【WCS2017全国大会優勝】雨アマガブ

WCS2017ジャパンチャンピオンシップスで使用したパーティ。
インターネット予選を総合27位で通過し、6月18日に行われたライブ大会で優勝。
日本一になることができました!

QRレンタルチーム(PGL)

概要

ぺリゴルによる選出誘導

第七世代で雨パには水Zとあめふらしペリッパーが加わり、「すいすい+スーパーアクアトルネードで相手1匹を縛りながら追い風を展開する」という強力な勝ち筋のもと動けるようになりました。この並びに対して、相手は先発で出し負けないようにすることが必須となります。選出画面でプレッシャーを与えて選出を誘導するにはうってつけです。

一方、WCS2017はアローラ図鑑ポケモンのみが使用可能な「制限ルール」であり、雨対策ができるポケモンのバリエーションは限られていると言えます。主に下記のポケモンが雨パ対策として採用されます。

選出画面でぺリゴルを見せてこれらのポケモンを先発に誘い有利な組み合わせで迎え撃つ。このコンセプトで構築を考えたとき、最もフィットする並びがアマージョ+スカーフガブリアスでした。

アマージョ+ガブリアスについて

同タイプのカミツルギカプ・ブルルと比べ種族値や特性で見劣りしがちなアマージョですが、このポケモンには「味方のガブリアス地震に巻き込みやすい」という長所があります。(カミツルギは地面技が等倍で、ブルルはグラスフィールドでこちらの地震を弱体化させてしまう)。スカーフガブリアス地震に巻き込みながら攻撃を選択できることで、以下のように雨対策として用いられるポケモン達に対して強い動きができます。

1,フェイント+地震

フェイントで守るやワイドガードを崩しながら地震を通すことができます。少量でもフェイントのダメージがあることが重要で、カプ・コケコの耐久調整を崩したり、ウツロイドの襷やトゲデマルの風船を割ることができます。

2,格闘Z+地震

飛び膝蹴りベースの格闘Zは威力195に達し、地震とあわせてポリゴン2を倒すことができます。ハリテ+ポリ2など、トリル補助の猫だましも女王の威厳により封じて集中攻撃を通すことが可能。

ただし、物理耐久に非常に多く振っているポリゴン2は集中しても落ちない場合があります。格闘Z+地震の集中攻撃で輝石持ちポリゴン2が落ちる確率の目安は下記の通り

集中攻撃をかけて落としきれない事態は本来なら不味いですが、それだけ防御に配分しているポリゴン2は特攻にほとんど努力値を割いていないため冷凍ビームで反撃されてもガブリアスは耐えるはず。ポリゴン2の体力がミリ残しなら次のターンアマージョのフェイントで縛れる点、メタグロスが控えているためポリゴン2にトリルを貼られても切り返せる点も考えるとさほど問題はないかと思いました。

3,トロピカルキック+地震

ポリゴン2と同じく雨パーティに対して初手で出てきやすいカプ・レヒレを、トロピカルキック+地震の集中で倒すことができます。レヒレは一般的に素早さを115以下にしているので(無振りカプ・テテフを抜くとフィールド合戦に負けるため)、こちらのアマージョ(S119)で抜いて上から殴ることができます。カプ・レヒレの隣にはトゲデマルが置かれることが多いですが、女王の威厳で猫だましを無効化しているうえに地震が4倍で通るのでほぼ置物となります。


構築を組んだ当初はガブリアスの相方としてマッシブーンを採用していました。しかしガブブーンの並びはマジカルシャインで一掃されます。「上を取って強引にフェアリーを倒してマジカルシャインを止める」方針で何とかできていた頃もあったものの、耐久調整コケコや「猫だまし+レヒレ」が環境に増えたことで難しくなりました。よりよい組み合わせを探していたところアマージョに行き着いた、というのがこの組み合わせに至った経緯です。

マイナーなポケモンであり種族値や技については相手も知識が無いことが多く、フェイントや格闘Zによる初見殺しは痛快でした。

威嚇に対する考え方と地面の一貫性

このように物理二匹で力押しをする戦術は通常のダブルバトルなら「いかく」により止められてしまう可能性が高いです。しかし、アローラダブルの威嚇枠は9割がウインディ

炎タイプであるウインディはペリゴルに対して初手で出てくることは非常に少ないです。選出される場合は基本的に後発に置かれますが、アマガブに対してウインディへ交代して威嚇を撒こうものならガブリアス地震が直撃します。威嚇込みのダブルダメージ地震で大半のウインディは確定2発であり(高確率でフィラのみ圏内に入らない)、最後っ屁の神速も女王の威厳により封じることができます。よって、ウインディへの交換で威嚇を撒かれてもダメージレースで不利にはなりません。

加えてこのルールでは優秀な浮遊持ちが少なく、地面の通りが非常に良いです。飛行タイプや浮遊持ちが控えていないパーティでは、ガブリアス地震を交代によって凌ぐのは困難。これらの点から、アマガブに対して「出し負け」をした相手は交代で体勢を立て直すのが難しいと言えます。


初手でこちらがアマガブを出し、雨対策選出と対面したらガッツポーズ。「威嚇枠がウインディ」で「地面技が一貫する」このルールの一般的なスタンであれば交代でアマガブの攻撃を凌ぎきることはできず、「出し勝ち」を利用して初手から一気に畳みかけることができます。

ぺリゴルを選出すべき相手について

ヒレ・ツルギ・ウインディを軸にした雨パ対策満載のAFKスタンにはアマガブを選出することが多いのに対し、コケコ・ガブ・カグヤ・ウインディを軸として組まれるGACT系のスタン構築に対してはぺリゴルをメインに選出を組むことが多いです。アマガブではテッカグヤが面倒なこと、大抵のGACTは雨対策が薄いためです。この場合の選出は「主な選出」の項で後述。

また、雨パミラーやフワライド、バルジーナ系など追い風中心の構築に対しても主にペリゴルを出していき、こちらも追い風を張って対抗します。これらの仮想敵を意識してペリッパーゴルダックの両名は臆病最速にしています。最速にすることでペリゴルミラーで有利に立ち回れるのはもちろんですが、ゴルダックが最速フワライドの上をとれるため、日本晴れより先にスーパーアクアトルネードを撃ったり、アンコールを仕掛けていくことが可能になります。

個別解説

ペリッパー
【ねっとう、ぼうふう、おいかぜ、まもる@きあいのタスキ/あめふらし
135-×-120-147-91-128 (C252,D4,S252) おくびょう

あめふらし要員。ゴルダックの強化はもちろん、アマージョメタグロスに対する炎技の軽減、スカガブの地震透かし、追い風によるS補助、など味方と多くのシナジーを発揮してくれます。暴風により、アマガブやゴルダックにとって面倒なカプ・ブルルマッシブーンを片付けてくれるので攻撃範囲の相性も優れています。

飛行技は当然雨と相性の良い暴風で、水技は熱湯を選択。最近はポリゴン2を集中で落とすための潮水が流行っていますが、このパーティにはポリゴン2対策要員が多く存在するため熱湯で十分と考えました。熱湯と暴風の追加効果発動確率は高く、頼りになります。

追い風を使えることもペリッパーの利点であり、ゴルダックの水Zで片方を縛りながらS操作を仕掛けるのが強力です。相手の追い風にも対抗でき、すいすいゴルダックの上を取ることを許しません。

性格を臆病にして最速にしたのは、主にミラー意識。加えて追い風展開後、確実にスカーフガブリアスを抜けます。115-130近辺は素早さの激戦区であり、素でウインディカプ・ブルルマッシブーンなどを抜ける可能性も高くなるため、最速にしておくことが役に立つ状況は多々あります。


ゴルダック
ハイドロポンプ、ねっとう、アンコール、まもる@ミズZ/すいすい】
155-×-98-147-101-150 (C252,D4,S252) おくびょう

キングドラやルンパッパの使えないこのルールでは定番のすいすい雨アタッカー。命中不安なハイドロポンプはあくまで水Zのベースとしてのみ考え、熱湯と両立することにしました。(水Zはハイドロポンプベースで威力185、熱湯ベースで威力160と威力が25違います)

アンコールはバルジーナやフワライドに刺さる技。これらの追い風・日本晴れをアンコールして交代を強要すればシードや軽業も帳消しにできます。水Z警戒の守るも狙い目です。冷凍ビームを切ったことにより攻撃範囲が狭くなりますが、対ドラゴンはコケコのシャインとガブのドラクロ、対草はペリッパーの暴風でそれぞれ補えると考えました。

性格を臆病にした理由は前述のとおり。雨が降っていない状態でも実数値150のSで動けるため、天候を取られた場合や雨が止んでしまった状態でも戦いやすくなります。


アマージョ
トロピカルキックとびひざげり、フェイント、まもる@カクトウZ/じょおうのいげん】
149-187-119-×-124-119 (H12,A236,B4,D44,S212) いじっぱり

A:11n
BD:ガブリアスと並べた際に相手ポリゴン2のダウンロードで特攻が上がらないよう調整
S:準速ペリッパー+2

味方のスカーフガブリアス地震に巻き込める、草タイプのアタッカー。レヒレトリトドンポリゴン2カビゴンらに刺さる草+格闘の攻撃範囲は雨パーティにとって重宝します。

女王の威厳は疑似サイコフィールドであり、猫だましを封じることで集中攻撃を通しやすくなります。パーティに高速低耐久ポケモンが多いため、体力が減って先制技で縛られる状況を回避できるのも優秀でした。サイコフィールドとの違いとして、自身と味方はフェイントやバレットパンチといった先制技を自由に使えます。

固有技トロピカルキックの追加効果が役に立つのは主にミミッキュオニシズクモバンバドロを上から殴るとき。交代先にも一貫し、テッカグヤウインディの攻撃を下げて有利な展開を作れる場合があります。

S115~118付近はこのルールのメジャーポケモンが多数存在する激戦区なのでそこから抜け出せるよう素早さに多く振っています。一般的な配分のレヒレはもちろん、ウインディも抜けてしまうことがあります。


ガブリアス
【じしん、いわなだれ、ドラゴンクロー、かえんほうしゃこだわりスカーフ/さめはだ】
183-198-115-90-111-151 (A236,D44,S228) いじっぱり

A:11n
BD:アマージョと並べた際に相手ポリゴン2のダウンロードで特攻が上がらないよう調整
S:スカーフ込みで最速フェローチェ+2

パーティに威嚇持ちがいないのでワルビアルも候補に挙がりそうですが、カミツルギに弱い点と打点不足がどうしてもネックなのでガブリアスを選びました。地面技の一貫するこのルールにおいてスカーフガブリアス地震は最高の全体技。アマージョをパートナーにすることにより、天敵であるポリゴン2やレヒレにも圧力をかけていくことができます。

ドラゴンクローはタイプ一致技としても使いやすく、ゴルダックが冷凍ビームを持っていない分の対ドラゴン打点を補えます。カミツルギを命中100で安全に焼くために炎のキバではなく火炎放射。あとはスカーフと絡めて強い岩雪崩を持たせています。

防御振りのポリゴン2により大きなダメージを与えたり、耐久調整コケコをフェイントなしでも落としやすくするため、性格・努力値配分は攻撃に寄せています。


メタグロス
【コメットパンチ、しねんのずつきアームハンマーバレットパンチとつげきチョッキ/クリアボディ
183-203-151-×-116-86 (H220,A236,B4,D44) いじっぱり
※S個体値23
H:8n-1
A:コメットパンチ+バレットパンチで145-105カプ・コケコを高乱数で倒せる(99.31%)
HB:A156ミミッキュのゴーストZ(威力140)を高乱数耐え(68.7%)、A178ウインディフレアドライブを高乱数耐え(75%)
S:アームハンマー1回で最遅ポリゴン2を下回る

ライブ大会で10戦全てに選出して活躍したMVP。上位で流行したブルルロイドやポリ2ガイアをはじめ刺さる並びは多く、このポケモンをうまく守って暴れさせることができれば相手に大きな損害を与えられます。味方のペリッパーとは相性抜群で、雨によって炎技を軽減してもらったり、ライジングランドオーバーを透かしてもらえます。

このルールで定番の鋼枠であるカミツルギテッカグヤと比べ、メタグロスのメリットになるのはバレットパンチの存在と、ポリ2ガイアへの対抗しやすさです。バレットパンチによってペリゴル・アマガブの両方にとって厄介なアローラキュウコンを簡単に始末できます。ポリ2ガイアに対しては、カミツルギならめざ炎で焼かれたり、テッカグヤなら岩技で押し切られてしまいますが、メタグロスなら基本的に押し負けません。また素早さ個体値を23にし、アームハンマー1回でポリゴン2の下をとれるようにしています。

持ち物には弱点保険や半分回復の木の実も候補に挙がりますが、特殊方面のZ技を確実に耐える耐久が欲しかったためチョッキを選びました。コケコの攻撃を耐えてコメットパンチ+バレットパンチで返り討ちにできます。クリアボディによる威嚇無効と強靭な物理耐久により、ウインディとも戦いやすいです。雨が降っていなくてもフレアドライブを1発は耐えるため、「隣をギガイアスに交換して雨を消しながらフレアドライブ」はケアできます。ただし鬼火には注意。


カプ・コケコ
10まんボルトマジカルシャイン、エレキボール、まもる@いのちのたま/エレキメイカー】
145-×-105-161-96-182 (C252,D4,S252) ひかえめ

バルジーナ・フワライド・テッカグヤといった特殊耐久の硬い飛行、こちらの水技が通りにくい水とドラゴンへの打点を担います。このパーティのカプ枠であり、ブルルやテテフのフィールドを奪うのも大事な役目。アマガブのカモであるトゲデマルや、ぺリゴルのカモであるガラガラといった避雷針ポケモンを誘う働きにも期待しています。

3枠目の技にはボルトチェンジや雷、放電、挑発、めざパ、吠えるなどの選択肢があり、インターネット予選では日程ごとに技を変えて色々試していましたが、最終的にエレキボールを選びました。これによりカビゴンギガイアスなど雨パーティで重くなりがちな鈍足ポケモンに特大の打点を持てます。エレキボールの威力はS45以下の最遅カビゴンギガイアスに対しては150、S60以下の最遅ポリゴン2ヤレユータンには120の威力となります。ポリゴン2は最遅でないものもいますが、その場合でも威力80は確保できるため撃っていく価値はあります。

性格は控えめ。命の珠も持たせて火力重視にしています。スカガブ、ゴルダックで相手のコケコを縛れることや追い風の恩恵を受けることを踏まえると最速にする必要は無いと判断しました。また、最速にしないのは一見エレキボールとアンチシナジーですが、主要な仮想敵である最遅カビゴンギガイアスポリゴン2ヤレユータンへのダメージは変わらないため問題ありません。


主な選出

パターン1

先発+
後発+or
相手のぺリゴル対策にカウンターする選出。レヒレカミツルギウインディを軸とするAFKや、トリトドンポリゴン2を入れて雨対策を厚くしているタイプのGACTに対して主に選出します。ドーブル系に対してもこの並びを出していき、フェイントと女王の威厳を駆使してドーブルの守りを打ち破ります。

パターン2

先発+or
後発+
後発にぺリゴルを置くタイプの選出。
雨対策薄めのGACTスタンやドレコーなどに対してこの選出を選ぶことが多いです。相手の雨対策ポケモンにダメージを与えて、ぺリゴルで一掃することを念頭に置き立ち回ります。ただし、キュウコンギガイアス入りのスタンに対してはゴルダックは選出しないようにし、天候依存を抑えるのが無難。

パターン3

先発+
後発+or
先発にぺリゴルを置くタイプの純雨選出。フワライド・バルジーナを軸とした追い風構築やぺリゴルミラーにはこの選出で戦いたいところです。

ライブ大会決勝トーナメント 対戦レポート

ライブ大会ではスイスドロー予選を4勝2敗で8位通過し、決勝トーナメントに進みます。決勝トーナメントの試合は全て配信台を引きました。3戦とも予選の再戦であったうえ、昼休みに公式でパーティの中身が公開されていたため、構築や戦い方はお互いに知っている状態でした。

【準々決勝】 vs てるるん選手

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初手にポリゴン2が来ると考え、それに圧力をかけるためぺリアマの初手を出したものの見当違いでした。トリル要員が二匹となればトリル起動を止めるのは困難、かつトリルアタッカーがオニシズクモであるためメタグロスでも対処が難しい、ということでこちらは非常に苦しい立ち回りを強いられることになります。しかし相手の選出にはペリッパーが刺さっていました。ペリッパーにとって脅威となるポリゴン2をまず処理し、集中攻撃を守るで防ぐ、火傷して役割を失ったメタグロスをクッションに使うなどしてトリルターンを凌ぎきり、最後にペリッパーで相手を制圧して勝ち。アマージョが麻痺したのは結果的に幸運でしたし、一つでも択を誤れば負けに直結する激戦でした。

【準決勝】 vs くいたん選手

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地面耐性のある二匹を並べ、ギガイアスを腐らせながら戦う方針。砂がくれガブリアスに集中攻撃するのはリスキーですが、それゆえ逆に守るは押されないだろうと予想(?)。チキってペリッパー引きをして砂隠れを消そうとすれば、交代読みで岩雪崩を撃たれる危険もあります。相手のガブリアスに対して両方当てれば爆アド、ドラゴンクローだけでも当たってくれれば死に出しペリッパーから次のターン両縛りにできると考えて集中攻撃。両方当てたので初手から一気に優勢となり勝ち。

【決勝】 vs じーん選手

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水技が一貫しているうえ、バルジーナ入りの追い風構築ということでこちらは雨選出。ペリゴルコケコの三者バルジーナを放置しながら片方を攻撃し続ければ有利に戦えると考えました。初戦は初手で択に勝ってブルルを倒し、その後もバルジーナ放置で2:1を取り続けて勝利。

二戦目、2T目のアンコール貫通草Zは頭から抜けていたので焦ったものの、バルジーナ放置を続行して追い風ターンを凌ぎ切ります。10万ボルトでバルジーナを落としきれたのが大きく、あとは先制技とコケコの素早さでひたすら上を取って勝利。

おわりに


ライブ大会で優勝し、日本一になることができました。
全国大会では3年前の2014年に準優勝、2年前の2015年に3位とあと一歩で日本一を逃し続けてきたため念願の優勝です。国内予選は主にBO1で行われるため雨パーティによる選出誘導が想定通りに決まったこと、またトップカットの上位勢に対してはペリグロスが非常に刺さっていたことが今回の優勝の決め手だったと思います。

しかし、次のステージである世界大会は全試合マッチ戦形式であり、この構築のコンセプトはあまり通用しないと考えます。マッチ戦向けの新しいパーティを練り、マッチ戦の立ち回りを練習し、万端な準備をしてアナハイム世界大会に臨みたいと思います。