ジャパンカップ、日本代表決定戦、世界大会と今年はずっとこの構築と共に戦うことになりました。ブログで公開した構築を再度使うため、情報バレの不安はありましたが、
1,マッチ戦であることに加え、観戦モニター等で構築の情報はいくらでもバレること。
2,サーナイトがトリル無し・封印持ちであることなどを除けば、この構築はバレて厳しい要素が少ないこと。
3,海外勢からブログが読まれている可能性は低いこと。
などを考えると、さほど問題では無いのかなと思いました。ただ、3に関しては日本勢が多くDay2に進出したため計算外だったかもしれません。また、前日に地紋さんから教えてもらったのですが、オールドマンさんという方が私のブログの英訳記事を書いていたとのことで結構知られていたのかも。 Baradoru (balder) Top 4 team and Report Japan VGC Nationals 2015
ROUND1
vs Alec Rubin選手【アメリカ】
去年と同じく、アメリカ代表選手が初戦の相手です。相手パーティはいわゆるCHALK。クレセリア・ヒードラン・モロバレル・ランドロス霊・ガルーラの英名頭文字を取ったもので、個々のスペックの高さと互いのシナジーから日本環境のスタンダードとして定着しています。アメリカにも使い手がいるとは。
対戦レポートでは左二匹が先発です。
一本目 vs
初手は相手がガルーラ→モロバレルにバックし、クレセリアがトリルを貼ります。トリル下、クレセリアをキノコの胞子で眠らせようとしたものの防塵ゴーグルを所持しており通らない。とはいえクレセバレルの並びは打点が乏しいため、こちらはサーナイトが眠らされたものの一匹も失わずトリルを凌ぎ、逆にルンパッパで相手のバレルを倒します。
-ROUND2
vs Choi Jeong Kyu選手【韓国】
攻撃範囲の相性が良いリザ・ラティ・テラキで上からガンガン殴ってきそうなパーティ。テラキオン以外は特殊なので、チョッキルンパもタラプサンダーも刺さりそうです。追い風を決めることを目標に、初戦はルンパサンダーの猫追い風から始めることにします。
一本目 vs
先発はやや予想外でしたが、ルンパサンダーにとっては不利な対面ではありません。シャドボ、冷凍ビーム、10万ボルト、ヘドロ爆弾で殴り合い。タラプが発動したサンダーの羽休めを警戒してか、ギルガルドがブレードのまま動いてきたので熱風で焼く。後発のラティオスは持ち物がスカーフだったようで冷凍ビームで拘る。
-ROUND3
vs BIDC選手【日本】
とうとう日本人とマッチング、日本代表のBIDCさんです。日本代表決定戦では3位決定戦をやらなかったので、真の日本3位を決めるノリ。BIDCさんのパーティは日本代表決定戦とほぼ同じ面子。ミロカロスがクレセリアに変わっていますが、そのおかげでワルビアルが出しやすい。お互いにブログで構築を公開していたため中身をよく知っていましたが、こちらはBIDCさんのポケモンの配分までは知りませんでした。
一本目 vs ワルビアルの馬鹿力でガルーラを殴りにいきますが落とせず、グロパンラスカで反撃を受けてワルビアルを落とされます。しかしその間にガルドを眠らせておき、ガルーラもハイボorゴツメ圏内なので怒りの粉+ハイボの態勢が整います。ガルーラを倒した後、ランドガルドvsサナバレルの対面。ここでHP満タンのバレルが倒されることはないと考えて守る+キノコの胞子を選択しますが、なんとランドロスの巻き込み地震でギルガルドの弱点保険が発動。
-ROUND4
vs Jamie Miller 選手【イギリス】
テーブルにメガバシャーモのぬいぐるみ、パーティの中にもいます。炎タイプ二匹なので雨を降らせたいところですが、ナットトドンで水をメタられています。特にナットレイは雨サナバレルにとって危険な相手です。今回はワルビアルが馬鹿力を持っているため頼もしいですが、ムクホークの命がけで1:1交換されてナットレイ処理ルートを失うと厳しいので気をつけなければなりません。
一本目 vs ムクホークの命がけはサーナイト方向。ワルサンダを温存できたためナットレイで詰むことは避けられると思ったら今度はトリトドンが面倒なことに。はたき落とすで強烈な打点を入れつつオボンを落としたこともあり何とか処理に成功。
-ROUND5
vs やすまつ 選手【日本】
再び日本勢。Day1を勝ち上がったやすまつさんとの対戦です。サナバレルミラーですが、相手はカメックスとの2メガのようです。雨を降らせることで相手側のしおふきを強化してしまう懸念はありましたが、その他のポケモンがカメックスに強いためニョロトノを出すことにします。
一本目 vs
ボルト式猫騙し(電磁波)でサーナイトが痺れる。交代で出して電磁波を受けたモロバレルもまた痺れる…結局ハイパーボイスを一回しか通せず、こちらのサナバレルが地震で倒されます。
-ROUND6
vs Eugenio Discalzi 選手【イタリア】 ファイアロー入りのトリパは自分も考えたことがあります。ファストガードで悪戯心挑発や猫騙しを防いでトリル起動するやつでしょうか。サマヨールにせよクレセリアにせよ、はたき落とすハイボの集中で落とせると考えました。
一本目 vs メガシンカ前の行動順番は、準速ワルビアル→準速サーナイトなので、はたき落とすでサマヨールの進化の輝石を落としてから、ハイボを通す流れができます。相手はアローをクチートに入れ替え威嚇を撒いてきますが、それでもサマヨールを落とすことができました。交代で出てきたクチートもメガシンカ前なのでハイボで半分削れます。後はサナバレルで詰めていき勝ち。
二本目 vs
初手ハイボ、胞子で両動かし。相手はハリテヤマをドランに入れ替え、胞子でサマヨールが眠ります。トリルは封じたものの、ニョロトノを選出していないためドランが厳しい。ワルビアルの地震警戒でドランが動いてこないことを読んでいましたが、ずっと突っ張られる。シュカだったのかも。最終的には馬鹿力で落とします。
二本目 vs
この試合ではフシギバナにサイコキネシスを通すことができました。サンダーの熱風のダメージとあわせて念願のフシギバナ撃破。ラスト、お互いに消耗したニョロトノサンダー vs エンテイガルド。前述のとおり、エンテイがハチマキかチョッキだと感づいていれば、スカーフニョロでエンテイを倒してサンダーの羽休めでガルドをハメて勝ちだったのですが、この時はそのことまで頭が回らず、エンテイの守る読みでガルド方向に集中攻撃をかけてしまいます。
この日はWCSの予備日でした。BIDCさん、ペンギンさん、おやつさん、エルムさん、地紋さんと観光に行きます。午前中はダックツアー。
水陸両用バスで、陸と海からボストンを観光するツアーです。水陸両用とduck(あひる)をかけてるんですね。このツアーではイヤホンで日本語のガイドを聞くことができました。
午後は、アメリカの三大美術館の一つ、ボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)に向かいます。時間がなかったので全ては回れず、エジプト展やギリシャ・ローマ展、現代アート展などを巡ります。古代ギリシャの精密な貨幣・彫刻など、ただただ凄くて圧倒されました。茶会事件博物館といい、世界史好きにはたまらない体験です。