【WCS2018】メガエルレイド+ミロカロス

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第36回がにゅーオフで使用したパーティ。
予選を7-1で抜けるも決勝トーナメント1回戦で負けてベスト16でした。

  • 概要

メガエルレイドについてf:id:barudoru:20180701140840p:plain
JCS以降、メガガルーラやIFK(ガオガエン+カプ・レヒレ+カミツルギ)が環境に多くなったため、その対策としてメガエルレイドに注目しました。
このポケモンには「高速/格闘タイプ/メガシンカポケモン」といった特徴が被るメガバシャーモというライバルが存在しますが、あちらには無い利点を多々備えています。
まず、素早さが110族であること。バシャーモのように「まもる+かそく」で1ターン待つ必要なくカミツルギウツロイドリザードンを抜くことができるため、相手に追い風やトリックルーム、みがわりを使う隙を与えません。
それどころか、特性の精神力によって相手の猫だましを受けないためメガガルーラガオガエンに対しても初手から守らず動くことができます。
ガルウルガやリザデマル、カメツルギなど、猫だましを軸として動く組み合わせに対しては絶大な制圧力を誇ります。
また、メガバシャーモは使用できる格闘技がどれも使いづらいものの、メガエルレイドは高性能な格闘技であるインファイトを覚えてくれます。
加えてリーフブレードによりトリトドンに対処でき、グラスフィールドを絡めればカプ・レヒレなど大部分の水タイプを一撃で倒すことができます。
このような水タイプへの打点は、相方のミロカロスとの兼ね合いで重要になります。

反面、メガバシャーモなら縛ることができていたカプ・コケコやメガゲンガーなど高速アタッカーが重い相手となります。
これらの相手に対してはS操作を絡めたり、エルレイド以外のポケモンで対処するよう立ち回る必要があります。
このパーティでは主にカプ・ブルルで相手のカプ・コケコを対策し、タスキ持ちのカプ・コケコでその他の高速アタッカーの対策をしています。

■いかく対策のミロカロスf:id:barudoru:20140517124420p:plain
ダブルの物理ポケモンの宿命としてエルレイドは威嚇に弱いため、威嚇メタ特性のポケモンとしてミロカロスと組ませることにしました。
キリキザンウォーグルと比べてミロカロスメガボーマンダや霊獣ランドロスに対してより強く、バシャーモのように加速できないエルレイドにとって凍える風によるS操作があるのもありがたいです。
逆にミロカロスの欠点はトリトドンの呼び水やメガリザードンYの日照りで水技を撃ちづらくされると腐ってしまうことですが、これらに対してはエルレイドがリーフブレード・岩雪崩で4倍弱点を突いて仕留めてくれるため相性が良いです。
エルレイド+ミロカロスの使用感は「耐久のあるバシャキザン」といったところです。
バシャキザンではタイプ被りのため採用しづらかったガオガエンギルガルドもこのパーティなら採用でき、相性補完として大いに働いてくれます。

  • 個別解説

f:id:barudoru:20180701140850p:plainメガエルレイド
インファイトリーフブレードいわなだれ、まもる@エルレイドナイト/せいぎのこころ→せいしんりょく】
144-217-115-☓-135-178 (H4,A252,S252 ようき)

メガシンカ前:144-177-85-☓-135-145
H:16n(グラスフィールドと相性が良い)

このパーティの軸。
6世代の頃はメガシンカ前の速度で最速ガルーラを抜くことができず、精神力があるにも関わらずガルーラの前で初手守るを押さないといけない残念なポケモンでしたが、第7世代からメガシンカした直後に110族の素早さで動けるようになり精神力も活かしやすくなりました。

格闘技はインファイトを選ぶことにしました。そこそこ高めな耐久を失うデメリットはありますが、ドレインパンチではガルーラやカミツルギに耐えられて反撃されかねず、けたぐりはカミツルギへの打点にならないためインファイトがベストです。
リーフブレードいわなだれは、環境に多く、相方のミロカロスにとっても課題となるカプ・レヒレトリトドンメガリザードンYを意識したサブ技です。
実はグラスフィールドリーフブレードでもHP振りのレヒレを一撃で倒せる確率は60%程度なのですが、最近のレヒレは準速CSのように耐久をかなり甘くしているものが多く、その類であれば確実に突破できます。HP164以下のレヒレなら確定1発です。
いわなだれメガリザードンYウルガモスの4倍弱点を突ける技。
メガエルレイドの攻撃実数値は217で”いじっぱりランドロス(A216)”とほぼ同じのため、火力もそのぐらいと考えると分かりやすいです。
メガエルレイド自体がマイナーなこともあって岩雪崩は警戒されにくく、リザードン入りのパーティにはイージーウィンをよく狙えました。
もちろん、サンダーやオニシズクモなどにも有効で追加効果の怯みにも期待できます。

エスパー物理技を入れる技スペースはありませんでした。
もっとも、思念の頭突きは威力80命中90、サイコカッターは威力70と性能が極めて低い技です。
攻撃範囲としては主に格闘技を半減する毒タイプになりますが、メガゲンガーに対してはシャドーボールで縛られてしまいそもそも選出しない方がよく、ウツロイドに対してはインファイトでも等倍で通ります。
メガフシギバナモロバレルに対しては弱点を突けると便利ですが、それぞれ一撃で倒せるわけではなく、ギルガルドの身代わりやコケコのエレキメイカーでキノコの胞子・眠り粉を防ぎつつ戦う方向でも良いかと思いました。
以上のことから、メガメタグロスが思念の頭突きを切るのと同じように、メガエルレイドにとってもまたエスパー物理技は必ずしも必要ではないと判断しました。

精神力の主なメリットは猫騙しを受けないことですが、岩雪崩や氷柱落とし、アイアンヘッドに怯えなくてすむのも精神衛生上よいです。
メガシンカ前の特性は正義の心。バークアウトやはたき落とすに対して交代出しできると発動します。

f:id:barudoru:20140517124420p:plainミロカロス
【ねっとう、こごえるかぜ、じこさいせい、まもる@ソクノのみ/かちき】
201-☓-111-120-159-123 (H244,B92,S172 おだやか)

HD:カプ・テテフ(C182)のサイコフィールド込みマキシマムサイブレイカーを確定耐え
S:準速キリキザン抜き、凍える風の1回入ったライコウ抜き

メガエルレイドのパートナー。特性かちきで相手の威嚇を利用できる威嚇メタポケモンです。
こごえるかぜはエルレイドと非常にマッチしており、S操作としても、メガボーマンダと霊獣ランドロスの弱点を突ける技としても有効です。

持ち物はソクノのみ。
エルレイドミロカロスの並びでは相手のカプ・コケコやサンダーといった電気タイプを呼びやすいですが、ソクノがあればデンキZを恐れず動くことができます。

努力値は特攻には一切振らず耐久に多くを回しました。技構成も場持ちを重視して自己再生・守るの両立。
相手の威嚇枠がランドロスメガボーマンダの場合、ミロカロスにダメージが蓄積した状態で繰り出されて突破される懸念があるため、自己再生とグラスフィールドで回復を挟んでいくプレイングが大事です。

f:id:barudoru:20170830230922p:plainカプ・ブルル
ウッドハンマーウッドホーンしぜんのいかりいわなだれとつげきチョッキ/グラスメイカー】
177-176-135-☓-115-118 (H252,A76,S180 いじっぱり)

HD:メガリザードンY(C211)の晴れ+ねっぷう(ダブルダメージ)を最高乱数以外耐え
A11n
S:準速ペリッパー抜き

グラスフィールドメガエルレイドリーフブレードの火力を後押しする、というのが元々の採用理由でした。
エルレイドミロカロスの並びから、ミロカロスをブルルに交代してグラスフィールドを展開し、リーフブレードで突然水タイプを奇襲・撃破できるのは痛快です。
パーティ全員地に足のついているこのパーティにとって、グラスフィールド地震を軽減できることと、毎ターン回復できることも重要な要素です。
また、電気タイプへの相性の良さに加えてエレキフィールドを打ち消せることもあり、対カプ・コケコで非常に役立つ存在と言えます。

とつげきチョッキで特殊耐久を補強し、メガエルレイドの苦手なカプ・コケコやカプ・テテフにも後出しをしやすくしています。
ペリッパーの暴風に強いことから雨パ対策としても良い感じ。
特殊型ランドロスモロバレルのヘドロ爆弾を耐えられることから、それらに対しても安心して動けます。

メインとなる草技はウッドハンマーウッドホーンの2種類を持たせて使い分けるようにし、サブウェポンには草技を半減する炎・飛行・虫に対して有効な、いわなだれを持たせました。
しぜんのいかりは固定でHPを半分削ることができ、相手の交代に対して一貫しやすい便利な技。
この技でメガメタグロステッカグヤを半分削れれば、メガエルレイドインファイト圏内に追い込めることがあります。

f:id:barudoru:20180701145246p:plainカプ・コケコ
10まんボルトマジカルシャイン、エレキネット、まもる@きあいのタスキ/エレキメイカー】
146-☓-105-147-95-200 (H4,C252,S252 おくびょう)

ジャラランガウォーグルメガボーマンダといった飛行・ドラゴン対策を主な任務とします。
エレキフィールドによる眠り技の妨害にも期待です。
また、相手に避雷針ポケモンの選出を半ば強いることができ、猫だましの効かないメガエルレイドトゲデマルライチュウをカモにする動きに一役買ってくれます。

持ち物は「きあいのタスキ
このパーティの軸となるメガエルレイドは雨ルンパッパや晴れフシギバナ、加速メガバシャーモといった高速アタッカーに上から縛られやすく苦戦するため、
気合のタスキ・エレキネット持ちのカプ・コケコであらかじめそれらを倒したりS操作しておこうという魂胆です。
エレキネットを当てればすいすいルンパッパでも160程度の素早さになるため、メガエルレイドで抜くことができるようになります。
また、葉緑素フシギバナやすいすいルンパッパのSを下げるついでに天候始動役であるペリッパーメガリザードンYにダメージを狙えるのもエレキネットの利点です。
メガバシャーモはフレドラでコケコを殴った反動と10万ボルトのダメージで落ちます。

f:id:barudoru:20140517125135p:plainギルガルド
シャドーボール、どくどく、みがわり、キングシールド@ゴーストZ/バトルスイッチ】
165-☓-170-111-170-84 (H236,C244,S28 ひかえめ)

ブレードフォルム時:165-☓-70-221-70-84
鋼枠であり、メガメタグロスメガサーナイトクレセリアカプ・テテフといったエスパータイプやこちらのフェアリー二匹が弱点とする毒タイプに対応します。

一度の攻撃機会に大ダメージを与えられるようゴーストZ持ちの特殊型です。
身代わりは択を減らしたり、モロバレルのキノコの胞子を受けないようにするために必要な技。ガオガエンの猫だましやカプ・ブルルの展開するグラスフィールドの回復とも相性が良い感じでした。

ギルガルドを使う上での悩みとして最近増えてきた瞑想クレセリアが挙げられます。
クレセリアの攻撃を恐れてキングシールドを使いシールドフォルムに戻ろうとすると、その隙に積まれたり月の光で回復されたりするので、分が悪い相手です。
その対策としてどくどくを採用。
実際にどくどくを使ってみると、瞑想クレセリアに対して想定通りの強さだったことに加え、
・ブレードフォルムにならずに相手を削れる技
・ゴースト技の効かないガルーラやポリゴン2への対抗手段
・ラッキー対策
など数多くの場面で重宝しました。
どくどくを使うなら食べ残しとセットでないと中途半端に見えますが、グラスフィールドでその代替がある程度できます。
味方の自己再生ミロカロスとも相性◎でした。

f:id:barudoru:20180321133458p:plainガオガエン
フレアドライブ、はたきおとす、ねこだまし、まもる@フィラのみ/いかく】
200-136-125-☓-132-90 (H236,A4,B116,D76,S76 しんちょう)

H:4n
HB:メガバシャーモ(A233)のばかぢからを威嚇込みで最高乱数以外耐え
D:11n
S:凍える風orエレキネットが2回入ったメガメタグロスカミツルギ抜き

バシャキザンではタイプ被りのため採用しづらかったガオガエンもこの構築なら採用できます。エルレイドミロカロスの利点の1つと言っても良いかもしれません。
トリックルームや追い風に対し得意の猫威嚇で時間稼ぎすることができ、草・エスパー対策など相性補完として有能です。

フレアドライブ・はたきおとす・ねこだましの3つは役割上不可欠で、4つめの技には馬鹿力、とんぼ返り、まもる等の候補があります。
パーティとの兼ね合い上、グラスフィールドと毒々を回す時間稼ぎや相手のトリックルーム・追い風を凌ぐのに便利な守るを選ぶことにしました。

チョッキをブルルに回したこともあって、ピンチベリーを持たせています。
配分は耐久重視で、性格も慎重です。
この硬さは受け出しの際に役立つほか、格闘技を持ったカミツルギカプ・ブルルとの殴り合いでも重宝します。

  • 主な選出パターン

■基本形
先発:エルレイド+ミロカロス
後発:カプ・ブルルorカプ・コケコ+ガオガエンorギルガルド

ミロカロスで威嚇ポケモンの牽制と凍える風によるS操作を行い、メガエルレイドを暴れさせる基本の形。
水タイプに対してはミロカロスをブルルに交代してグラスフィールドを展開し、強化されたリーフブレードで強襲します。
カプ枠がレヒレのパーティやカメツルギ、リザデマルに対して戦いやすいと言えます。

■対カプ・コケコ入り
先発:カプ・ブルル+エルレイドorミロカロス
後発:ギルガルド+ガオガエンorエルレイド

カプ枠がコケコのパーティはほぼ間違いなく先発にコケコを出してきます。
迎え撃つためにこちらはブルルを出してフィールドを取り、ボルトチェンジで逃げるコケコの方向に自然の怒りで交代読みをしていくような流れでアドバンテージを取りやすいです。

■対雨、晴れ
先発:カプ・コケコ+カプ・ブルルorガオガエン
後発:エルレイド+ギルガルド

リザバナ・リザドーンや雨パのようにメガエルレイドの上からガンガン殴ってくる天候パーティは苦手です。
雨パに対してはカプ・ブルル、晴れパに対してはガオガエンとそれぞれに対して動きやすいポケモンを軸に戦うことになります。
気合の襷・エレキネット持ちのカプ・コケコもそれらに対して戦いやすく動きやすいです。

■対メガゲンガーメガサーナイト
先発:カプ・コケコorミロカロス+ガオガエン
後発:ギルガルド+カプ・コケコorミロカロス

メガエルレイドメガガルーラメガリザードンYには有利に戦える一方、メガゲンガーメガサーナイトと対峙すると足手まといになりやすいです。
これらに対しては無理に選出せず、取り巻きに任せることになります。

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