【鉄輪オフ準優勝/S8ダブル最終41位】連撃ウーラ+ヒスイゾロアーク【レギュDダブル】


レギュレーションD(DLC解禁前)で使用した構築。シーズン8で最終41位(レート2007)となり、鉄輪オフでは準優勝してポケパラ権利を獲得することができました。

概要

ヒスイゾロアークを軸にした構築。ヒスイゾロアークの最大の強みは強力な全体攻撃であるハイパーボイスを使えることにあると思っています。特性イリュージョンで別のポケモンに化け、相手の死角から拘り眼鏡+ノーマルテラスタルでフル強化した全体攻撃を撃てるのはとても強力で、その初見殺しにより1ターンで試合を決めてしまえることもしばしばです。この強みを最大限活かすべく構築を考えました。

ヒスイゾロアークの化け先

イリュージョンで化けるポケモンとして効果的なのは「相手に守るを選ばせにくいポケモンです。ヒスイゾロアークの攻撃を守るで防がれた瞬間、イリュージョンがばれて初見殺しに失敗してしまいます。相手に守るを選ばせないようにする方法は大きく分けて2つあります。

まだグラスラのなかったDLC解禁前レギュDの環境的にもやはりウーラオスは有力で、①のウーラオスに化ける方針で今回は構築を組みました。
②については相手によって太鼓マリルリよりチョッキマリルリを警戒するなどブレがあるのでやや難しいと考えていますが、オープンシートであればやりやすいかもしれません。
もちろんこうした"守る牽制ポケモン"は隣に置くだけでも効果があるのでウーラオス+ゾロアークといった出し方も有効です。


ウーラオスには水と悪の二種類がいますが、特に水ウーラオスの水流連打はタスキや威嚇で防げないため、相手に水・草テラスや交代の圧力をかけられます。イリュージョンで水ウーラオスに化けて相手にそうしたテラスタルや交代を強制しながらゾロアークで等倍のハイパーボイスを打ち込む、という形が非常に強かったため戦術の軸にしました。うまくハマるとテラスタルを切らせたうえで相手を一撃で倒したり、モロバレルクレセリアに交代際に大ダメージを蓄積させることで後発の本物水ウーラオスが止まらなくなったりするので試合を決定づけられます。

スカーフクレセリアによるサポート

ヒスイゾロアーク55-100-60-125-60-110(510)という典型的な紙耐久高速アタッカーの種族値をしており、追い風やトリルには分が悪いです。仮に1ターン目で初見殺しを決めてアドバンテージを得られたとしても、引き替えに追い風やトリルを決められてしまうと拘っているため守るでターンを凌ぐこともできず逆転されがち。

そこでスカーフクレセリアを使って追い風トリル対策をすることにしました。クレセリアはトリルをイメージされやすいポケモンであるため、初見の相手が追い風を選んでくることはほぼありません。挑発や木枯らし嵐で突っ張ってきたトルネロスにスカーフこご風+眼鏡テラスハイボを撃ち込み、追い風を使われる前に撃破します。トリルに対してはスカーフトリックを決めておくと相手は次のターン交代せざるを得なくなり、トリル後の動きを鈍らせることが可能です。


クレセリア+水ウーラオス(に化けたゾロアーク)という並びは構築の基本選出になります。この並びは相手に「とんぼ返りトリル」や「水ウーラオスで縛りをかけながらのトリル」を連想させやすいこともあり意表を突けます。相手が挑発や封印を選んでくれたら非常にありがたいです。

ウーラオス以外の化け先

場に出た時に特性が発動するポケモンはイリュージョンで化けても一発でバレます。そのため、災いの剣のパオジアンを除いて、特性がバレないポケモンで取り巻きを固めています。威嚇持ちや天候要員も入れていません。ほぼ全員が化け先になり得るため、誰がゾロアークなのか相手に絞らせにくくできます。

水ウーラオスが通用しづらい晴れパーティに対してはヒードランに化けるのが効果的です。ヒードランを狙った格闘技を無効化してアドバンテージを取れることがあるし、貰い火を警戒させて炎タイプの全体技を撃ちにくくさせられるのでゾロアークが力負けしてしまうことも避けられます。


個別解説

■能力値(努力値 性格)と技・持ち物・特性
※能力値はHP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさの順
 努力値はH→HP、A→攻撃、B→防御、C→特攻、D→特防、S→素早さ 未記載は無振り

ヒスイゾロアーク

135-×-80-194-80-158(H36,C252,S220 ひかえめ)
ハイパーボイス、うらみつらみ、かえんほうしゃくさむすび@こだわりメガネ/イリュージョン/テラスノーマル】

HB:ノーマルテラス時、パオジアン(A172)の災の剣込み不意打ちを最高乱数以外耐え
S:最速霊獣ランドロス(157)抜き

特性「イリュージョン」で味方に化けつつ、高い特攻を活かしてハイパーボイスを撃っていきます。「こだわりメガネ」「ノーマルテラスタルでこのポケモンが出せる最大火力まで高めています。それでも無振りトルネロスには乱数で耐えられるなど準伝説クラスを一撃で飛ばすのは難しいため、クレセリアの凍える風のダメージで後押しするのが重要。

基本的には1ターン目からノーマルテラスを切りますが、ゴースト耐性が活かせそうな状況や、ハイボ以外の技で拘る場合はテラスせずに戦います。神速やボディプレスやドレインパンチを透かせるのは特に大事なので、相手にカイリューやコノヨザルがいるならテラスを切るか慎重に考えます。

ハバタクカミをはじめハイボの通用しないゴーストタイプに対しては「うらみつらみ」で対応します。確定追加効果で攻撃を下げられるため、テツノカイナと打ち合ったりヒードランの鉄壁積みを補助するのにも便利。また、ヒスイヌメルゴンのヘビーボンバーの威力を下げられるため、ゴースト耐性によるボディプレス無効と相まって防御を最大まで上げきったヌメルゴンにも勝てます。

サーフゴーに対してはうらつらではなく、かえんほうしゃを選ぶことで鋼テラスタルまでケアできます。水テラされると厳しいですが追い風構築に入っているサーフゴーは火力を高めるための鋼テラがほとんどなので決め打ちしても良いと思います。

最後の技はヘイラッシャ対策となるくさむすびを持たせることにしましたが、選出解説で後述する通り寿司対策はクレセドランに任せることが多くなったため、破壊光線やトリックあたりを持たせても良いと思います。

準速のため素でイーユイのような100族を抜けないといった不都合はありますが、そもそもイーユイ入りに対して出すことが少ないのと、凍える風でサポートする前提があるので最速にはせず性格「ひかえめ」で火力を高めにいっています。

クレセリア

195-×-141-127-150-150(B4,C252,S252 おくびょう)
サイコキネシスムーンフォース、こごえるかぜ、トリック@こだわりスカーフ/ふゆう/テラスフェアリー】

こだわりスカーフにより上から「こごえるかぜ」をばら撒くサポータークレセ。トリルのイメージが強いポケモンでスカーフこご風を撃てば意表を突くことができ、相手に追い風等を選ばせずこちらだけ一方的にS操作できるのがメリットです。

凍える風が有効でない状況ではサイコキネシス」「ムーンフォースを軸にアタッカーとして戦います。火力はかなり乏しいものの、弱点を突くことで打点を出しやすいです。「テラスフェアリー」ムーンフォースの強化はもちろん不意打ち・暗黒強打の軽減に利用します。

「トリック」も便利な技で、スカーフを押し付けてトリックルームや積み技を固定する、ヘイラッシャの動きを固定してヒードランの鉄壁の起点にする、といった動きができます。ガチグマ交代が読めるなら火炎玉を没収するのも面白いです。

性格は「おくびょう」で最速。カミパオジアンはもちろん、準速スカーフウーラオスや準速スカーフ霊獣ランドロスを抜いて上から凍える風を狙えます。

ウーラオス連撃型

175-182-120-☓-81-163(A252,D4,S252 ようき)
【すいりゅうれんだ、インファイトアクアジェット、みきり@いのちのたま/ふかしのこぶし/テラス鋼】

守るを許さない特性「ふかしのこぶし」がイリュージョンと相性抜群で、ゾロアークの化け先として最有力なポケモンです。

主に後発の4匹目に配置してゾロアークの変身先となり、偽物が十分に荒らした後に本物として降臨します。パオジアンと組むことが多く、災いの剣の恩恵を受けていきたいところ。

攻撃技は「すいりゅうれんだ」「アクアジェット」「インファイトの基本セット。持ち物「いのちのたま」は珍しいですが、神秘のしずくと比べてインファイトの打点も上げられるのが強く、相手の水・草タイプに対応しやすくなっています。

ウーラオスでウーラオスを倒す必要に迫られることも多いため、陽気最速にしてミラーに強めにしました。

「テラス鋼」を選び、弱点の草・飛行・エスパー・フェアリー・フリーズドライに耐性を付けています。このポケモンは水テラスで打点を上げるのが主流ですが、受け回しの得意でないこの構築は縛りの状態を脱するのが難しいため耐性テラスのほうが役に立つと判断しました。炎テラスでも同じような耐性は付けられますが、カイリューの神速やトルネロスの木枯らし嵐も軽減したいため鋼にしました。

パオジアン

156-189-100-×-85-187(H4,A252,S252 いじっぱり)
【つららおとし、ふいうち、テラバースト、まもる@きあいのタスキ/わざわいのつるぎ/テラス草】

後発の水ウーラオスと並べることの多いアタッカーです。「わざわいのつるぎ」で味方共々打点を上げ、きあいのタスキによる行動保証のもと終盤で詰めていきます。

レギュDはゴツメ環境であったため、氷技は「つららおとし」を選択しました。グラスラ環境ではアイススピナーが復権することもあるかもしれません。

悪技は「ふいうち」。相手の追い風やトリルといったS操作に対応するうえで先制技は便利です。

サブ技として「草テラバースト」を持たせており、主に相手の水ウーラオスを狙います。水ウーラに限らずこの構築では相手の水タイプ・水テラスポケモンへの打点が不足気味だったため良い補完になります。モロバレルの粉技を透かす使い方も勿論有効です。

最後の技は無難に汎用性の高い「まもる」。弱点を突く技で圧力をかけながら守る動きが強いため必須技です。

聖なる剣がない以上、パオジアンミラーを制する意味があまりないため最速にはせず「いじっぱり」で火力を高めました。

ヒードラン

193-×-168-×-126-108(H212,B212,S84 ずぶとい)
マグマストーム、ボディプレス、てっぺき、まもる@たべのこし/もらいび/テラス草】

HB:ウーラオス(A182)のインファイトを確定耐え
S:無振り85族+3

特性「もらいび」により炎技を無効化でき、水ウーラオスの通用しづらいコータス入りの晴れパやトリパに対して有効なポケモンゾロアークの化け先や、フェアリー技に対する受けとしても活躍できます。

様々な型のあるヒードランですが、「てっぺき」+「ボディプレス」型を選びました。「草テラスタルも絡め、ガチグマやテツノカイナといった重量級ステータスのポケモンに対抗します。ゾロアークのうらみつらみによるAダウン、クレセリアのトリックによる相手の技の固定といったサポートがあるとなお積みやすくなります。

ボディプレスの通らないゴーストテラスガチグマやクレセリアにはマグマストームの定数ダメージで対応します。命中率がネックですが試行回数を稼ぎやすいので一回の外しは許容できます。

回復手段として「たべのこし」をもたせ、「まもる」も絡めて場持ちさせます。性格は「ずぶとい」で物理耐久を補強。特殊方面には弱いため、まずは味方で相手の特殊アタッカーを倒してからヒードランで詰ませる動きを基本にしたいところ。

ハッサム

177-200-120-×-100-86(H252,A252,S4 いじっぱり)
【とびつく、バレットパンチ、てだすけ、まもる@オボンのみ/テクニシャン/テラスドラゴン】

主としてオーロンゲ系壁構築に対し選出。それ以外の選出の機会は多くありませんが、バレットパンチの存在からハバタクカミに対して滅法強く、このポケモンが構築に入っているだけでもハバタクカミの選出率が下がり、ヒスイゾロアークハイパーボイスの通りが良くなります。

虫技として「とびつく」を持たせており「テクニシャン」で威力75に上がります。素早さを下げる追加効果も役に立つときはありますが、DLC解禁後は虫食いのほうが役に立ちそうです。

タイプ一致である虫技・鋼技は半減されやすく、威嚇も受けるため腐りやすいのがこのポケモンの課題です。SVから新規習得した「てだすけ」はこうした打点不足で腐ることを避けるのに最適で、特にヒスイゾロアークの火力を上げるのは奇襲性も抜群です。威嚇で腐りにくくなったためクリアチャームではなく「オボンのみ」を持たせて耐久面を補強しています。

「テラスドラゴン」は水・炎タイプを意識しています。テラス水でも良いですが壁構築への選出が多くなるためテツノカイナやギガドレウルガから弱点を突かれたくないのと、バレパンでハバタクカミを縛れることでフェアリー弱点を気にする必要性が薄いことから竜を選びました。

主な選出

対追い風系、パオウーラ系

先発:クレセリア+ヒスイゾロアーク(水ウーラ化け)
後発:パオジアン+水ウーラオス

基本選出。相手にトリルや水流連打を警戒させつつスカーフこご風+テラス眼鏡ハイボで奇襲します。相手がトルネウーラやパオウーラなら何もさせずに初手二匹を倒してしまうこともありますが、こちらは二匹とも先発がこだわっているため、後発の起点にされて逆転されないよう油断は禁物です。

後発のパオジアン+ウーラオスも凍える風の恩恵を受けやすく、初手で数の差をつけてそのまま上から制圧していきたいところです。

対ガチグマトリパ

先発:クレセリア+ヒスイゾロアークorヒードラン
後発:パオジアン+水ウーラオスorヒードラン

ガチグマトリパに対しては、クレセリアのスカーフトリックとヒードランの鉄壁を軸に戦いたいところです。相手がテツノカイナやモロバレルを駆使して全力でトリルを通そうとしてくるようであれば、ヒードランを先発に出して鉄壁を先に積み始めるのが良いと思います。

スタンダード+ガチクレセのような構築の場合、初手からトリルを狙われることは少ないです。まずはヒスイゾロアークで削るなりうらみつらみで攻撃ダウンをさせてから鉄壁ヒードランに繋ぐと良いです。

対カミユイ

先発:クレセリア+水ウーラオス
後発:パオジアン+水ウーラオスorヒードラン

イーユイは苦手な相手であり、特攻が高すぎるのでヒスイゾロアークが誰に変身しようと上から倒されてしまいます。そのため変身はせずに最初から水ウーラオスで戦っていくのが無難。取り巻きのハバタクカミやトルネロスの攻撃を鋼テラスタルで防ぎつつ、水流連打を通しましょう。

対壁

先発:ハッサム+ヒスイゾロアーク(水ウーラ化け)
後発:パオジアンorヒードラン+水ウーラオス

オーロンゲに対してハッサム+水ウーラ(ゾロアーク)の並びを作ると基本的にリフレクターから入ってくるため、手助けハイボを撃つと壊滅的なダメージを与えられます。また、フェアリーテラスタルクレセリアに対してハッサムがテラス前後で弱点を突けるため三日月の祈りで粘られにくくなります。

相手がヒスイヌメルゴン入りならヒスイゾロアークをテラスタルさせずに大事にします。鉄壁を積みまくったヒスイヌメルゴンのボディプレスもヒスイゾロアークにはダメージがなく、うらみつらみでヘビボンの威力を下げて最終的に殴り勝つことができます。

対晴れ

先発:クレセリア+ヒスイゾロアークヒードラン化け)
後発:パオジアン+ヒードラン

晴れパなど水ウーラオスが通りにくい相手に対しては、ウーラオスの代わりにヒードランに化けます。ヒードランに化けておけば炎・草タイプの攻撃を選ばれにくくなりゾロアークの行動機会も確保しやすいです。ゴーストタイプによってヒスイドレディアの踵落としやリザードンの気合玉を透かせるとなお良く、最終的に本物ヒードランで詰めていきます。

対寿司

先発:クレセリア+ヒードラン
後発:パオジアン+水ウーラオス

スカーフトリックを相手のヘイラッシャに押し付けるのが有効。そのまま草テラスヒードランの鉄壁の起点にしたり、マグマストームで炙っていきます。パオジアンorウーラオスでヘイラッシャを倒しながらヒードランのボディプレスでシャリタツの着地狩りをすることに成功すると、相手の特殊アタッカーがいなくなり、鉄壁を十分積んだヒードランでそのまま詰めきれることもあります。

対戦動画

対戦動画を投稿しています。
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また、レギュレーションDの期間中、この構築を使ってメンバーシップ限定生放送をしました。
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