氷サザンドラで霊獣ランドロスの行動を妨害しつつ、火力の上がったボルトロスを暴れさせる立ち回りをします。
ウインディに命の珠を回したため、持ち物は達人の帯。
拘り鉢巻であれば単体でもメガガルーラを縛れるようになりますが、
守る無しではメガガルーラの猫騙し+不意打ちで倒されることや、
一貫性が低い上に能力ダウンもある馬鹿力で拘るのはリスクが大きいことから使いづらいと考えました。
ガブリアス
【じしん、いわなだれ、アイアンヘッド、まもる@きあいのタスキ/さめはだ】
183-182-115-×-106-169 (A252,D4,S252) ようき
攻撃範囲が広く、どの相手に対しても安定して打点を出せるのが強み。
主にメガサーナイトが呼びやすい鋼タイプ・炎タイプ・メガガルーラ・バンドリの相手をします。
最近増えてきたエンテイに対しても強いポケモン。
霊獣ランドロスと比べ、メガガルーラ・メガリザードンYをスカーフ無しで抜くことができ、
拘らなくて良いことから技の撃ち分けが可能。
浮遊しているポケモンの少ないこのパーティにとって地震を気軽に撃てるのは重要で、
流行している風船ヒードランも岩雪崩→地震で崩すことができます。
がにゅーオフの時は3枠目の技に岩石封じを使っていましたが、サザンドラをパーティに加えたことでニンフィアを選出されやすくなったため、アイアンヘッドを持たせることにしました。
ガブリアスのアイアンヘッド+ボルトロスのワイルドボルトでニンフィアを倒すことができます。
フェアリーの弱点を突く技としては、対ルンパッパ、マリルリ、エルフーンに有効な毒づきもありますが、アイアンヘッドは追加効果が強力で、怯ませればガブリアス単独でニンフィアをノーダメージ処理できます。
ウインディ
【フレアドライブ、インファイト、しんそく、まもる@いのちのたま/いかく】
179-176-106-×-101-130 (H108,A236,B44,D4,S116) いじっぱり
H:10n-1
A:11n,珠インファイトで181-120メガガルーラを乱数1発 (75%)
S:準速ヒードラン抜き
フェアリー技・氷技・鬼火への耐性と威嚇を持ち、ボルトロス・ガブリアスと相性の良いポケモン。
ウインディといえば熱風・バークアウト・鬼火・ゴツメ等でじっくりダメージを与える特殊型が有名ですが、攻撃志向なこのパーティでは下記の3つの技を使える物理型の方が合っていると感じました。
【フレアドライブ】:防御の低いニンフィアやメガサーナイトを迅速に処理できる。ボルトロスのはたき落とすと併せてクレセリアを落としにいくことも可能。
【インファイト】:このパーティが誘いやすいヒードランに打点がある。AS配分のメガガルーラも高乱数1発で落とせる。
【しんそく】:高威力の先制技であり、他のポケモンで削った相手を縛ることができる、また、優先度+2であるため相手の先制技の上から撃つことができ、不意打ちを回避できる。
技の反動と珠の反動で早死しやすいのが欠点ですが、各技の威力がかなり高め。
ウインディの鬼火を警戒してヒードランを後出しする相手も多く、メガガルーラを狙ったインファイトが交代先のヒードランに決まる、といった場面もありました。
メガサーナイト
【ハイパーボイス、サイコキネシス、こごえるかぜ、まもる@サーナイトナイト/トレース→フェアリースキン】
171-×-85-209-155-152(H220,C36,S252) ひかえめ
※メガシンカ前 171-×-85-165-135-132
HD:C222メガゲンガーのヘドロばくだんを最高乱数以外耐え、C161キングドラの雨眼鏡ハイドロポンプを最高乱数以外耐え
C:11n
パーティが物理に偏っており、物理耐久に特化した水ロトムやトリトドン、モロバレルが苦手なため、
それらに強く、強力な特殊技を使えるこのポケモンをメガシンカ枠として用意しました。
前述の通りウインディとの相性の良さは抜群です。
メガシンカ枠とはいえ、ガルーラスタンに対しては、刺さる要素が少ないため選出しないことが多いです。
ギルガルドやヒードランといった鋼タイプの選出を誘い、ボルトガブウインディを活躍させやすくするのも重要な役目。
対水、そして鋼タイプを誘う役として、当初はメガフシギバナを考えていましたが、
火力と攻撃範囲に難があり、前のめりなこのパーティに合わないと感じたため、より火力のあるメガサーナイトを選びました。
サーナイトでは対雨などに不安が残りますが、特防の高さでごり押せます。
素早さは準速サザンドラなどを抜くために準速。
自身も含めパーティに素早さ補助の恩恵を受けるポケモンが多いため、凍える風を持たせました。
サザンドラ
【りゅうせいぐん、あくのはどう、だいちのちから、めざめるパワー氷@こだわりスカーフ/ふゆう】
167-×-110-194-111-150 (C252,D4,S252) ひかえめ
スカーフを持たせたサザンドラ。
意地っ張りスカーフ霊獣ランドロスを抜いて、めざパ氷で奇襲を仕掛けることができます。
また、サーナイト、ウインディ、ギルガルドの入っているこのパーティではヒードランを誘いやすいため、炎技を切って大地の力を持たせました。
同じように霊獣ランドロスやヒードランを対策できるポケモンとして、オフではスカーフ水ロトムを使っていましたが、ハイドロポンプ外しや種族値の低さに悩まされたことや対トリトドン・モロバレルが厳しいことからサザンドラに変更しました。
控えめであるため、陽気スカーフの霊獣ランドロスを抜くことはできません。
ただ、臆病にすると耐久に少し振った霊獣ランドロスにめざパ氷を耐えられてしまうので一長一短。
特攻に上昇補正のある性格であれば、流星群で耐久無振りのボルトロスを中乱数で落とせたり、ガルーラに大ダメージを与えて地震や神速の圏内に追い込むこともできるので、控えめを選びました。
ギルガルド
【シャドーボール、かげうち、ワイドガード、キングシールド@じゃくてんほけん/バトルスイッチ】
167-70-180-102-170-58 (H252,B76,C180) れいせい
※ブレードフォルム:167-170-80-212-70-58
HB:A146ファイアローの命の珠フレアドライブを最高乱数以外耐え
耐性が非常に多く、フェアリー技や岩技を受けられる便利なポケモン。
ガルーラ+霊獣ランドロスといった並びに対して後出しし、対面有利を取ったり、ワイドガードで岩雪崩を防いで味方のボルトロスを護衛することが多いです。
クレセリアへの打点、素早さの低さ、ワイドガードと影打ちを所持していることなど、トリックルームに対して強い要素を多く持ち、トリパ対策も任せています。
影打ちは弱点保険と相性が良く、ゲンガーにも強い技。
相手の初手にガルーラゲンガーの組み合わせが出されそうな場合は、このポケモンを先発で出すことも多いです。
どの技も便利ですが、攻撃技がゴースト技のみであるため、メガガルーラに打点が無いのが悩みどころ。
持ち物は弱点保険。
不意打ちや地震のほか、ニンフィアやメガサーナイトのめざ地・シャドボを受けてよく発動します。
確実にシールドフォルム状態で攻撃を受けて弱点保険を発動できるよう、最遅で使うことにしました。
クチート | じゃれつく | アイアンヘッド | ふいうち | まもる | クチートナイト |
サザンドラ | りゅうせいぐん | あくのはどう | だいもんじ | まもる | いのちのたま |
ガブリアス | じしん | ドラゴンクロー | いわなだれ | まもる | きあいのタスキ |
サーナイト | マジカルシャイン | ムーンフォース | サイコキネシス | おにび | こだわりスカーフ |
ロトム炎 | 10まんボルト | オーバーヒート | でんじは | まもる | ゴツゴツメット |
ラプラス | ハイドロポンプ | フリーズドライ | こおりのつぶて | まもる | オボンのみ |
ポケモンWCS2014世界大会で使用したパーティです。
スイスドローラウンド4勝2敗で決勝トーナメントには上がれず、20位となりました。
カロスダブルトップクラスの破壊力を持つサザンドラとメガクチートを軸にしたパーティ。
メガクチートでは突破しづらいギルガルドやロトムをサザンドラが突破する、
こちらのサザンドラを倒すためにドラゴン技や氷技で拘った相手をメガクチートの起点にする、
といったことができるため、二匹には強いシナジーがあります。
雨パ+サザンクチートや、追い風+リザードン+サザンクチートのように、
サザンクチートは、パーティの取り巻きや相性補完として使われやすい組み合わせです。
このパーティでは、そうした天候などのギミックとは組み合わせず、サザンクチート自体を軸にその弱点を補完していく形で構築を組みました。
サザンクチートが苦手とするリザードン、バンギラス、ガブリアス、ボーマンダなどに対抗しやすいポケモンとして、ガブリアスとスカーフサーナイトを採用。
岩雪崩・地震・マジカルシャインと全体技軸で攻められるため、
相手の耐久調整を崩してサザンクチートの火力を後押しするのにも適しています。
ここまでドラゴン二匹、フェアリー二匹。
ガブリアスサザンドラの苦手とするフェアリー技・氷技はクチートで半減できますが、
メガシンカ前のクチートの耐久では受け出しは危なっかしいです。
また、フェアリータイプのサーナイトクチートは、ギルガルドなど鋼タイプを苦手としています。
そうしたフェアリー技・氷技からの逃げ道、鋼タイプへの打点として、
相性補完にヒートロトムを採用しました。
電磁波を撒き、クチートとサザンドラの素早さを補助する役割も担います。
ただし、電気枠がヒートロトムでは、雨パーティをはじめ対水が不安定となります。
また、ドラゴンに弱いロトムを採用する以上、対ドラゴンは更に補強する必要があります。
そこで貯水とフリーズドライ、氷の礫を持ち、水・ドラゴンに強いラプラスを採用。
世界大会はマッチ戦(3戦して先に2勝した側の勝ち)の形式で行われますが、
マッチ戦では2戦目以降、持ち物や技の一部が情報バレした状態で戦うことになります。
情報バレして特に痛い持ち物は、拘り鉢巻など拘り系の持ち物だと考えています。
奇襲性が落ちるだけでなく、守るがないこと、同じ技を出し続けなければならないことが確定するため、相手の立ち回りを楽にしてしまいやすいです。
そのため、拘り系の持ち物はサーナイトのスカーフだけに抑えることにしました。
クチート
【じゃれつく、アイアンヘッド、ふいうち、まもる@クチートナイト/いかく→ちからもち】
157-167-145-×-115-76 (H252,A212,S44) いじっぱり
メガシンカ前:157-145-105-×-75-76
このパーティのメガシンカ枠。
豊富な耐性や威嚇、高威力先制技といったパーティに欲しい要素を多く持ったポケモンです。
自身の苦手なドラゴンタイプやロトムは味方のサーナイトやサザンドラで縛り、存分に火力を振るっていきます。
日本ではメガシンカ枠としてガルーラ、鋼枠としてギルガルドの方が人気だったためか使用率が高くありませんでしたが、海外では非常に高い使用率を誇ります。
クチートミラーが頻繁に起こることを想定し、素早さは76まで上げました。
トリルを使う最遅シャンデラ、最遅サーナイトと同速になってしまう値ですが、
だからこそ逆にS76以上にするクチートは少なく、
高確率で相手のクチートを抜くことができました。
サザンドラ
【りゅうせいぐん、あくのはどう、だいもんじ、まもる@いのちのたま/ふゆう】
167-×-110-194-111-150 (C252,D4,S252) ひかえめ
メガクチートと相性の良いアタッカー。
ギルガルド、クチート、ロトム、ニャオニクス、ゴチルゼル、モロバレルなどに圧力をかけます。
拘り眼鏡を持たせたなかったのは、上記の通りマッチ戦2戦目以降の情報バレを嫌ったため。
また、流行するクチート入りのパーティに対して、
炎技とその他の技を撃ち分けたい場面が多いと考えたためです。
眼鏡でなければ火力が足りない場面もありますが、
そこは味方のガブリアス・サーナイトの全体攻撃技などで補います。
ガブリアス
【じしん、ドラゴンクロー、いわなだれ、まもる@きあいのタスキ/さめはだ】
183-182-115-×-106-169 (A252,D4,S252) ようき
リザードンやバンギラス、ヒートロトムの対策として採用。
その他カロスダブルで使用率の高いポケモンほとんどに有利を取れる便利なポケモンです。
全体技の地震と岩雪崩で相手を効率よく削ることに長けており、
相手の耐久調整を崩してサザンドラの火力を後押ししたり、
メガクチートの不意打ち圏内に追い込むといったことも容易です。
今大会ではこだわりハチマキや命の珠など、火力強化アイテム持ちのガブリアスを非常に多く見かけました。
耐久調整をしているリザードンやサザンドラを一撃で倒すのが目的だと思われます。
このガブリアスにも火力強化アイテムは考えましたが、
このパーティはスカーフバンギラスやボーマンダにやや弱く、
それらに対しても強気に動きたいことから、持ち物は気合の襷にしました。
サーナイト
【マジカルシャイン、ムーンフォース、サイコキネシス、おにび@こだわりスカーフ/テレパシー】
143-×-95-174-135-138 (B76,C228,S204) おくびょう
B:A194キリキザンの珠不意打ちを確定耐え
C:ムーンフォースで184-105ガブリアスを乱数1発 (81.3%)
S:こだわりスカーフで最速メガライボルト抜き
トリックルームを持たせてクチートなどを補助することも考えましたが、スカーフ型にすることを選びました。
スカーフによって、命の珠などを持ったボーマンダ、サザンドラ、ガブリアスを上から縛ることができ、味方のメガクチート、サザンドラを護衛することができます。
ガブリアスとは横の相性が非常に良いです。
クレセリアのいないカロスダブルの環境では、フェアリー技+地震、あるいはサイコキネシス+地震を受けきれるポケモンはほとんど存在しないため、確実に相手を圧迫できます。
タイプ一致技3つは確定として、残り1枠の技で悩むところ。
10万ボルトやシャドーボールなど攻撃技も考えられますが、最終的に鬼火を選びました。
スカーフ鬼火は引っ込める前提で使う必要がありますが、
メガガルーラやメガクチートの不意打ちを透かしながら火傷を撒いていけると美味しいです。
ヒートロトム
【10まんボルト、オーバーヒート、でんじは、まもる@ゴツゴツメット/ふゆう】
157-×-154-125-127-126 (H252,B100,S156) ずぶとい
B:11n
S:最速バンギラス+2
電磁波で麻痺を撒いてクチートやサザンドラの素早さ補助を行います。
電気タイプ枠や麻痺撒きだけならサンダーでも良さそうですが、
炎・氷・フェアリーへの耐性と炎技がパーティの相性補完に欲しいことからヒートロトムを選択。
炎技に耐性があることで、リザードンにも安定して麻痺を撒けます。
ラプラス、サザンドラを抱えるこのパーティでは対ガルーラを厚くする必要があったため、持ち物はゴツゴツメット。
ガブリアス+ヒートロトムで並べると、大抵のガルーラは鮫肌を嫌がってヒートロトムに猫騙しするのでゴツゴツメットが刺さります。
また、鬼火のイメージがあるヒートロトムにはグロウパンチが撃たれることも多いため、
それをゴツメで返り討ちにできるのも面白かったです。
ガルーラの取り巻きであるファイアローキリキザンモロバレルギルガルドなどにも強く、
メガガルーラスタンに対して滅法強い存在です。
素早さは最速ギルガルド抜きも込めて、最速バンギラス抜き抜き程度に調整。
メガガルーラの猫騙し+恩返しを耐える確率が少しでも上がるよう、
残りの努力値は物理耐久に回しました。
ラプラス
【ハイドロポンプ、フリーズドライ、こおりのつぶて、まもる@オボンのみ/ちょすい】
230-105-107-127-135-75 (H196,B52,C172,D60,S28) なまいき
C:フリーズドライで157-127水ロトムを確定2発、207-100マリルリを高乱数2発(98%)
HD:C172拘り眼鏡水ロトムの10万ボルトを最高乱数以外耐え
S:最遅80族-1,無振り50族+5
HBD:A133拘り鉢巻ファイアローのブレイブバード+C162ボーマンダの珠流星群をオボン込みで確定耐え。
アメリカや韓国の代表決定戦で活躍したニョロルンパ雨に対するメタとして起用。
貯水によって水技を受け付けず、フリーズドライでルンパッパ・キングドラの4倍弱点を突けることから、対雨性能は非常に高いです。
硬い氷技使いとして、ガブリアスやボーマンダにも刺さります。
性格生意気で攻撃に下降補正をかけていないため、氷の礫でガブリアスを2発で落とすことが可能、
氷の礫は先制技なので、岩雪崩で怯むリスクなくガブリアスの処理ができます。
このポケモンにはチョッキを持たせるのが主流ですが、オボンを持たせました。
味方のガブリアスの地震との兼ね合いやガルーラのグロウパンチの起点にされると
厳しいといった理由から守るが欲しかったためです。
PGLジャパンカップ2014 マスターカテゴリで使用したパーティ。
最終レート1815で13位となり、日本代表決定戦への出場権を獲得しました。
高い特攻から潮吹きを使えるメガカメックスを軸にしたパーティ。
ファイアローの追い風、モロバレルの怒りの粉でメガカメックスを補助しながら潮吹きで制圧していくのが主な戦術。
それに加えて以下の2つの技が初見殺しとして機能します。
・メガカメックスの守る
カメックス+ファイアローの並びを見て、相手が警戒しやすいのは初手「ねこだまし+おいかぜ」。
相手はカメックス側に2体で攻撃を選択し、猫騙しで止まらなかった方でカメックスに攻撃してダメージを与え、潮吹きの威力を削ぐのを狙ってくることが多いです。
その対策としてカメックスには猫騙しではなく守るをもたせ、守る+追い風からスタートすることにしました。
カメックス側への集中攻撃を防御できると、無償で追い風を決めて有利な展開になります。
・ファイアローのファストガード
相手のメガガルーラやニャオニクスは初手猫騙しをこちらのカメックスに使い、ダメージを与えて潮吹きの威力を削ぐと同時に、こちらの猫騙しを潰すことを狙ってきやすいです。
そこで、ファイアローのファストガードによって相手の猫騙しを防ぎ、メガカメックスの行動機会を作ります。
相手がガルーラ+遅いポケモンなどの組み合わせなら、ファスガ潮吹きで初手から奇襲。
また、ファストガードは不意打ちや疾風の翼ブレイブバードも防げるため、それらに弱いメガカメックスとは非常に相性の良い技です。
主軸であるカメックス、ファイアロー、モロバレルは以下の相手を苦手とします。
・挑発や水耐性を持つギャラドス
・岩雪崩やワイドガード、挑発を持つプテラ
・放電・防塵ゴーグル所持率が高く、カメアローの弱点を突けるサンダー
・日照りで水技の威力を半減させ、モロバレルにも強いメガリザードンY
・モロバレルを無視でき、メガカメックスに強いメガフシギバナ
これらが先発に出されそうな場合、こちらはガブリアス+サーナイトの先発で応戦します。
ギャラドスに対してはサーナイトの10万ボルトで奇襲。
プテラやリザードンはガブリアスで対応、スカーフサーナイトで上から殴ることもできます。
メガフシギバナやサンダーはガブリアスの全体技+サーナイトの攻撃でごり押せます。
パーティの課題は、ファイアローを早々に切ってしまうと相手の草タイプを処理する手段が乏しくなりやすいこと。
草タイプにはモロバレルを無視してカメックスを殴られるため、パーティコンセプトからすると厄介な相手です。
そのため、草タイプに強く追い風の恩恵も受けられるサザンドラやユキノオーを採用すべきだったと思います。
ジャパンカップで使うパーティに選んだ理由は、
・行動がほとんど決まっている作業型のパーティなので、技の選択時間が短く何十試合もこなさなければならないwi-fi大会に向いている。
・メガカメックスはカロスダブルでは数が少なく、能力や技を予想されづらい。
・ガブリアスの岩雪崩を除き命中率100%の技のみを使っており、事故が比較的少ない。
と考えたからです。
ただし、ガルーラが初手猫騙しではなく恩返しを使ってくるとファストガードで対応できなかったり、カメックスは相手の炎ロトムなどを抜ける前提で動くことから、素の素早さで負けてダメージを受けると潮吹きの威力が下がるなど、不安定な部分を多数含んでいます。
そこはレート戦なので負けても連勝すれば取り返せると割り切り、多数派の型・パーティを意識しようと考えました。
メガカメックス
【しおふき、れいとうビーム、はどうだん、まもる@カメックスナイト/げきりゅう→メガランチャー】
155-×-140-205-135-130 (H4,C252,S252) ひかえめ
※メガシンカ前:155-×-120-150-125-130
このパーティの主砲。
他のメガシンカポケモンと比べて特性がイマイチですが、そこは潮吹きのパワーでカバー。
最大威力の潮吹きは、ダブルダメージでも181-120メガガルーラに108〜127(59.6%〜70.1%)ダメージが入ります。
HPが減った分に応じて威力も下がるものの、HP半分を切る辺りまでは十分な火力があります。
サブウェポンの冷凍ビームと波動弾はどちらも弱点を突ける範囲が広く、潮吹きを使いづらい場合に役立ちます。
冷凍ビームはドラゴンタイプやプテラ、モロバレルへの打点。
波動弾はメガランチャーで強化され、メガガルーラやナットレイ、サザンドラ、キリキザン、ユキノオーへの打点になります。
潮吹き+波動弾で181-136ナットレイがちょうど落ちるため、ナットレイによる受けは間に合いません。
素早さは最速バンギラスやそれ抜きのヒートロトム・サンダーを抜くため、準速まで上げました。
特に対ヒートロトムで先手を取れるかどうかはかなり重要です。
メガシンカ前の特性は激流でしたが、まず役に立たないので雨受け皿にすべきでした。
ファイアロー
【ブレイブバード、フレアドライブ、おいかぜ、ファストガード@あおぞらプレート/はやてのつばさ】
154-146-91-×-89-178 (H4,A252,S252) いじっぱり
追い風・ファストガードによるメガカメックスの補助と草タイプへの打点を担います。
先発から出して追い風を始動、あるいは後発で選出してダメージを蓄積させた相手を狩っていくのが主な動き。
リザバナ、霰パ、トリパなどの対策も担当。
持ち物は反動ダメージを嫌って命の珠ではなく青空プレート。
対ギルガルドを考えると珠の方が良いかもしれませんが、ギルガルドは全体技のダメージとあわせて倒せることも多いのでこちらにしました。
前述の通りファイアローを早々に切ると草タイプへの対抗手段が乏しくなることや、追い風下でファストガードが活きることから、ヨロギのみも持たせて長生きさせても良さそうです。
モロバレル
【ギガドレイン、キノコのほうし、いかりのこな、まもる@ゴツゴツメット/さいせいりょく】
219-×-133-105-104-31 (H236,B244,D28) のんき
HB:A146ファイアローの珠ブレバを乱数耐え(75%)
怒りの粉でメガカメックスを護衛、あるいはキノコの胞子をばら撒いてメガカメックスが暴れやすい態勢を整えるサポーター。
メガカメックスの苦手とする水ロトム、マリルリの行動を妨害できる点が特に重要です。
持ち物はガルーラを削ることを目的としたゴツゴツメット。
特性は再生力ですが、このパーティでは交代を多用しないため、さほど役には立ちませんでした。
ガルーラなどに有効な胞子の方が良いかもしれません。
努力値配分はガルーラやファイアローを意識して物理耐久に厚く振りました。
ガブリアス
【じしん、いわなだれ、ドラゴンクロー、まもる@きあいのタスキ/さめはだ】
183-182-115-×-106-169 (A252,D4,S252) ようき
素早さに恵まれており、主にメガリザードンY、サンダーの対策を任せます。
サーナイトとともに先発で出して全体技で相手を削る、後発として用意し追い風下でカメックスとともに暴れるなどの動きをします。
強気に動かすため、持ち物は気合のタスキ。
サーナイト
【マジカルシャイン、サイコキネシス、ムーンフォース、10まんボルト@こだわりスカーフ/テレパシー】
143-×-86-177-135-145 (B4,C252,S252) おくびょう
テレパシーのおかげでガブリアスと並べやすく、上からの攻撃で相手を削ります。
潮吹きで打点を入れづらいドラゴンタイプやモロバレル・フシギバナを削れるため、カメックスとも攻撃範囲の面で好相性。
このパーティにはカメックスがいるためかトリルを警戒されやすく、あまりスカーフを警戒されませんでした。
スカーフサーナイトの最大の利点はガブリアスを上から縛れること。
最近のカロスダブルのパーティではプテラやゲンガーに襷が回され、ガブリアスが襷を持っていないケースも多いので、ムーンフォース一撃で縛れることもしばしばあります。
技は定番のタイプ一致技3つに加えて、10まんボルトを持たせました。
この技の主な仮想的はギャラドス。サーナイトの前で悪タイプにメガシンカされることは少ないので、奇襲が決まりやすいです。
また、マリルリやプテラにもそこそこダメージが入り、一貫性が強い点でも重宝する技です。
努力値・性格は臆病CS全振りの最速ですが、スカーフドーブルを抜ける程度のメリットしかないので、素早さを削って耐久に回しても良かったと思います。
ギルガルド
【シャドーボール、かげうち、みがわり、キングシールド@たべのこし/バトルスイッチ】
167-63-176-101-171-85 (H252,B44,C172,D4,S36) ひかえめ
※ブレードフォルム:167-153-76-211-71-85
HB:A146ファイアローの命の珠フレアドライブを最高乱数以外耐え
S:無振り60族+5、追い風下で最速ガブリアス抜き
ブレイブバードや流星群、岩技を受ける鋼タイプが欲しかったので採用。
ナットレイやモロバレルを起点に身代わりを貼ることができ、それらの草ポケモンの選出を抑制できることも重要です。
パーティでバンギラスが辛いわけではないのでラスターカノン・聖なる剣は持たせず、代わりに影打ちを持たせました。
メガカメックスやガブサナの全体技でダメージを与えた相手を縛れるため、出番の多い技でした。
持ち物は身代わりと相性の良い食べ残し。
極力ギルガルドミラーで先手を取ってもらいたいので素早さは85まで上げました。
追い風下でガブリアスを抜けるようにもなっています。
XY全国ダブルの素早さ早見表です。
カロスダブルの素早さ早見表はこちら。
太字はその素早さで見かけることの多い全国ダブルのメジャーポケモン、
赤太字はそのなかでも特に重要で、調整の標的にもしやすいものを強調しています。
環境の変化を見て手を加えていきます。
※1〜※8は重要な調整ライン。最後に解説します。
ちーさんがこの表を用いたiPhone向け素早さ計算アプリを開発されています。
調整に必要な努力値も簡単に算出でき、使いやすいのでお勧めです。
400: 最速130族*2(追い風中のプテラ/クロバット)
390: 最速126族*2(追い風中のファイアロー)
384: 最速123族*2(追い風中のオンバーン)
368: 最速116族*2(追い風中のエルフーン)
356: 準速126族*2(追い風中のファイアロー)
308: 最速88族*2(すなかきドリュウズ)
300: 最速85族*2(すいすいキングドラ)、最速130族*1.5(早足サンダース)
294: 準速95族*2(加速2回のメガヤンマ/サメハダー、葉緑素メブキジカ/リーフィア)
290: 最速80族*2(葉緑素フシギバナ、軽業フワライド、加速2回のバシャーモ、追い風中のトゲキッス)
286: 最速122族*1.5(スカーフゲッコウガ)
280: 準速88族*2(すなかきドリュウズ)、最速118族*1.5(スカーフルチャブル)
278: 最速75族*2(追い風中のドーブル)
276: 最速74族*2(すいすいガマゲロゲ)
274: 準速85族*2(すいすいキングドラ)
270: 最速112族*1.5(加速1回のペンドラー)
268: 最速111族*1.5(スカーフボルトロス)、最速70族*2(すいすいルンパッパ/マンタイン、葉緑素ウツボット、殻を破る1回のパルシェン)
267: 最速110族*1.5(スカーフラティオス/ラティアス)
265: 最速110族-1*1.5(スカーフめざ炎ラティオス/ラティアス)、最速109族*1.5(スカーフエレザード)
264: 最速108族*1.5(スカーフテラキオン/デンチュラ)、準速80族*2(葉緑素フシギバナ、軽業フワライド、加速2回のバシャーモ、追い風中のトゲキッス)
262: 準速123族*1.5(スカーフオンバーン)
261: 準速122族*1.5(スカーフゲッコウガ)
259: 最速106族*1.5(スカーフカエンジシ)
256: 準速65族*2(砂かきサンドパン)
255: 準速118族*1.5(スカーフルチャブル)
253: 最速102族*1.5(スカーフガブリアス)
252: 最速101族*1.5(スカーフ霊獣ボルトロス/ランドロス)、準速74族*2(すいすいガマゲロゲ)
250: 最速100族*1.5(スカーフボーマンダ/リザードン/サンダー/バクフーン/エンテイ/ムクホーク/ウルガモス、蝶の舞1回のウルガモス、加速1回のメガバシャーモ、龍の舞orニトロチャージ1回のリザードン)
249: 最速99族*1.5(スカーフパンプジンS)
248: 準速74族*2(軽業ペロリーム)
247: 最速98族*1.5(スカーフサザンドラ)
244: 最速97族*1.5(スカーフor龍の舞1回のオノノクス)、準速70族*2(すいすいルンパッパ/マンタイン、葉緑素ウツボット、殻を破る1回のパルシェン)
243: 準速110族*1.5(スカーフラティオス/ラティアス)
241: 最速95族*1.5(スカーフウインディ/オコリザル/ヒヒダルマ、加速1回のメガヤンマ/サメハダー)、準速110族-1*1.5(スカーフめざ炎ラティオス)、準速109族*1.5(スカーフエレザード)
240: 準速108族*1.5(スカーフテラキオン/デンチュラ)
237: 準速106族*1.5(スカーフカエンジシ)、最速92族*1.5(スカーフワルビアル)
235: 最速91族*1.5(スカーフ霊獣ランドロス/ロトム)
234: 最速90族*1.5(スカーフバリヤード/ファイヤー/ルカリオ/ポリゴンZ)、最速55族*2(葉緑素ナッシー)、準速65族*2(砂かきサンドパン)
232: 最速89族*1.5(スカーフor蝶の舞1回のビビヨン)
231: 最速88族*1.5(スカーフドリュウズ)、準速102族*1.5(スカーフ準速ガブリアス)
229: 準速101族*1.5(スカーフ霊獣ボルトロス/ランドロス)
228: 準速100族*1.5(スカーフボーマンダ/リザードン/サンダー/バクフーン/エンテイ/ムクホーク/ウルガモス、蝶の舞1回のウルガモス、加速1回のメガバシャーモ、龍の舞orニトロチャージ1回のリザードン)
226: 最速86族*1.5(スカーフFCロトム)
225: 準速85族*1.5(スカーフニドキング/フリーザー/キングドラ/ヘラクロス/クレセリア/ダゲキ)、準速98族*1.5(スカーフサザンドラ)
223: 準速97族*1.5(スカーフor龍の舞1回のオノノクス)
222: 最速150族(メガプテラ/メガフーディン)
220: 準速95族*1.5(スカーフウインディ/オコリザル/ヒヒダルマ、加速1回のメガヤンマ/サメハダー)
219: 最速81族*1.5(龍の舞1回のメガギャラドス、スカーフギャラドス/ミロカロス)
217: 最速80族*1.5(スカーフトゲキッス/サーナイト/マンムー/シャンデラ/フシギバナ/カイリュー/チャーレム/ヌメルゴン/エルレイド、龍の舞1回のカイリュー、加速1回のバシャーモ)
216: 最速145族(アギルダー)、準速92族*1.5(スカーフワルビアル)
----【※1】----
214: 準速91族*1.5(スカーフ霊獣ランドロス/ロトム)、準速55族*2(葉緑素ナッシー)、最速78族*1.5(スカーフカメックス/ホルード)
213: 準速90族*1.5(ルカリオ/ポリゴンZ)
211: 準速89族*1.5(スカーフビビヨン)、最速77族*1.5(スカーフヒードラン)
210: 準速88族*1.5(スカーフドリュウズ)
208: 最速75族*1.5(スカーフドーブル/フラージェス)
207: 準速86族*1.5(スカーフFCロトム)
205: 最速135族(メガライボルト)、準速85族*1.5(スカーフニドキング/フリーザー/キングドラ/ヘラクロス/クレセリア/ダゲキ)、最速73族*1.5(スカーフカラマネロ)
204: 最速72族*1.5(スカーフペロリーム)
202: 最速71族*1.5(龍の舞1回のメガバンギラス/スカーフガチゴラス)、準速150族(メガフーディン/メガプテラ)
201: 最速70族*1.5(スカーフニョロトノ/キノガッサ/メタグロス/パルシェン/キリキザン)
----【※2】----
200: 最速130族(メガゲンガー/プテラ/サンダース/クロバット)
199: 準速81族*1.5(龍の舞1回のメガギャラドス、スカーフギャラドス/ミロカロス)
198: 準速80族*1.5(スカーフトゲキッス/サーナイト/マンムー/シャンデラ/フシギバナ/カイリュー/チャーレム/エルレイド/ヌメルゴン、加速1回のバシャーモ)
195: 最速126族(ファイアロー)、準速78族*1.5(スカーフカメックス/ホルード)
194: 最速125族(マニューラ/オオスバメ)
192: 最速123族(オンバーン)、最速65族*1.5(スカーフグレイシア/ハッサム/ゴチルゼル)
191: 最速122族(ゲッコウガ)
190: 準速75族*1.5(スカーフドーブル/フラージェス)
189: 最速120族(ダグトリオ/フーディン/ジュカイン)
187: 最速118族(ルチャブル)、準速135族(メガライボルト)、準速73族*1.5(スカーフカラマネロ)
----【※3】----
186: 最速61族*1.5(スカーフバンギラス)
184: 最速116族(エルフーン/ゼブライカ)、最速60族*1.5(スカーフユキノオー/ニンフィア/ブルンゲル/ギルガルド/パッチール)、準速71族*1.5(スカーフガチゴラス、龍の舞1回のメガバンギラス)
183: 最速115族(ライコウ/アグノム/メガヘルガー/メガアブソル/スターミー/エテボース/チラチーノ)、準速70族*1.5(スカーフニョロトノ/キノガッサ/メタグロス)、最速59族*1.5(スカーフブロスター)
182: 準速130族(メガゲンガー/プテラ)
181: 最速113族(ジャローダ)、最速58族*1.5(スカーフゴロンダ/ズルズキン)
----【※4】----
180: 最速112族(メガルカリオ/ペンドラー)、無振り160族(テッカニン)
179: 最速111族(ボルトロス/トルネロス)
178: 最速110族(ゲンガー/ライチュウ/ラティオス/ラティアス/ケンタロス/ワタッコ/エーフィ)、準速126族(ファイアロー)
177: 最速109族(エレザード/アイアント)、最速110族-1(めざ炎ゲンガー/ラティオス/ラティアス)
176: 最速108族(テラキオン/ゴウカザル/ビリジオン/コバルオン/デンチュラ)
175: 最速55族*1.5(スカーフカイリキー/シザリガー/ゴルーグ)
174: 準速122族(ゲッコウガ)
173: 最速106族(レパルダス/カエンジシ)
172: 最速105族(コジョンド/ライボルト/ギャロップ/ゾロアーク/フリージオ)
171: 最速104族(ニャオニクス/マフォクシー)
169: 最速102族(ガブリアス/トリミアン)
168: 最速101族(霊獣ボルトロス/ランドロス/デデンネ)、最速50族*1.5(スカーフマリルリ/メレシー)
----【※5】----
167: 最速100族(メガリザードン/メガガルーラ/リザードン/メガサーナイト/サンダー/エンテイ/ボーマンダ/ウルガモス/メガバシャーモ/メガチャーレム/キュウコン/バクフーン/フライゴン/ムクホーク)、準速115族(クラウンライコウ)
166: 最速99族(パンプジンS)
165: 最速98族(サザンドラ)
164: 準速112族(メガルカリオ/ペンドラー)
163: 最速97族(オノノクス)
161: 最速95族(ウインディ/オコリザル/ルージュラ/ヘルガー/サメハダー/ロズレイド/メガヤンマ/パチリス/リーフィア/ヒヒダルマ/メブキジカ)、準速109族(エレザード)
158: 最速92族(メガガブリアス/ワルビアル)
157: 最速91族(霊獣ランドロス/ヤミカラス/ロトム/ネオラント)、準速105族(ライボルト)
156: 最速90族(ガルーラ/ルカリオ/ピカチュウ/バリヤード/ファイヤー/ロズレイド)、準速104族(ニャオニクス)
155: 最速89族(ビビヨン)
154: 準速102族(ガブリアス/トリミアン)
153: 準速101族(霊獣ボルトロス/ランドロス/デデンネ)
152: 準速100族(クラウンエンテイ/メガガルーラ/メガリザードン/メガサーナイト/リザードン/ボーマンダ/メガチャーレム)
151: 最速86族(FCロトム)
150: 最速85族(クレセリア/キングドラ/スイクン/カイロス/ゴルダック/ヘラクロス/ドクロッグ/フリーザー/ニドキング/ダゲキ)、準速98族(サザンドラ)
149: 準速97族(オノノクス)
147: 準速95族(ウインディ/オコリザル/ヘルガー/サメハダー/メガヤンマ/リーフィア/メブキジカ)
146: 最速81族(メガギャラドス/ミロカロス/ギャラドス)、無振り126族(ファイアロー)
145: 最速80族(フシギバナ/サーナイト/マンムー/トゲキッス/シャンデラ/メガフシギバナ/フシギバナ/カイリュー/バシャーモ/チャーレム/フワライド/エルレイド/バルジーナ/ヌメルゴン)
144: 準速92族(メガガブリアス/ワルビアル)
----【※6】----
143: 準速91族(霊獣ランドロス)、最速78族(メガカメックス/カメックス/ホルード)
142: 準速90族(ガルーラ/バリヤード/ルカリオ/ロズレイド)
141: 最速77族(ヒードラン)
140: 最速76族(ニドクイン)
139: 最速75族(ドーブル/フラージェス/クレッフィ/メガハッサム/メガヘラクロス/メガジュペッタ)
138: 準速86族(FCロトム)、準速74族(ガマゲロゲ)
137: 準速85族(キングドラ/カイロス/ヘラクロス/ニドキング/ダゲキ)、最速73族(カラマネロ)
136: 最速72族(ペロリーム)
135: 最速71族(メガバンギラス/ガチゴラス)、最速30族*1.5(スカーフモロバレル)
134: 最速70族(キノガッサ/ルンパッパ/キリキザン/マタドガス/ニョロトノ/カポエラー/メタグロス)
133: 準速81族(メガギャラドス/ミロカロス/ギャラドス)
132: 準速80族(フシギバナ/サーナイト/トゲキッス/マンムー/メガフシギバナ/カイリュー/バシャーモ/チャーレム/シャンデラ/フワライド/エルレイド/ヌメルゴン)、最速68族(アズマオウ/バクオング/ゴーゴート/ガメノデス)
131: 無振り111族(ボルトロス)
130: 準速78族(メガカメックス/ホルード/カメックス)
129: 準速77族(ヒードラン)
128: 最速65族(サンドパン/ハッサム/グレイシア/ゴチルゼル)、準速76族(ニドクイン)
127: 最速64族(ブリガロン)、準速75族(ドーブル/フラージェス/クレッフィ/メガハッサム/メガヘラクロス/メガジュペッタ/アブソル)
126: 無振り106族(レパルダス)、準速74族(ガマゲロゲ)
125: 準速73族(カラマネロ)
----【※7】----
124: 最速61族(バンギラス)、無振り104族(ニャオニクス/マフォクシー)、準速72族(ペロリーム)
123: 最速60族(ユキノオー/ニンフィア/ピクシー/ポリゴン2/ギルガルド/パッチール/ジバコイル/リオル/ブルンゲル)、準速71族(メガバンギラス/ガチゴラス)
122: 準速70族(キノガッサ/ルンパッパ/キリキザン/ニョロトノ/カポエラー/メタグロス)、最速59族(ブロスター)、無振り102族(トリミアン)
121: 最速58族(ゴロンダ/アマルルガ/ズルズキン)
120: 無振り100族(メガガルーラ/メガリザードン/サンダー/エンテイ)、準速68族(アズマオウ/バクオング/ゴーゴート/ガメノデス)
117: 最速55族(カイリキー/ナッシー/シザリガー/ゴルーグ)、準速65族(サンドパン/ハッサム/グレイシア/ゴチルゼル)
116: 準速64族(ブリガロン)
115: 無振り95族(ウインディ/パチリス/グライオン)
113: 準速61族(バンギラス)、無振り93族(ブーバー)
112: 準速60族(ユキノオー/ギルガルド/ニンフィア/ジバコイル)、最速50族(メレシー/メガボスゴドラ/メガクチート/マリルリ/ヤミラミ/クチート)
111: 準速59族(ブロスター)、無振り91族(ヤミカラス)
110: 無振り90族(バリヤード/ガルーラ/ルカリオ)
107: 準速55族(カイリキー/ナッシー/シザリガー/ゴルーグ)
106: 無振り86族(FCロトム)、最速45族(メガデンリュウ/ゴローニャ/ガラガラ)
105: 無振り85族(カイロス/フリーザー/ヘラクロス/スイクン/クレセリア/チェリム)
102: 無振り82族(トリミアン)、準速50族(メレシー/メガボスゴドラ/メガクチート/マリルリ/ヤミラミ/クチート)
101: 無振り81族(メガギャラドス/ギャラドス/ミロカロス)、最速40族(ヌケニン/ドサイドン)
100: 無振り80族(メガフシギバナ/フシギバナ/アーボック/カイリュー/サーナイト/チャーレム/シャンデラ/マンムー/フワライド/エルレイド/トゲキッス/バルジーナ/ヌメルゴン)
98: 無振り78族(メガカメックス/ホルード/カメックス)、最遅104族(ニャオニクス)
97: 無振り77族(ヒードラン)、準速45族(メガデンリュウ/ゴローニャ/ガラガラ/オクタン)
95: 無振り75族(ドーブル/フラージェス/クレッフィ/メガハッサム/メガヘラクロス/メガジュペッタ)
94: 最遅100族(メガガルーラ/メガリザードン/メガサーナイト/メガチャーレム)
93: 無振り73族(カラマネロ)
92: 無振り72族(ペロリーム)、準速40族(ヌケニン/ドサイドン)
91: 無振り71族(メガバンギラス/ガチゴラス)
90: 無振り70族(マタドガス/ニョロトノ/カポエラー/ルンパッパ/メタグロス/キリキザン)、最速30族(モロバレル)
88: 無振り68族(アズマオウ/バクオング/ゴーゴート/ガメノデス)
87: 無振り67族(ランターン)
86: 最遅91族(ヤミカラス)
85: 無振り65族(ハッサム/シャワーズ/ブラッキー/ジュペッタ/グレイシア/ゴチルゼル)、最遅90族(バリヤード/ガルーラ/ルカリオ)
84: 無振り64族(ブリガロン)
83: 最速100族*0.5(アームハンマー2回のメガガルーラ)
81: 最遅85族(クレセリア/ヘラクロス/スイクン)、最遅86族(FCロトム)、無振り61族(バンギラス)
80: 無振り60族(ギルガルド/ニンフィア/ピクシー/ラプラス/ポリゴン2/ラグラージ/ユキノオー/ジバコイル/リオル/ブルンゲル)
79: 無振り59族(ブロスター)
78: 無振り58族(ゴロンダ/アマルルガ/ズルズキン)
76: 最遅80族(サーナイト/シャンデラ/トゲキッス/メガフシギバナ/フシギバナ/カイリュー/チャーレム/エルレイド/マンムー/バルジーナ)、無振り56族(オーロット)
75: 無振り55族(デンリュウ/カイリキー/ナッシー/ハピナス/シザリガー/ゴルーグ/ゴチミル)
74: 最遅78族(ホルード/メガカメックス/カメックス)、無振り54族(パンプジンLL)
73: 最遅77族(ヒードラン)
----【※8】----
72: 最遅75族(ドーブル/フラージェス/クレッフィ/メガハッサム/メガヘラクロス/メガジュペッタ)
70: 無振り50族(メガクチート/クチート/マリルリ/ラッキー/ヤミラミ/ベトベトン/ハリテヤマ/レジアイス/レジロック/レジスチル/メレシー/メガボスゴドラ/ボスゴドラ/ベロベルト)、最遅73族(カラマネロ)
69: 最遅72族(ペロリーム)
68: 最遅71族(メガバンギラス/ガチゴラス)、準速85族*0.5(麻痺したすいすいキングドラ)
67: 最遅70族(カポエラー/ニョロトノ/メタグロス/キノガッサ/キリキザン)、無振り47族(カバルドン)
65: 無振り45族(メガデンリュウ/プクリン/グランブル/ローブシン/ゴローニャ/ガラガラ/オクタン/ナゲキ)、最遅68族(アズマオウ/バクオング/ゴーゴート/ガメノデス)
64: 無振り44族(ドラミドロ)
63: 最遅65族(ゴチルゼル/シャワーズ/ハッサム/ブラッキー/ジュペッタ/グレイシア/エンブオー)
62: 最遅64族(ブリガロン)
60: 無振り40族(ドサイドン/サイドン/トゲチック)
59: 無振り39族(トリトドン)、最遅61族(バンギラス)
58: 最遅60族(ギルガルド/ポリゴン2/ユキノオー/ブルンゲル/ニンフィア/ピクシー/ラプラス/ラグラージ/パッチール/リオル)
57: 最遅59族(ブロスター)、準速100族*0.375(麻痺したスカーフボーマンダ)
56: 最遅58族(ズルズキン/ゴロンダ/アマルルガ)
55: 無振り35族(ピッピ)
54: 最遅56族/55族(オーロット/デンリュウ/カイリキー/ナッシー/ハピナス/シザリガー/ゴルーグ/ゴチミル)
53: 無振り33族(ソーナンス)、最遅54族(パンプジンLL)
50: 無振り30族(メガユキノオー/ヤドキング/カビゴン/ランクルス/モロバレル/デスカーン)
49: 最遅50族(メガクチート/クチート/ラッキー/マリルリ/ハリテヤマ/メレシー/メガボスゴドラ/ハピナス/ヤミラミ/レジアイス/レジロック/レジスチル/ベロベルト/タブンネ)、無振り29族(ムシャーナ/フレフワン)
48: 無振り28族(クレベース)
47: 最遅100族*0.5(アームハンマー2回のメガガルーラ)、最遅48族(メタモン)
46: 最遅47族(カバルドン)、最速61族/60族*0.375(麻痺したスカーフユキノオー/バンギラス)
45: 最遅45族(ローブシン/ガラガラ/メガデンリュウ/プクリン/グランブル/ゴローニャ/オクタン/ナゲキ)
44: 最遅44族(ドラミドロ)
41: 最速100族/98族*0.25(麻痺したメガリザードン/メガガルーラ/メガサーナイト/ボーマンダ/サザンドラ)
40: 無振り20族(ナットレイ/コータス/シュバルゴ)、最遅40族(ドサイドン/サイドン/トゲチック/ユキカブリ)
39: 最遅39族(トリトドン)
36: 最遅35族(ピッピ)
34: 最遅33族(ソーナンス)
33: 最遅70族*0.5(鉄球ニョロトノ)
31: 最遅30族(メガユキノオー/ランクルス/モロバレル/ヤドキング/カビゴン/ハガネール/デスカーン)
30: 最遅29族(ムシャーナ/フレフワン)
29: 最遅61族/60族*0.5(鉄球ギルガルド/バンギラス/ユキノオー)、最遅28族(クレベース)
27: 最遅25族(サマヨール/ギガイアス)
22: 最遅20族(ナットレイ/シュバルゴ/コータス/プリン)
18: 最遅15族(タマゲタケ)
15: 最遅30族*0.5(鉄球モロバレル/ヤドキング)
9: 最遅5族(ツボツボ)
5-7: Lv1モンメン
5-6: Lv1ドーブル
4-5: Lv1ココドラ
※1 |
全国ダブルのトップメタである霊獣ランドロスの「意地っ張りスカーフ持ち」を抜けるかどうかのライン。 今作の霊獣ランドロスは、メガシンカポケモンを上から縛るためのスカーフ、メガガルーラを馬鹿力で中乱数で落とすための意地っ張りが主流になっている。 |
※2 |
最速130族抜き、特にプテラとメガゲンガーを抜くために必要なライン。 こだわりスカーフ持ちのポケモンは、ここを抜けなければメガゲンガーの影踏み+金縛りにキャッチされる羽目になる。 |
※3 |
最速スカーフバンギラス抜き。龍の舞を舞ったバンギラス抜きも兼ねる。 ここを抜ければ岩雪崩による怯みを回避でき、事故を減らせるだろう。 |
※4 |
最速108族〜112族は全国ダブルの主流ポケモン達が集結し、団子状態になっている。 ラティオスが弱体化したとはいえ、メガルカリオやボルトロス、ゲンガー、テラキオンなど意識しなければならない相手は依然として多い。 |
※5 |
今作の最重要ラインと言える100族抜き。 100族はメジャーポケモンが多数属する激戦区。メガガルーラとメガリザードンYはその筆頭であり、これらに先手を取れるかどうかは非常に重要。 欲を言うなら、すぐ上の霊獣ボルトロス、ガブリアスも抜いておきたい。 |
※6 |
準速霊獣ランドロス、最速ドーブルの二匹を仮想的とする。 パーティのドーブル対策を厚くしたいなら是非意識したいラインだろう。 |
※7 |
最速バンギラス・ユキノオー抜き。 この2匹に対して優位を取るため、中速ポケモンの多くはこのラインを抜くことを目指す。 ここまで素早さに努力値を振る余裕がなければ、準速バンギラス抜きで妥協することも考えられる。 |
※8 |
最遅77族より遅くしておけば、トリル下で噴火ヒードランよりも先に動けるようになる。 併せてトリパのサーナイト・シャンデラも対策できる。 その一方で、この付近に調整すると50族のマリルリやクチートに抜かれる危険性が生じる。 ここより遅くするか速くするかはパーティ内での役割も考えて検討する必要がある。 |
サーナイト | ハイパーボイス | サイコキネシス | こごえるかぜ | まもる | サーナイトナイト |
ゴウカザル | ねっぷう | インファイト | ねこだまし | ファストガード | きあいのタスキ |
バンギラス | いわなだれ | かみくだく | ばかぢから | れいとうパンチ | こだわりスカーフ |
ファイアロー | ブレイブバード | フレアドライブ | おいかぜ | まもる | あおぞらプレート |
水ロトム | 10まんボルト | ハイドロポンプ | めざめるパワー草 | トリック | こだわりメガネ |
ギルガルド | シャドーボール | かげうち | ワイドガード | キングシールド | もののけプレート |
第7回熊本オフで使用したパーティです。結果はベスト8。
シーズン2ダブルレートでは最終レート2006・最終順位19位でした。
物理耐久の脆いメガサーナイトをゴウカザルで護衛するのが基本コンセプト。
ゴウカザルはガルーラに先制して猫騙しが使えることに加え、ファストガードによってバレットパンチや不意打ちをブロックできます。
また、炎技と格闘技で全ての鋼タイプの弱点を突けるため、メガサーナイトの攻撃範囲をカバーするのにも適しています。
全国ダブルのメガサーナイトはフェアリースキン+ハイパーボイスのコンボが有名ですが、凍える風を使えることも見逃せません。
この技でスカーフ霊獣ランドロスやボルトロスに対して大ダメージを与えつつ素早さを逆転し、縛りの状態に持ち込めます。
その他、襷テラキオンやゲッコウガ、プテラなど多くの高速ポケモンは凍える風→ハイパーボイスの流れでスムーズに倒すことができます。
凍える風で素早さの下がった相手は先制技を使ってくることが多いですが、ゴウカザルのファストガードによってそれを防ぐことが可能です。
初手ゴウカザルの猫騙し+サーナイトの凍える風で素早さのアドバンテージを取り、熱風+ハイパーボイスの全体技で制圧していくのが理想的な流れ。
全体技でダメージの蓄積した相手は後続のファイアローやスカーフバンギラス、影打ちギルガルドで狩っていきます。
第五世代イッシュダブルで使っていたコジョンド+バイバニラとほぼ同じギミック。
取り巻きは炎技・フェアリー技の打点が入りにくい炎タイプ、特にファイアローの対策を重視。
威嚇持ちは是非とも入れたいところでしたが、霊獣ランドロスやボーマンダを採用するとマリルリが重くなるので構築のバランスを整えるのが難しいです。
メガサーナイト
【ハイパーボイス、サイコキネシス、こごえるかぜ、まもる@サーナイトナイト/トレース→フェアリースキン】
171-×-85-209-155-152(H220,C36,S252) ひかえめ
※メガシンカ前 171-×-85-165-135-132
HD:C222メガゲンガーのヘドロばくだんを最高乱数以外耐え、C161キングドラの雨眼鏡ハイドロポンプを最高乱数以外耐え
C:11n
今回の主役でメガシンカ枠。
ハイパーボイスはフェアリースキンで威力117に、ダブルダメージで威力87の全体攻撃になります。
フェアリー技を半減できるポケモンは少なく、身代わりも貫通するので強力。
157-127水ロトム程度ならダブルダメージハイパーボイス2発で落とすことができます。
速いポケモンに対しては、凍える風→ハイパーボイスの流れで対応。
サイコキネシスはハイパーボイスを半減する炎・毒タイプやワイドガードを使いうる格闘タイプが仮想的になります。
とはいえエスパー技の出番は少なく、クレセリアやラッキーに刺さる挑発や身代わりを持たせても良いと思います。サーナイトの技のレパートリーは豊富なので、他にもいろいろ試してみたいところです。
メガシンカ前の特性はトレース。
威嚇をコピーして霊獣ランドロスなどを弱体化させたり、浮遊や蓄電をコピーして安全に凍える風を撒くなど、相手依存ですが面白い動きができます。
また、特性の発動順で相手のバンギラスやユキノオーのスカーフの有無を判別できるのも重要で、凍える風を使うかどうかの判断材料になります。
配分はほぼ控えめHS。少しでも行動機会を確保してハイパーボイスを撃てるよう、耐久に多く振りました。
メガゲンガーのヘドロばくだんやメガリザードンYの晴れオバヒも高確率で耐えます。
素早さを準速にしたのはメガギャラドスや控えめサザンドラ、最速クレセリア意識。
陽気最速のスカーフ霊獣ランドロスは凍える風を入れても抜けませんが、こちらのゴウカザルが抜けるので熱風で仕留められます。
ゴウカザル
【ねっぷう、インファイト、ねこだまし、ファストガード@きあいのタスキ/もうか】
151-139-81-142-91-176(A116,C140,S252) せっかち
A:猫騙し+インファイトで181-120メガガルーラを93.13%で落とせる。
猫騙し・ファストガードでメガサーナイトを守ったり、炎・格闘技で鋼への打点を担います。
メガガルーラにも圧力をかけていきます。
ファストガードは出番が非常に多く、レパルダスやニャオニクスより速いため猫騙しも防ぎやすいです。
持ち物は定番の気合の襷。特性の猛火と相性がよく、熱風の火力アップに貢献してくれます。
ただし、最近はゴツメも増えているので、猫騙しをモロバレルやクレセリアに撃つと襷を潰されてしまうことが多いです。味方のバンギラスの砂起こしと相性が悪いのもネック。
バンギラス
【いわなだれ、かみくだく、ばかぢから、れいとうパンチ@こだわりスカーフ/すなおこし】
175-186-130-×-121-124(A252,D4,S252) ようき
対炎、特に砂起こしを用いてメガリザードンYの対策を任せます。
また、耐性を活かしてガルーラ・ファイアロー・ギルガルドの攻撃を受けてもらいます。
メガサーナイトで削った相手をスカーフ岩雪崩で仕留めていくパターンが多いです。
けたぐりではなく馬鹿力を選択し、努力値配分も攻撃に全振りしていますが、これはメガガルーラに多くの打点を入れるため。
馬鹿力でメガガルーラを8割ほど削ることができ、少しでもダメージが蓄積しているガルーラなら縛れます。
バンギラスはメガシンカする可能性があるポケモンであるため、見せ合いにおいて相手にメガシンカ枠がバンギラスかもしれないと思わせる、すなわちサーナイトがスカーフやトリルかもしれないと警戒させられることもメリットだと思っています。
ファイアロー
【ブレイブバード、フレアドライブ、おいかぜ、まもる@あおぞらプレート/はやてのつばさ】
163-146-92-×-90-168(H76,A252,B4,D4,S172) いじっぱり
S:最速100族抜き
主に後発として選出し、メガサーナイトのハイパーボイスで仕留め損ねた相手を疾風の翼ブレイブバードで狩っていくフィニッシャー。
また、ゴウカザルだけでは不安な炎打点を担います。
このパーティには中速で高火力のアタッカーが多いため追い風も相性がよく、単純に相手の追い風に対抗して使うこともあります。
持ち物は命の珠も考えましたが、その反動と技の反動が両方重なるとあまりに早死してしまうため、プレートを選びました。
配分は当初HAでしたが、ブレバ圏内まで削ったメガガルーラがブレイブバードより先に不意打ちを撃ってくる状況が怖いので100族抜きにしました。
水ロトム
【10まんボルト、ハイドロポンプ、めざめるパワー草、トリック@こだわりメガネ/ふゆう】
143-×-127-165-128-127(H140,C200,D4,S164) ひかえめ※めざパ草(C30)の個体
H:16n-1、A177親子愛メガガルーラの恩返しを98%で耐える。
C:11n、10まんボルトで192-135トゲキッスを乱数1発 (87.5%)、ハイドロポンプで175-120砂バンギラスを乱数1発 (87.5%)
S:最速バンギラス+3、追い風でスカーフFCボルトロス抜き
パーティの弱点となる水・炎・地面・飛行の対策、電磁波や鋼技を受けるポケモンとして採用。
ゴウカザルとは横の相性が良く、メガサーナイトが刺さりにくい相手に対してはゴウカザル+水ロトムの先発で対応することも多いです。
鬼火を交えた補助型も魅力的でしたが、攻撃志向なパーティに合わせて眼鏡持ちのアタッカーにしました。
トリトドンへの打点が薄いパーティなのでめざパ草を装備。
サマヨールやラッキーを崩す手段としてトリック。
ギルガルド
【シャドーボール、かげうち、ワイドガード、キングシールド@もののけプレート/バトルスイッチ】
167-63-176-101-171-85 (H252,B44,C172,D4,S36) ひかえめ
※ブレードフォルム:167-153-76-211-71-85
HB:A146ファイアローの命の珠フレアドライブを最高乱数以外耐え
S:無振り60族+5
メタグロスやサーナイトといったフェアリー・エスパー・鋼の対策が主な役割。
クレセリアやクチート、霊獣ランドロスなどから構成される現環境のスタンダードに強いため、取り巻きの中でも選出率は最も高いです。
優先度+1以上の技を3つ持っています。
ゴウカザルもサーナイトも全体技への耐性が乏しいため、ワイドガードで補います。スカーフ霊獣ランドロスやガブリアスに対して刺さり、終盤に全体技で一掃されることを防止できます。ヒードランやメガリザードンYの熱風も防げますが、読まれて大地の力やオーバーヒートを使われうるため択になります。
影打ちは消耗した相手を縛れる先制技。性格控えめとはいえ攻撃の実数値153とプレートを有するため高威力。
持ち物は腐りにくく、攻撃志向なパーティともマッチするプレート。
素早さはミラー意識で極力速めにしました。プレートシャドボで相手のギルガルドを一撃で落とすことはできませんが、ハイパーボイスや岩雪崩のダメージと合わせて倒すことができます。
攻撃技がゴースト技のみであるためノーマルには打点がありません。最後にラッキーやガルーラとPP合戦することを考えると極力PPは増やしておきたいところです。
今回はサザンドラ、キリキザン、テラキオン、シャンデラ、ウルガモス、トリトドン、ナットレイ、カポエラーの8匹について、第六世代での強化と弱体化をまとめました。
強化された点 評価が上がった点 |
悪技が鋼タイプに等倍で通るようになり、悪の波動の一貫性が強化。 天敵であるラティオスやキングドラ、ローブシンの使用率低下。 強化されたゴースト・炎・電気に対して強い。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
流星群や大文字の威力が下がった。 悪のジュエルやドラゴンジュエルが消滅。 新たに登場したフェアリータイプに弱い。 メガガルーラのメタとして使用率が増加した格闘技に弱い。 |
ドラゴンジュエルは消滅し、流星群や炎技の威力も下がった。
その一方で、悪の波動は鋼タイプに対して等倍で通るようになり、一貫性が強化。
拘り眼鏡・拘りスカーフを持たせて拘ることが多いこのポケモンにとって、技の一貫性が強化されたのは大きい。
前作ではラティオスやキングドラに上から縛られることが多く、特にスカーフラティオスが流行するとスカーフサザンドラでさえも運用が厳しくなっていた。
今作ではそれらの使用率が低下したことにより、ハバン無しでも動きやすくなっている。
一方、ゴウカザルやテラキオン、馬鹿力を使うスカーフ霊獣ランドロス・物理ボルトロスなどメガガルーラのメタとして台頭した格闘技を使うポケモンには注意しなければならない。
4倍弱点にフェアリーが追加。
フェアリータイプのほとんどは素早さが遅いため上から縛られることは少ないが、悪・ドラゴン技の両方を半減されるうえ、トゲキッスやピクシーからはこの指とまれで攻撃を吸い寄せられてしまうため厳しい。
ただし、フェアリータイプ中使用率トップのメガクチートに対しては炎技で打点があり、不意打ちも半減できる。
弱点も増えたが、得意な相手も増え、相性補完役としては大きく株を上げている。
鋼タイプの耐性変更によって一貫性が強化されたゴースト・あく技に対して耐性を持つ。
サザンドラは特殊型メインの悪タイプであるため、ゴーストタイプの鬼火やキングシールドを恐れる必要もない。
衰退したラティオスに代わり、ドラゴン枠として炎・電気などのメタにもなれる。
ムーンフォースには注意しなければならないが、クレセリアへの打点となるのも相変わらず重要。
メガリザードンY・メガライボルト・メガゲンガーなど、メガシンカポケモンの多くに対しても強い。
強化された点 評価が上がった点 |
メインウェポンが辻斬り→はたき落とすに大幅強化。 主力の悪技が鋼タイプに等倍で通るようになった。 タイプ一致の鋼技により新タイプのフェアリーに対して打点を与えられる。 威嚇の使用率増加で負けん気が活かしやすくなった。 キングシールドの攻撃力減少を負けん気で相殺できることからギルガルドに滅法強い。 強化されたファストガードを使える。 苦手としてきたローブシンやキノガッサの使用率減少。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
悪のジュエルが消滅。 鋼タイプの耐性変更で悪・ゴーストへの耐性が1/4から1/2になった。 不意打ち対策となるファストガードや鬼火の強化。 得意としてきたラティオスの使用率減少。 苦手とする炎タイプの使用率増加。 |
鋼タイプの耐性変更が行われたが、キリキザンにとっては、対あく・ゴーストの耐性が1/4倍から1/2倍になっただけで、大した痛手ではない。
また、悪タイプの新たな弱点としてフェアリーが追加されたが、鋼タイプのおかげでそれを弱点としない。
このように、鋼タイプと悪タイプの弱体化した部分をそれぞれのタイプで補い合っている。
キリキザンの使う悪技も鋼タイプに等倍で通るようになり、消耗したヒードランやドリュウズを不意打ちで縛りやすくなった。
さらに悪技のはたきおとすが強化され、辻斬りに代わってメインウェポンとして使えるようになった。
A194キリキザンのはたき落とす(持ち物を落とした場合)は、命の珠であれば187-150メタグロスを、拘りハチマキであれば227-140クレセリアをぴったり確定1発で落とす火力を持つ。持ち物を無力化する追加効果も強力。
タイプ一致のアイアンヘッドはフェアリータイプという仮想的を得た。
悪技を半減するフェアリーやバンギラス、テラキオンに対して鋼技で弱点を突けるので攻撃範囲は広い。
威嚇の使用率が増加したことにより、特性負けん気も評価を上げた。
相手の威嚇持ちポケモンの選出を抑止することで、間接的にメガガルーラなどを動かしやすくできる。
また、ギルガルドに対してもキングシールドによる攻撃力減少を負けん気で打ち消せるため、ノーリスクで攻撃することが可能。
その他、ニャオニクスなどの甘えるも相殺できる。
手軽に火力を底上げできた悪のジュエルは消滅してしまった。
ただ、命の珠でもランク+1の不意打ちで耐久無振りの霊獣ランドロスやボーマンダなら落とせるため、火力は事欠かない。
ファストガードの使用率が増えており、不意打ち自体が対策されてしまう点には注意する必要がある。
キリキザンもファストガードを使用でき、不意打ちを警戒して使われる先制技や悪戯心+補助技を回避するなどできる。
ただしファストガードは今作から遺伝技に追加されたものであるため、前作の教え技であるはたき落とすと両立ができない。
強化された点 評価が上がった点 |
タイプ一致の技でメガガルーラ・メガリザードンYを上から縛れる。 天敵であったラティオスやキングドラ、メタグロス、ローブシンの使用率減少。 強化されたファストガードを使える。 相方のエルフーンやマニューラの強化。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
使用率が高かった格闘ジュエル・岩のジュエルの消滅。 鬼火、威嚇など物理メタの増加。 格闘に強いフェアリータイプの登場、ゴーストタイプの強化。 |
メガガルーラを上から縛れる貴重なポケモン。
ノーマル技を半減でき、猫騙し・不意打ちをファストガードにより防げるなどガルーラメタに関しては完璧である。
同様にメガリザードンYやファイアローに対しても滅法強い。
テラキオンを上から縛ってきたラティオスやキングドラ、高い物理耐久と先制技でテラキオンを苦しめたメタグロスやローブシンなど、天敵の多くは弱体化した。
とはいえ、クレセリアや霊獣ランドロスは相変わらず健在であるほか、ギルガルドやゲンガーといったゴーストタイプが新たな弱点となる。
フェアリータイプに対しても相性が悪いが、対トゲキッスに関しては得意とする。
袋叩き+正義の心のコンボに関しては、主な相方であるエルフーンが袋叩きとアンコール等を両立できるようになったことで戦術の幅が広がった。
エルフーンは草タイプであるため、袋叩きをモロバレルの怒りの粉に妨害されないようにもなっている。
テラキオンのファストガードでエルフーンを疾風の翼ブレイブバードや悪戯心挑発、猫騙しから守り、追い風の起動を補助するといったことも可能。
ただし、このコンボにおいてテラキオンに持たせることの多かった岩のジュエルは消滅してしまった。
強化されたワイドガードによって岩雪崩・地震が連続で防がれることにも注意したい。
強化された点 評価が上がった点 |
新たに登場したメガリザードンYやギルガルド、フェアリータイプに強い。 鬼火の命中率、エナジーボールの威力が上昇。 苦手とする雨パーティの弱体化。 新特性すりぬけが追加。 シャドーボールがヒードランに対して半減されなくなった。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
炎のジュエル・ゴーストジュエルが消滅。 主力技の熱風やオーバーヒート、サブ技のめざめるパワー等が威力低下。 苦手とする悪タイプのポケモンや技が強化。 得意としてきたラティオスやメタグロス、草タイプの使用率減少。 |
強化されたフェアリーや炎、ノーマルに耐性を持つ。
メガリザードンYに対しては、晴れや貰い火を利用してこちらの火力を上げられることから強力な抑止力となる。
メガサーナイト・メガフシギバナ・メガユキノオー・メガルカリオに対しても相性が良い。
メガクチートやメガガルーラに対しては、それぞれの主要技に耐性があるものの、不意打ちで縛られるのが厳しい。
とはいえ、シャンデラは強化された鬼火に加え、小さくなる・トリックルームなど補助技も豊富であり、安易に不意打ちを撃たれることは少ないだろう。
これまで多かった拘りスカーフ型は主要仮想敵であるラティオスの使用率低下、オーバーヒートの威力が下がって縛れるポケモンが減ったこと、スカーフ霊獣ランドロスや不意打ちを使うポケモンの増加などによって数を減らした。
現状はトリックルームを使うものが多い。
ただしトリル下ではギルガルドに逆に縛られてしまうことも多いため、トリルの発動タイミングには注意する必要がある。
ナットレイやシュバルゴ、メガクチートのはたき落とすも警戒する必要がある。
シャドーボールは鋼タイプに半減されなくなった。
もともと鋼タイプに炎技で殴れたこのポケモンにとっては大きな強化ではないが、ヒードランに対して打点を与えられるのは嬉しい。
熱風などの威力は低下。一方でサブウェポンのエナジーボールは威力が90に強化。157-127水ロトム、207-100マリルリを命の珠なら高乱数1発で、拘り眼鏡なら確定1発で落とす火力となっている。
夢特性としてすりぬけが追加。身代わりを貫通でき、特に身代わりを使うことの多いギルガルドに対して有効。
光の壁も無視することができる。
とはいえメガリザードンYなど強力な炎タイプも増えており、貰い火も捨て難い。
強化された点 評価が上がった点 |
むしのさざめきが身代わりを貫通する仕様になった。 鬼火の命中率上昇。 夢特性むしのしらせが解禁。 新たに追加されたフェアリー技への耐性がある。 苦手とする雨パーティやトルネロスの使用率減少。 強化されたファストガード・ワイドガードの恩恵を受けやすい。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
炎のジュエル・虫のジュエルが消滅。 熱風やオーバーヒート、めざめるパワー、暴風の威力低下。 怒りの粉の優先度低下で猫だましを吸い寄せられなくなった。 苦手とする炎タイプ、岩技の使用率増加。 得意としてきたエスパー・草・虫タイプの使用率減少。 |
炎タイプの使用率は増えつつあるが、炎タイプ同士の殴り合いに弱いウルガモスは評価が落ちる。
特にファイアローに対しては圧倒的に弱く、蝶の舞で素早さを補強しても容易に縛られてしまう。
そのファイアローとメガリザードンYの台頭によって、岩技の使用率が上がっているのも厳しい。
タイプ相性や特性、主な技の仕様の変更や追加が多い。
まず、夢特性のむしのしらせが解禁。状況次第で虫のさざめきの威力を1.5倍にできるのは強力だが、メガガルーラ等に対して刺さる炎の体も強化されており、現状は炎の体の方が圧倒的に使用率が高い。
新たにフェアリーへの耐性が追加されたが、ウルガモスの虫技もフェアリーに半減され、マリルリ等に対しては不利である。
怒りの粉は優先度が+2に減少し、これまでのように猫騙し(優先度+3)を吸い寄せることができなくなってしまった。
むしのさざめきは身代わりを貫通するようになっている。身代わりを使うことの多いゲンガーやギルガルドなどは虫技に耐性を持っているのが惜しいところか。
めざめるパワーは威力が低下し、めざパ地面でヒードランに奇襲するのは難しくなった。
一方、めざパ氷でボーマンダや霊獣ランドロスを一発で倒す火力はまだ残っており、スカーフなどで奇襲ができる。
今作で強化されたファストガード・ワイドガードの恩恵を受けやすく、それを持ったポケモンと横の相性が良い。
これまで苦手としてきた悪戯心電磁波、新たな弱点である疾風の翼ブレイブバードはファストガードで防げる。
岩雪崩に関しては、相方にワイドガードを使ってもらえば延々と防ぐことができる。
ただし、岩雪崩ではなくストーンエッジを採用するポケモンも多いため不安定さは否めない。
強化された点 評価が上がった点 |
ギルガルドに対して後手で行動でき、トリル下のメガクチートにも強い。 得意とする炎・水・電気・岩・毒タイプの使用率増加。 苦手とするドラゴン・草タイプの使用率低下。 弱点であるめざめるパワー草の威力減少。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
得意としてきた雨パーティやトリパの使用率減少。 自身が使う冷凍ビームや濁流の威力低下。 弱点であるエナジーボールの威力上昇。 草技を標準装備するゲッコウガやメガリザードンYに弱い。 型破りを持つメガギャラドスを呼び水で止めきれない。 |
素早さの遅さが幸いし前作ではスイッチトリパのメタグロスを対策することができたが、今作でも同じようにトリル下のメガクチートに対するメタとなれる。
また、ギルガルドに対して後手で行動できるため、ブレードフォルム状態のそれを狙いやすい。
その他ファイアローやメガゲンガー、メガプテラに対して、後手から弱点を突いて殴ることができる。
特性の呼び水により、構築に入りやすくなった炎タイプや霊獣ランドロスを水技から守ることができる。
雨パーティの弱体化があったとはいえ、強化されたマリルリ・水ロトム・ミロカロスなどに対して有効。
トリトドン単体では腹太鼓マリルリに勝てないが、アクアジェットを抑止できるのは大きい。
ただ、これまでカモにしてきたギャラドスがメガシンカで型破りを使えるようになっており、それによって対策されるようになってしまった。
ジュエル消滅・特殊技の威力低下など火力デフレによって、ドラゴンタイプなどから強引に突破されることも減り、自己再生で粘りやすくなった。
努力値配分を特殊耐久に大きく傾ける必要も無くなり、その分を物理耐久に回せるようになった。
ニョロトノやロトムがトリトドン対策として使うめざめるパワー草の威力も大きく低下。
ただし、エナジーボールの威力は上がっており、クレセリアやシャンデラには一層の警戒が必要。
メガリザードンYのソーラービームやゲッコウガの草結びで縛られるのも惜しい。
強化された点 評価が上がった点 |
直接攻撃を使う物理アタッカーが増え、鉄のトゲが有効に働きやすい。 苦手とする炎技を含め、特殊技全般の威力低下。 新たに登場したフェアリータイプに強い。 苦手としてきたローブシンやキノガッサの使用率減少。 粉・胞子技を無効化できるようになった。 強化されたはたき落とすを使える。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
天敵である炎タイプのポケモン・技の使用率増加。 鋼の耐性変更により、悪・ゴースト技が等倍で通るようになった。 強化された鬼火に弱い。 電磁波が電気タイプに無効。 得意としてきたラティオスや雨パーティの使用率低下。 |
ゴースト・悪技を半減できなくなったが、フェアリーへの耐性が追加された。
直接攻撃の増えた現環境では鉄のトゲも刺さりやすく、特にメガガルーラへの抑止力となる。
苦手としてきたローブシンなどの格闘タイプも弱体化。
とはいえ、台頭するメガクチートやギルガルドのメタとして炎技の使用率は上がっており、それによる突破はされやすい。
夢特性としてきけんよちが追加され、これを使えば炎技の有無を確かめられるが、基本的には汎用性の高い鉄のトゲが優先される。
これまでカモにしてきたラティオスや雨パーティは弱体化してしまった。
新たに強化されたマリルリやフシギバナに対しては強いが、それぞれ馬鹿力・めざめるパワー炎を持っていることも多い。
また、水ロトムやブルンゲルからは鬼火を受けることが増えた。
このポケモンにとって火傷は厳しく、攻撃力の半減はもちろんだが、スリップダメージによって宿り木のタネで粘ることも難しくなる。
強化された点 評価が上がった点 |
威嚇の需要増加。 強化されたワイドガード・ファストガードの両方を使える。 上記に加え、猫騙し・手助け・フェイントなど豊富な手段でメガシンカポケモンを補助できる。 |
弱体化した点 評価が下がった点 |
新たな弱点としてフェアリータイプやファイアローが登場。 定番の持ち物だった格闘ジュエル、悪のジュエルが消滅。 鬼火・威嚇などの使用率増加で攻撃力を下げられやすい。 威嚇メタとなる負けん気ボルトロス・キリキザンの強化や勝ち気ミロカロスの登場。 |
第五世代では格闘ジュエルが定番の持ち物であり、鉄砲玉のような立ち回りをすることが多かったが、今作でジュエルは消滅。
悪のジュエルも消滅し、不意打ちによる奇襲も難しくなった。
現状カポエラーの持ち物としてはオボンのみや脱出ボタン、ラムのみ、ゴツゴツメットなどが使われている。
威嚇、猫騙し、手助け、フェイントといったサポート技に加え、強化されたファストガードとワイドガードを両方扱える。
この2つで多種の技を防ぐことができ、カポエラー自身に対しての疾風の翼ブレイブバードやマジカルシャイン・フェアリースキンハイパーボイスも防げることから生き残りやすい。
逆に相手のファストガード・ワイドガードをフェイントで打ち消すこともできる。
メガリザードンYなどの補助に適するほか、ファイアローや岩雪崩に悩まされるトリパでは一層重宝される存在となっている。